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[#4]“ONGEKI Vocal Collection 01”を購入した感想や考察を好きに喋る記事【オンゲキCDレポート Part1】

0.はじめに

皆さんこんにちは、工藤です。

今回はタイトルにもある通り、
“ONGEKI Vocal Collection 01”の購入レポ+感想・考察をお送りします!クレジットカードが無くてもオンゲキ楽曲を聴けるサービス(レコチョク)をついに見つけたのでようやく買うことが出来ました!

ジャケット画像。KAWAII

まず最初に買って聴いてみた感想を端的に述べます。

最高でした!

普段ゲーセンで聴くことの出来ないフル尺が収録されているというだけでも既に買う理由がありますし、何よりソロ曲がキャラクターの人間性に迫る手掛かりとしてとても強い。

どうしても筐体上のストーリーだけだとキャラの考察に限界があるなと感じていた身として、考察の新たな手掛かりを得られたことはとても有り難かったです。

この記事では、“ONGEKI Vocal Collection 01”を購入した私のフル尺音源を聴いた後の感想・考察をお送りします。ガチ勢や有識者の方々にとっては当たり前の内容ばかりかもしれませんが、よろしければ最後までお付き合い下さい。


1.STARTLINER ─オンゲキアニメ化希望─

ジャケット↑/↓PV

1曲目は“STARTLINER”。

改めてしっかり音源を聴いてみて気付いたのですが、学校のチャイムらしき音をサンプリングして使っているっぽい?それらしい音が聴こえます。奏坂学園に入学し、夢への一歩を踏み出す3人を示唆しているようで大変良いですね。

ところで私、この曲を聴く度に「オンゲキ、アニメ化してくれぇぇッ!!」って欲がこみ上げて来るんですよね。何せこれまで“STARTLINER”に触れる機会が筐体とアニメPVしか無かったもので…。しかも後者に触れる機会の方が圧倒的に多く、これまではこの曲を聴く度にアニメPVを再生していたことも相まってどうしてもそういう願望が溜まるのです。イロドリミドリもアニメ化したことですし、オンゲキでもそれに近しいことをやってくれたりしないものか…。

…見たくないですか?超絶作画で描かれるオンゲキバトル。SEGA様、KADOKAWA様、ジャイロナックル様、アニメ化でもコミカライズでもノベライズでも何でもいいので吉報お待ちしています。

2.Perfect Shining!! ─星咲あかりの印象と実態─

ジャケット↑/↓試聴音源(公式)

2曲目は“Perfect Shining!!”。ユニット“ASTERISM”の中心的存在、星咲あかりの最初のソロ曲です。

この曲について語りたいことは、この“Perfect Shining!!”の歌詞が星咲あかりの持つ二面性を表しているということです。

事ある毎にポジティブな一面が描かれることが多いあかり。事実、作中においても、日向千夏があかりについて「キラキラでまっすぐなとこ」が好きだと述べていたり、葵が「あかりの前向きさも、たまには悪くない」と発言していること等から、我々プレイヤーだけでなく、作中の登場人物からもあかりは「ポジティブな人間」といった認識をされていると見て問題無いでしょう。

そんなあかりの新たな一面を描いているのが“Perfect Shining!!”。普段のあかりからは想像も付かない、若干否定的なニュアンスの含まれる歌詞が幾つか登場します。

鏡に映った なんか弱気な自分
ポン!! と頬を叩いて Ready 3, 2, 1 Go!!

