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稲荷神社

稲荷神社は大同2年(807)に勧請されたと伝えられています。例祭は「お稲荷さん」と呼ばれ親しまれ、かつては旧暦の2月24日に行われていました。雛祭りを準備するための「雛市」(享保14年(1729年)から始まったとされる)が立ち、近隣のみならず茨城県からも多数訪れました。農作業が始まる時期でもあることから「農機具市」も併せて行われていました。
町通りは稲荷神社前で鍵形に曲がっていたことから、酒井方面との従来を容易にするため、昭和61年(1986)に、これを直線にして短絡路を設けました。この時に鳥居が移動し、神社境内も狭くなりました。同神社本殿は、この時の補償金と地区民からの寄付で建てられたものでした。
稲荷神社内には、安波神社や愛宕神社も祀られています。現在、例祭は毎年3月の第四日曜日に行われています。

所在地:いわき市勿来町窪田字通4丁目42


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