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大丈夫

子どもができると、自ずと先輩ママたちから有り難い助言をいただくことが多い。その中には、心を揺さぶられるほど力強い言葉もあれば、かえって不安を抱いてしまうようなものがあるのも事実。

はじめての経験なので、できれば不安な気持ちよりも寛大な心で子育てに挑戦したい。自分のペースで無理のないよう、丁寧に子どもと向き合いながら尊い時間を育んでいきたい。だからこそ、他人の心無い言葉に左右されることなく穏やかに過ごせればと思うものの、そうもいかないのだ。いっそのこと、『ほっておいてくれ!』と大声で叫びたくなる…。こんなことを言ってしまえば門違いだと叱られるかもしれないが、ワタシは誰の助言も求めていないし、必要であれば自ら手を伸ばす。良かれと思って差し伸べれた好意が必ずしも相手にとってプラスになるとは限らないでしょう。

いまは、気持ちが敏感になっている時期だからこそ、余計に他人の言葉が浮き彫りになるのかもしれない。それでも残り少ないマタニティライフを穏やかに過ごしたいのだ。これからはじまる子育てに対しても、『大変だよ…』ではなく『とっても楽しいよ!』など、育児を心の底から楽しんでいる人をお手本にしたい。

大変なのは百も承知だけれど、子育ても十人十色。これから初心者マークをぶらさげるワタシに偉そうなことは言えないけど、自分なりに咀嚼しながらこれからの未来をもっと楽しめたらと思う。焦りや不安よりも、期待を込めて子どもとの日々を過ごしたい。だからこそインターネットで目にする育児の闇みたいなものは、なるべく目を背けたいのだ。

いざ、はじまってしまえば「なるようにしかならない」。だったら、いまは不安よりも大きな期待を込めて、愛する我が子に会えること、その成長を傍で見守ることができる特別な時間を噛み締められること、こうした事実を大切にしたい。

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先日の妊婦検診では、1時間弱にわたって胎児の心拍を計測する時間が設けられた。この時間にバースプランや入院中の過ごし方など、看護師さんが丁寧にヒアリングをしてくれたので、思いのほか安心して分娩に挑めることができそうだ。

これまでは、産後すぐ赤子と2人っきりにされ、疲れた身体をろくに癒やすこともできない5日間を向けるのでは?と息を飲んでいた。実際のところは母体の体調やペースを優先してもらえるようで、疲れたときはナースステーションで赤子を預けることもできる。ネットで見かけた地獄のような産後の入院生活とは打って変わって、産後すぐに子育てを押し付けられるというよりも個々人のペースに合わせて育児指導をしてくれるので、この産院を選んでほんとうに良かったと思う。

コロナ禍の出産により妊娠当初は夫の立ち会いが難しったものの、少しずつ状況が落ち着きつつある今は立ち会い出産もできるそうだ。陣痛から分娩まで夫が傍に寄り添ってくれることができるので、はじめてのお産でも心強い。

想像していたよりも過酷な状況でのお産にはならず、意気込んでいた部分もあったので、今では分娩への不安もかなり解消されている。もちろん痛みへの恐怖は少なからずあるが、終わりが見えると思えば乗り越えられる。それよりも、トツキトオカお腹の中で眠っている君と会えることの感動が上回るだろう。

また、産後の授乳においても必ず3時間おきが必須だと思っていたが、実際はそうでもないらしい。赤子の体重増加に合わせて、ケースバイケースだと話す。低体重児で産まれた場合においては、3時間おきの授乳が必要であることもあるが、多くの場合は赤ちゃんのペースに合わせて、時間に強くこだわることはないと話してくれた。完母やミルクにおいても個々人の希望に合わせて無理のない程度に進めればいいため、母乳にこだわる必要もないそうだ。

こうしてプロにいろんな話しを聞けるのは、一番説得力がある。右も左も分からない状況の中、周りの先輩ママにいろんな話しを聞いてみるものの、それぞれ意見が大きく異ることもあり。先述のとおり、赤子によってケースバイケースであるということのあらわれなのだろう。自分の子どもはどんな風になるのか分からないにせよ、あまり力みすぎずに楽しくやりたい。

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