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Keep On One Love

ひとつどうでもいい話をしたけれど
全然おちなかった

文を書くとすっきりするので私は書くことがすきだ

でも、文字の限界を感じる 


いや
正確にいうと文字の使い方が上手くない か文字は元々限られている中で遊ぶから面白いのかもしれない 

が兎に角文字に感情を興すだけでは自分の感情が上手く昇華できない時が多々ある 

昔は絵を描いてよく発散していた
今みたらかなり奇妙な絵も多くあると思う、自分が秘めている感情を人に解ってもらいたくはないけれど発散したい、という捻くれ様で

何を描いたの? とその時一緒に住んでいた男の子に聞かれてもあんまり鮮明には憶えていないがろくな説明をしていないと思う

それの代わりと言ったら何だが
彼に何故絵を描くのか聞かれたときに

言葉では表現できないような感情が心の中に幾つもある、それを発散する為に絵を描いている だから私にとって絵を描くこと自体は楽じゃない、一種の供養のようなものに近い

といった話をすると、はじめの方は
いや言葉にしようとしていないからでしょといった様な事を私に問い詰めていたが、私が気まずそうな顔をすると彼はふと我に返ったように落ち着いて、一言 供養か‥ と呟いた

最近は人に話す事がやっと好きになり始めてきたのでべらべらと話している 

大概は私の話をあんまり理解してくれない ということ

昔はそれが嫌で、どうせ私が考えていることなんてわからないくせにっ ぷい

といった調子だったが、ある期間を経て それは半年間自分が考えていることを3週間に1回のペースで発表しなければならなかった そこで受けた多くの人の言葉が今の、自分が人に何かを伝えたいという原動力になっている 私も大人になったな(笑)

私も、というのは丁度この間その 彼 に会う機会があったからである

私の職場がある地域に住んでいて、実をいうと彼の様な人が前を歩いてくるといつも3度見ぐらいしてしまう が実際に会ったことはなく、何だかんだ1年ちょっとぶりの再会だった

喫茶店で私はコーヒー、彼は紅茶を
ポケットから取り出した煙草は私が吸っているものと同じ銘柄で思わず 同じの吸っている と私もポケットから煙草を出そうとすると、今日は彼に会うから敢えてポケットから抜いてきたのを思い出した、これじゃあ気を引きたい女子高生みたいじゃんと恥ずかしくなった

特に話すことはないな と思いつつ来たけれど、実際に会うとやはりある程度の長さ一緒にいたからか話している自分がいた 彼は人と話さなくなってから話すのが下手になった と言っていたが相変わらずよく話していて、それもまた彼らしさだなと思った

2ヶ月程前に、大学の授業で将来の人生設計図を書いたとき 友人に いや〰○○(私の名前)は仕事続けてなさそう、てか日本にいなさそう と言われたことがきっかけで 確かに海外で仕事するのもアリだな と考えるようになった 私は医療系なので医療先進国ドイツとかいいな〰と調べていくとかなり学費が安い、そして親日、英語教育も力を入れており かなり視野に入れていた

偶然なことに彼も2年後ドイツへ進学するかもしれないという話をしていた 2回目の偶然に若干怯んでしまい、直接言うのはやめてしまった

他にもトイレのタイミングや店を出たいと思うタイミング、食べたいと思うものや行きたい国も同じであってやっぱりこの人とは何らかの縁があるんだなあと感じた 特に嬉しい言葉を言われた訳ではないが また会おう と言い改札の向こうへ消えていった彼を見ながらすぐに会うことを確信した

何にせよ同じ純度で話せる人は久しぶりにあっても面白くて、彼も同じ進度でこの1年を駆け抜けていたと思うと流石としか言いようがない、そして私も私で頑張ってきてよかったと感じた
お互いの らしさ は残りつつお互いに1年前の花火大会で別々の道を選んだあの日の私たちからは想像もつかないぐらい成長していた 私にとって彼は大切な存在であり、そしてこの先もそれは揺るがないだろうと確信した

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