Realiser社を退任して

私がたくさん学ばせてもらい、自信をつけさせてくれたRealiser社。去年の3月末に退任し、1年が経とうとしています。

Realiser社でこれまでやってきたこと、辞めてからのことを今回は書きたい思います。

2017年2月、フリービットのビジコンに参加、入賞したことがきっかけでRealiserが誕生しました。

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今まで撮影会をやったり、インフルエンサーマーケティング、ファッションメディアのインターンを経て、私がやりたかったことはIT業界で好きなことをして稼げるスキームを生み出すことでした。ビジコンで入賞した内容は、今の楽天ルームのような感じで、欲しいと思ったものをタップすると一番最安値で取引されているECサイトに飛べるというものです。(簡単にまとめるとですが、、)

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キャッシュポイントが少なすぎて、これでどうやって事業を回していこうとしたのかは不明ですが、、笑
大学3年生でテスト前にも関わらず、授業が終わったらコロプラネクストのオフィスに行ってひたすた皆でブレストした記憶が懐かしい、、

2017年6月に法人化

ビジコンも一通り終え、この事業を始めるためにインフルエンサーを自社で抱えようということになります。2ヶ月で300人のインフルエンサーを登録させ、ありがたいことにインフルエンサーキャスティングの話が入ってくるようになって、6月に正式に法人化することになりました。当時大学4年生でしたが、大学が終わればコロプラネクストのオフィスに行って仕事をする毎日を送っていました。(コロプラネクストは学生起業家に当時無料でオフィスを貸していてくれていました。もちろん誰でも入れるわけではありません)
毎日仕事ができることが本当に嬉しかった。ただ私たちはビジコンで入賞したアプリをずっと作りたいと思っていたので、アプリを作るには全然お金が足りたい、でも今資金調達したところで20%以上の株を持っていかれるから調達はしたくない。とりあえずキャッシュが欲しいその一心でした。

夜中まで話し合って決断したこと

キャスティング案件はくるけど、何がやりたいかわからなくなっているメンバー達(当時私を入れて3人)とオフィスで夜中にこんな話をしました。

アプリは諦めよう。学生の私たちでもインフルエンサーマーケティングで仕事がきている。アプリを作ったところでそれが流行る保証はないけど、インフルエンサーマーケティングなら全員がやってきたことが生かされる。(メンバー全員がキャスティングをフリーでしていたので)会社の価値が上がったらもしかしたらもっとすごいアプリが作れるかもしれないし、今は自分たちが求められていることを全力でやろう。夜中の3時とかかな?皆で頑張って作ったビジコンの資料を見ながら泣きながら決断しました。(今考えると必死で何かに突き進んでいて、かっこいいと思います。)2017年の9月頃本格的にピボット。

そこからはひたすらお願いされる案件をこなし、インフルエンサーにフォーカスしたセルマガのリリースなどインフルエンサーマーケティングをひたすら頑張りました。(写真はセルマガチーム)

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他社との差別化をみつける

Realiserがインフルエンサーマーケティングでこだわったこと

①どこの会社よりも情報を多く手に入れる
②経営陣が20代の女性だからこそインフルエンサーの気持ちを理解する
③インフルエンサーと1案件で関わるのではなく、協業まで持っていく。
④たくさんのインフルエンサーと会う

インフルエンサーは基本的に登録制で案件をもらっています。なので仮に1000人インフルエンサーのリストがあるからといって、そのリストは他社のリストとも被っているし1000人リストがあったからといってすごいわけでもなんでもないんです!1000人リストがあってそのインフルエンサーをどこまで握っているかが重要!Realiser社の場合、個人情報の他(個人情報すら握っていない企業ばかり)年収、整形している箇所、将来の夢、持っている資格などまで握っていました。その他にインフルエンサーとの食事会、座談会なども積極的に行なっていました。そこで生まれたのが「#InfluencerNow」という企業向けに出したインフルエンサー事情をまとめたフリーペーパーです。ちなみに1ヶ月で1000部完売。
(詳しい内容はこちらのリリースをご覧ください)

