櫻井さん1

株式会社Beeyes palma(ビーアイパルマ)代表取締役社長 櫻井ひとみさん

お客様のみならずスタッフやその家族まで。美・パルマに関わった全ての人を「全勝輝笑」、輝かせて、笑わせて、全てにおいてみんなを勝たせる。女性の美を提供し続けるエステサロン経営者 櫻井ひとみさんにお話を伺いました。

プロフィール
株式会社Beeyes palma(ビーアイパルマ)代表取締役社長
美容家歴17年
専門学校講師15年
セミナーを開催、運営
姿勢下着代理店
コンプレックスの塊だった20代前半、エステに通い始めたのをきっかけに自信を持っていく喜びを感じた。その変化や価値を伝えていきたいと思いエステティシャンに転身。都内で勤務したのち6年前に独立。現在「エステサロン美パルマ」を経営。出会った全ての方の瞳を輝かせたいという事を大事に外面だけの美しさだけではない内面美容や精神美容も踏まえた上で、エステという枠にとどまらず、エステに通いながらご自宅でケアできる方法や食育や腸内美容の美育講座も定期的に開催。
地域に貢献できるエステサロンとして、日々努めております。
また今後は子供達にもエステというお仕事を通して触れ合う事の大事さや、お口の中に入れる食物の大事さを伝えていきたいと思い活動して行きたいと思っております。
座右の銘:実るほど頭を垂れる稲穂かな

記者 よろしくお願いします。
櫻井ひとみさん(以下、櫻井) よろしくお願いします。

今ここで使えるエステ学を伝えたい

Q:今のお仕事をはじめたきっかけを教えてください。

櫻井 今でこそエステティシャンですけど、20代の頃はお花屋さんで働いていたんです。その頃の私はコンプレックスの塊でした。体型もぽちゃっとしていたし、アトピーも出ていて肌はがさがさ。実は20歳のころ化粧品のキャッチに引っかかって、何十万もローンを組んでしまったこともあったんです。しばらく通ったらそのお店はなくなっていて(笑)

記者 
えー!

櫻井 
二度とエステなんか行くもんかくらいに思っていました(笑)。それを笑って話せるようになった頃かな。友人からたまたま個人エステをやられているいい先生のお店を紹介されて、行ってみたら「肌じゃなくて、根本は腸よ」とビシッといわれて。花屋時代の私はすごく不摂生だったんです。移動のときは、ミルクも砂糖もたっぷり入った缶コーヒーを段ボールごと積んで、全然お水を飲まなかったんです。
それは肌荒れるよ、体型にも出るよと。結局、自分の食生活が招いていることなんだなってわかったとき、体にふれるものを突き詰めたいと思うようになって、学びだしたら面白くなっちゃったんです。
それから、26歳でエステシャンに転身するために専門学校で学んで資格をとったんですけど、これじゃだめだなって思ったんですよね。
資格があるのは信用はされるけれど、学校で学んだだけではお客さまに話せるようにならないんです。
栄養学とエステと解剖学と解剖生理学と衛生学、痩身理論、皮膚科学全部を学んでも、今起きていることと繋がらないし、お客様につたえようとしても専門的用語で伝わらないんです。
もっとフランクに、今ここで使えるエステ学を伝えたいなと。だから気の合うマネージャーに、「社会人コースをやらせてほしい」といって講師を始めました。

記者 本当に「好き」から始まっているんですね!

櫻井 
本当ですね。好きになったらイノシシみたいになりますね(笑)

記者 
昔からですか?

櫻井 
昔は、引っ込み思案でしたよ。学校の授業でも、みんなの前に立つのも嫌いでした。コンプレックスがあったし自信がなくて。
でもエステでやせてどんどん綺麗になって、変化をしていくことによって、自信がついていきました。美・パルマでは、綺麗になれば自信がつくんだということも伝えたいと思っています。

おもてなしはできて当たり前。目指しているのは常に感動レベル

Q:今のお仕事をされていてどんな気づきがありましたか?

櫻井 おもてなしはできて当たり前、嬉しいと思ってもらうのも当たり前。お客様はサロンに来るために時間を使ってくれています。時間って命のことじゃないですか。人は刻一刻と死に向かって生きているわけですけど、その時間をうちのサロンに使ってくれているんです。
だったら命を倍に伸ばして、感動してもらわないと意味がないと思っています。
会社名が『Beeyes palma(ビーアイパルマ)』というんですが、羊にお尻をつけたら「美」という文字になります。愛情込めてお手入れされた羊のお尻って、ちゃんとお尻の形になっていて美しいんです!
そして、「palma」は手のひら、「eyes」目。感動すると瞳がきらきらするじゃないですか。愛情込めて手のひらを使って、お客様の瞳を輝かせたいんです!
その反面、日本人はみんな自分の体を大切にしてないなって思います。私自身もそうだったからわかるんですけど、そもそも自分の体に何が起きているかわからない人が多い。特に女性はそうで、子どもやご主人や会社やだれかのために、頑張ってしまいやすい。
そしてギリギリまで酷使しちゃうんです。だから体にも出てくるし、心と体と肌は全部繋がっているんです。
でも、自分の体も大事にしながらやれば、脳の回転もよくなってよりスムーズにできるから、ここに来る時だけでも自分の体と向き合ってほしいんですよね。

未病の段階を見れるのがエステ。その原因を将来に繋げて自分の体に意識を向けさせることができるから

Q:夢はありますか?