1番 Aメロより

悔しくて涙こらえた日々はやがて
キミの一歩踏み出す道しるべになるよ

2番 サビより

(最終的には前向きな方向へ持っていっているので必ずしも否定的な感情一辺倒とは言えませんが…)

この曲のテーマが「がんばる君への応援歌」であることから、「あかりから誰かへのエール」としてこれらの歌詞を解釈することも当然可能です。しかし、私はその解釈が成り立つと同時に、“Perfect Shining!!”の歌詞を「あかりの実体験に基づく内容」として解釈することも十分に可能だと考えました。

作中で「奏坂一のオンゲキ馬鹿」とまで形容されるようなあかりでさえも、弱気になることもあれば、自身の現状に悔しさを感じることもあるのです。よくよく考えてみればポジティブ一辺倒の人間というのはなかなかいないので、あかりがそういった状態に陥ること自体は自然です。しかしながら、普段は見せない一面がここまではっきり示唆されたのは後にも先にもこの“Perfect Shining!!”ぐらいではないでしょうか?

星咲あかりの日々の笑顔の裏にある、苦悩や鼓舞が歌詞中で仄めかされていることで、彼女の人物像がより濃い輪郭を持って描き出されているような気がするのです。

4.みんな Happy!! ─藤沢流幸福論─

ジャケット↑/↓試聴音源(公式)

次の曲は“みんな Happy!!”。藤沢柚子のソロ曲です。

この“みんな Happy!!”は、とにかく聴いていて心が和みます。オンゲキ稼働開始前にスタッフが行ったテストプレイでも満場一致で「ほっこりした」そうです。

柚子が持つ、新たな出会いへの希望を通じて描かれる、柚子の「とにかく楽しむ」物の見方。

どんな場面も プラスの要素 隠れていて
見え方次第で 楽しめるはずでしょ?

2番 Aメロより(※歌詞は筆者が聞き取ったもの)

物の見方や気の持ちように関して自分のスタンスをしっかり確立しており、さながら藤沢流幸福論のような歌詞が展開されています。純粋に凄いと思いました。

余談ですが、1番サビと2番Aメロの間(ゲームサイズ版には収録されていない部分)で急に3連符が鳴り出したのを初めて聴いた時めちゃくちゃ驚いたのを今でも覚えています。

5.Zest of Blue ─プリメラのステージが葵に与えた影響─

ジャケット↑/↓試聴音源(公式)

ラストは三角葵のソロ曲、“Zest of Blue”。弱いながらも夢に向かって進もうとする葵の決意が描かれている良い曲だなと感じました。

“Zest of Blue”についてフォーカスを当てたいポイントは、本編開始3年前のプリメラのステージと葵についてです。

存在意義を疑う日々は 胸が震え苦しくて
やりたいことが見えずに 私が霞む

1番 Aメロより

Fly away,Go ahead夢の中へ(Dancin'!)
色んな可能性広げて(Dancin'!)
本当の自分(Hi!) 華ひらかせよう(Hi!) 覚悟に満ちた瞳で

2番 サビより

この曲を聴いた際、1,2番Aメロ前半の「過去」とAメロ後半~サビの「未来への希望を抱いた現在」が対照的に描かれていると解釈したのですが、「この過去と現在の転換点はいつなのか?」という疑問を考えた時、その転換点は本編開始3年前のプリメラのステージを観戦した時(メインストーリー1章 CHAPTER0)だと考察しました。

成し遂げたい夢も見つからずただ生きていたかつての葵を変えたのがプリメラだとするならば、あかりだけでなく葵もプリメラから大きな影響を受けている可能性が考えられます。

これは「ASTERISMの3人で同じ夢を志した」という意味は勿論、「葵にとっては自分の人生を変えられるような衝撃だった」という意味も含んでいます。そのうえで改めて1章 CHAPTER0を読み返すと、序盤で口にした台詞の裏には遥かに強烈な熱情が渦巻いていたのかもしれないと想像を掻き立てられるのです。


6.おわりに

ここまで“ONGEKI Vocal Collection 01”の購入レポをお送りしました。今後も財布と相談しながらCDを購入してオンゲキ楽曲を心行くまで楽しんでいきたいと思います。このレポもシリーズ化して進めていく予定です。次回の目処は立っているのでその時にまたお会いしましょう。

最後までご覧頂きありがとうございました。

工藤

↓「オンゲキCDレポート」マガジン(再生リスト的なやつ)

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