途中経過-神様の導くまま久高島へ行ったら何が変わったのか
久高島旅3回目後の途中経過
昨日、今年3回目の沖縄から戻ってきた。今回は久米島と久高島の旅。昔から、フェリーで行ける、比較的観光客や移住者が少ない離島に強く惹かれる。
Noteはまだ、久高島旅1回目の内間さんのツアーの途中だけど、今日時点での途中経過を書いてみようと思う。そう、自分と人生の変化が大きいから。
①深海魚から熱帯魚へ-不安と離隔の解放
去年まで、おそらく誰もが知る外資系大企業の在宅正社員だった。離婚やコロナを機に12年やっていた自営業があまり上手くできなくなり、不安から就いた仕事。在宅を選んだのは、12年も自営で好きに働いてきて今更人と顔を合わせて働くのは無理だろうと思ったのと、人間関係が煩わしかったから。人見知りという言葉を使い、できるだけ外に出ず人と関わることを避けた。進んで、安定と離隔を選択した。この時の自分を友人は「深海魚」と呼ぶ。
会社員を辞めて、惹かれるまま久高島に行った。島には何もないけど、人と人との触れ合いや息を飲むような自然があった。上から目線に聞こえるかもしれないけど、島の人たちは純粋で、少しシャイでとても温かかった。収入はほとんどないけど、あの仕事辞めてよかったと思えた。今は、外に出て人と接する仕事を希望している。不安定と人との交流を受け入れた。捕まるかもしれないけど、海に来る人間と戯れる熱帯魚のように。
②フラットな世界へ-思い込みの解放
ずっと人を見下してきた。そうじゃないと自分を保てかなったからだ。一応、そんな自分が嫌で相談したことがある。心理学によると、
「いつも怖がってキャンキャン吠えている小さな犬」
見下されたり、バカにされるのが怖い、コンプレックスだらけでいろいろ不安で怖いから先に吠える（見下す）んだと解説された。
性格の悪さが露呈してしまうけども批判覚悟で書くと、例えばその時代は「飲食に関わる仕事は絶対したくない」と思っていた。なぜなら、最低限の欲を満たす誰でもできる仕事と決めつけていたから。独立して、特殊な時計の仕事をしている自分は特別だと思いたかったから。
私には子供がいない。できなかったとも言える。子沢山の友人も見下していた。私は子供はいないけど、自分の会社を持っている。それが子供を産むよりすごいことだと思い込みたかったから。子供がいる人を見下すことで子供がいないコンプレックスを隠し、慰めたかった。
今は？自分でも驚くことに、第一次産業への関心が湧き、食物を作ったり飲食関係の仕事もしてみたくなっている。島で野菜やサトウキビを栽培しながら暮らせたら最高だな、なんて。久高島で、第一次産業に関わる島民の方たちの姿を見て、採れたての新鮮な食物を頂いたからか。食糧危機に関するコンスピラシーを聞いたからか。久高島の手付かずの自然を見て、人間が持つ最低限の欲求を満たし、最低限のものを持てればすでに幸せなんじゃなかろうか、という考えが湧いたからか。
沖縄の人は子沢山、と沖縄の人が言っていた。それこそ、島で獲れた魚や野菜を使ったフィッシュバーガーが絶品の「パーラーカリィ」のオーナー、内間さん夫婦はお二人とも現在36歳で子供が4人。旦那さんはあと3人くらい子供が欲しいそうだ。歳をとったせいもあるかもしれないが、そう言う話を聞いても全くコンプレックスが発動しなくなり、むしろ朗らかな気分になり、お酒も飲んで持ち帰りのサーターアンダギーも買ってわずかながら貢献したくなる。
③ケチの鼻毛を抜く-守銭奴の解放
友人も親も私のことをケチと言う。できるだけ損したくない、減らしたくない、お金を死守したい、がお金に関する自分のモットーだった。そんな私を見て友人は
「ケチの鼻毛を出しながら歩いているようなもんだよ。早く抜きな。」
と言い、鼻毛が一時二人の笑いのツボだった。
久米島にて。本当は一泊して那覇に戻る予定だったが、オーシャンビューの眺めとビーチが美しすぎて延泊することにした。那覇のホテルの代金7000円はもう返金不可。お金は戻ってこないし、さらに一泊分代金が発生する。
全く気にならなかった。むしろ、清々しかった。今までの自分だったら、7000円損したくなくて、また来ればいいなどと言い聞かせて那覇に戻っていたかもしれない。
「7000円分の鼻毛抜けたよ🤣」
友人にLINEした。
まとめ-神様の導くまま久高島へ行ったら何が変わったのか
久高島に行くたびに、性格が変わる。考え方が変わる。興味関心が変わる。鼻毛が抜ける。心が軽くなる。
次回は、内間さんの不思議体験ツアーに戻ろうと思う。
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