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えんのしたのくだけねこ

えんのしたのくだけねこ 

やっぱり役立たずなたとえ

*稲村さんの解説*
ある日、犬のおまわりさんが街の市長さんに表彰されました。「今日も事件がないのは、いつもちゃんと街をパトロールしてくれているからだよ。本当に君は我々にとって縁の下の力持ちだ。ありがとう」

それを聞いたくだけねこは、今度は自分も市長さんに表彰してもらいたいと思い「おいらもえんのしたでちからをいっぱいはっきするにゃ」と言って床下にもぐりこみました。床下は昼間でも少し薄暗いので、くだけねこはやっぱりだんだん眠くなってしまい、とうとう眠りについてしまいました。

そこをにゃんにゃんに発見されて「こんなところでなにしてるにゃ」と言われたくだけねこは、うとうとしながら「おもちいっぱいでちからもちにゃ」といってのんきにお餅を食べる夢を見ているのでした。

<本来の使い方>
縁の下の力持ち
人目につかないところで、他人のために努力をすること。また、そういう人のたとえ。

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