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資金調達で次のフェーズへ

売上も順調に伸びてきて、そろそろ次のフェーズにいきたい!そんな時にピッチイベントで夏野さん(現ドワンゴの社長)に出会いました!調達の資料作り、大学4年の最後のテスト(私の場合36単位残っていて1単位でも落としたら卒業できない状態)泣きながら毎日過ごした記憶、、笑
額は非公開ですが、無事資金調達も完了。これが2018年3月のことです。

立ち上がれ女の子!プロジェクト始動

インフルエンサーと会う中で感じたことは「何かに特化しているインフルエンサーは強い」ということでした。そういうインフルエンサーと1案件で仕事をするのではなく、インキュベーションをしたいという思いに変わり、「立ち上がれ女の子!」プロジェクトを始動しました。

内容としては、100万円でインフルエンサーと夢を叶えていくというもの。
簡単にいうと100万円で事業を作って、それを法人化させてうちの子会社にしようということなんですが。これがRealiser社の主軸の事業になりました!女性のエコシステムを作りたい!当時の私たちの思いでした。詳しい内容はリリースをご覧ください。

私たちが作っていたRハウスというブランドで、まずはアパレル特化のインフルエンサーをインキュベーションしていくということになり、Rハウスをラフォーレ原宿、西武渋谷、天神コアでOPENさせることになります。(詳しい内容はリリースをご覧ください。)総リーチ200万、お会計1時間待ち、その他にもWWD掲載などRハウスとして良いスタートを切れました!

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2019年9月には、代官山にオフィス兼Rハウスをオープンさせ、本格的にインキュベーション事業に力を入れていきました(詳しくはリリースをご覧ください)

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人前に立つと自信がなくなる

インフルエンサーマーケティングからインフルエンサーのインキュベーションに力を入れはじめ、インフルエンサーマーケのことで講演会の登壇ゲストに呼んでもらう機会が増えました。

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講演会で伝えていた内容は基本的には以下の通りです。

①インフルエンサーはキャスティング力が重要
②1案件ごとに報酬が生まれる仕組みではなく、レベシェアで巻き込むことが大切
③インフルエンサーマーケティングは継続は力なり。1回では効果は出ない

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偉そうにこんなことを語っていましたが、当時の私はメンバーにインフルエンサーマーケを全て任せていたので、インフルエンサーの知識はゼロに近しく、流行っているインフルエンサー、予算に対してのCVRなど把握していませんでした。もちろん最低限の知識はありますが、Realiser社の強みは20代の経営陣がリアルな市場且つマーケターとしてInstagramでサービスを拡散していくことができるだったので他社との差別化ができていないことが一目でわかる講演会などは自分にとってはしんどく、どんどんサービスにも自分自身にも自信がなくなりました。

Realiser社を離れることを決意

私に自信をくれたRealiser社。頑張って育ててきたいわば子供のような存在の会社を離れる決断をするまでにはとても時間がかかりました。自分のモチベーションを上げることができないかと何度も事業の見直し、共同創業者との話合いを繰り返しましたが、結局自分自身のモチベーション、自信などを取り戻すことはできず、スタートアップの幹部がこのモチベーションでいるとメンバー達にもそれが伝染してしまうと思い、退任する決断をしました。夏野さんに会いに行き、本当に有難い言葉をかけていただき、2019年3月に退任する形になりました。

辞めてからの1年

大学生からずっと経営に向き合ってきたので、とりあえず休憩をしようと思いました。家族との時間も少なかったので、母と沖縄に行ったり、友達と旅行に出掛けました。7月頃から何か新しいことをやりたいという気持ちが芽生え、Boy’smtgを開催するようになりました。(Boy’smtgについては今度詳しく書きたいと思います)

9月には、自分の中でとても大きな出来事があり、本格的に新しい事業を作りたいと思い、シンガポールに行くことを決めました。日本だとどうしても自分の環境を捨てることができず、厳しい環境の中で自分自身を一から見直したいと思ったのがきっかけです。ただ日本にはBoy’smtgがあるのでどうしようかと思っていましたが、マネージャーがBoy’smtgは私がやるから行ってきて!と背中を押してくれたので、11月にシンガポールに生活拠点を移しました。シンガポールでのことは省きますが、今年は25歳になるので一から色々なことに向き合っていこうと思っています。

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