櫻井 美・パルマ小屋を建てたいですね!ごほうびとして半日そこで過ごせるような、街中に建つ異空間のような。エステってまだ贅沢品の扱いなので、美容院のような感覚で行けるようなサロンを目指しています。そこで小学生向けに、美育講座をやりたいんです。

記者 小学生向けにですか?

櫻井 
専門学校の講師を15年やっているんですが、学生たちの変化を感じるんです。メンタルも体も肌も。
忙しいお母さんが多いから、食べるものが朝昼晩コンビニの子も沢山いて。体は冷たいし、硬いし、肌もざわざわだったり、ダイエットをしている子もすごく多いし、やる子はすごくストイックにやっちゃう。
食べたもので心も体も作られるのに、教育がないんです。
医師はクスリを出すけれど、未病の段階を見れるのがエステです。
なんかだるいんだよねーとか、なんかむくむんだよねーとか、その原因を将来に繋げて自分の体に意識を向けさせることができるから。
それはエステシャンが伝えないといけないんです。だから、美パルマ小屋では、お母さんにエステを受けてもらって、子どもたちに美育講座をやりたいんです。

スタッフが輝くステージをつくる

Q:その夢を叶えるためにどんな目標計画をされていますか?

櫻井 計画もちろん立てています。中でもスタッフの育成に関しては、同じハートや志を持った人がいいと思っていて。異業種から入ってきた子でも、何かに特化していれば、オールマイティにできなくてもいいんです。そして、自分も楽しめて、お客様もワクワクさせられる子を育てています。

記者 そうなんですね!その計画をベースに、日々どんな実践行動をされていますか?

櫻井 
毎日のMTGで『全勝輝笑』と唱和しています。輝かせて笑わせて全てにおいてお客様を勝たせるということなんですが、スタッフ一同そこでスイッチを入れています。
あと振り返りはちゃんとしますね。スタッフたちが立てた目標を達成するためにMTGもコミュニケーションも密にして、目標達成するためのサポートをしています。私としてはスタッフたちが輝けるステージをつくれればよくて。新規のお客様には自分は入らないようにしています。私よりスタッフのほうが上手ですしね(笑)みんなをいかに輝かせるかが、美・パルマ小屋に繋がっていくんです。

記者 素敵です!

人生にいつかはない。奪う人より、与えられる人へ

Q:どんな心のあり方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?

櫻井 「何かを与えられる人」ということに重きを置いています。スキルは、やればあとあとついてくるんです。
でも「与えること」はちょっと違う。「与える人」と「奪う人」っていますよね。奪っていることに自覚がなく、相手の時間や話、心を奪うこともあります。そうじゃなくて、自分が発した一言で、何かしらハッと気づいたり、きっかけを与えることを大切にしています。

記者 
なるほど。

櫻井 
あと、なんでも本気でやります(笑)遊びも仕事も本気でやる。エステシャンやり始めた頃から、自分がやりたいと思ったことは本気でやると決めました。

記者 
そうなったきっかけは何かあったんですか?

櫻井 
父親が24歳の時亡くなったことですかね。それなりに自由に遊んできた父だったけど、「定年したらやりたい」ってことが沢山あったんです。飲み屋を開きたいとか、母と仲も良かったので旅行したり。でも終わってしまったんです。その頃から「いつか」はないと思うようになりました。

触れ合うことは絶対ニーズ

記者 AIが活躍する時代に必要とされるニーズは何だと思いますか?

櫻井 
触れ合うことは、絶対ニーズだと思います!AIは、話し相手にもなってくれるとは思うんですけど、冷たいじゃないですか。例えば、子供がお腹痛いって言って、お母さんがさすっただけで治ったりする、そういうふれあいってすごく大事なんです。
コリをもみほぐすAIが出てくるとは思うけど、コリをほぐすだけではダメなんですよ。コリの向こう側、美肌の向こう側、向こう側にはAIじゃ届かない。AIにはないあ・うんの心が人間にはあると思います。

大人がワクワクしないと、子供はワクワクしない。キラキラ輝いて,ワクワクした人を増やしたい

Q:どんな美しい時代を作っていきたいですか?

櫻井 それはもちろん、皆さんがキラキラ輝いて、ワクワクした人を増やしたいです。目がワクワクする時、キラキラキラって、少女漫画のようになるじゃないですか。あの瞬間を、電車の満員電車の中でも会社でも見たいですね。キラキラした目の人が増えると、子供達がもっと夢や希望を持つと思います。大人がワクワクしないと、子供はワクワクしません!

記者 
私もそう思います。共にそんな時代を作っていきたいです!最後に、自分の人生に映画タイトルをつけるとすれば?

櫻井 
そうですね。「人生は武士道~時間を無駄に使うな、人生にいつかはない~」とか!

記者 
武士道ですね。かっこいい!
櫻井さん、本当に楽しいお話をありがとうございました!
櫻井さんの経営されているエステサロン 美・パルマの情報はこちら
↓↓↓
https://be-palma.com/



【編集後記】今回、インタビューを担当した口野です。櫻井さんのエステに対する探求心とサロンでのおもてなしの背景に、「絶対みんなの目を輝かせる!」その決断と覚悟があったことを知りました。「日本人の心、武士道」とも繋がる、経営者としてのあり方にワクワクしました。素敵なお話をありがとうございました。


この記事は、リライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36


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