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レストランの後輩はミスばかりだが頑張り屋で超絶可愛い

すいません!すいません!

声が店に響き渡る

彼女は遠藤さくら

遠藤さんは高校生で働いてくれてる良い後輩だ

顔も可愛くて遠藤さん目的のお客様も多い

だがミスが多く今のようにお客様に謝ってる姿が多く見られる


客1︰すいません!じゃ済む話じゃないよ!この服すげー高いんだからな!

さ︰すいません、すいません

遠藤さんは謝りながら服を拭いている

客1︰はぁ、もういい!お前じゃ話になんない!店長だせ!店長!

さ︰えっ……えっと

客1︰だから!店長出せって!呼んでこいよ!

罵倒が店の中に響き渡る

他のお客様も小声で色々言っている

周りの店員も面倒そうな顔していた

俺は自分の仕事を一旦手を止め遠藤のところへ向かった

〇︰お客様!大変申し訳ありません!

客1︰おい!お前店長か!

〇︰……すいません、ただいま店長がいないので代わりに私が対応させていただきます

客1︰……はぁまぁいい!この女が!俺の服にコーヒーを零したんだよ!どうしてくれるんだ!

〇︰はい、まずクリーニング代と今回のお会計はなしというのでいかがでしょうか……

客1︰おう!そうだよな!まずそれを言えって言ってるんだよ!

遠藤さんに指を指して強く言う

〇︰すいません……新しく入った新人なもので……こちらの教育不足ですので……本当に申し訳ありません……

客1︰確かにそうだな、お前らの教育のせいでもあるな……おい、もう帰る、クリーニング代!

〇︰分かりました

一旦裏に行き自分のお財布からお金を出して持っていく

〇︰こちらの金額で大丈夫でしょうか?

客1︰おっおお!お前できるな笑笑よし!それじゃ

お客様が入り口へ歩いていく

〇︰大変申し訳ありませんでした!

さ︰申し訳ありませんでした!

俺の後に続き遠藤さんも頭を下げお客様を見送った

〇︰やれやれ災難だったね笑遠藤さん

さ︰また〇〇さんに助けてもらいました、いつもありがとうございます!

〇︰いいよ笑、人ミスするものだからね?

さ︰あの……クリーニング代は……

〇︰あぁ!大丈夫!遠藤さんは心配しなくていいよ笑

さ︰ありがとうございます

〇︰頭下げなくていいよ?

下げた頭をあげるようにうがなす

さ︰すいません

〇︰謝らなくていいよ笑よし!それじゃ片付けしよっか

さ︰はい!

俺と遠藤さんは片付けをして仕事に戻った

他の店員がまたやってるよと遠藤さんをバカにしている

まぁ妬みとかもあるのだろう

顔がいいから……

酷い事だ

俺は遠藤さんの近くへ行き気にしないでねと一言伝えた







私の名前は遠藤さくら……

高校生でいまレストランで働いています

いつもいつも私はミスばっかりしてしまい毎回先輩の〇〇さんに助けてもらっています……

今私は家に帰ってリビングで落ち込んでいしました……

さ︰……はぁまたやらかした……

?︰何してるの?おさく

さ︰あっ飛鳥姉

ラフな部屋着を着て立っているのは私の姉遠藤飛鳥

実は〇〇さんの同級生で今働いているレストランも飛鳥姉経由で〇〇さんから教えてもらったのである

飛︰何かあったの?

さ︰……うんまた、ミスちゃった……

飛︰……はぁそんなに落ち込まないの!〇〇だって大丈夫だって言ってたでしょ?

さ︰そうだけど……

飛︰なら!気にしない!それが〇〇のためになるよ!

さ︰……うん、わかった

飛︰よし!じゃお風呂入ってきな?

さ︰うん!

私はお風呂を入りに行って布団に早めに入り眠った

次の日学校へ行き授業をやってお昼時間友達と一緒に屋上へ来ていた





?︰お腹すいたぁ

?︰だね、かっきー

遥︰今日体育大変だったよね……林

林︰そうだね……さくらは?

さ︰私も空いたかなー

遥︰よし!それじゃ食べよっか!

みんなそれぞれお弁当を取りだして食べ始める

さ︰うまっ

遥︰またさくみたらし団子食べてるじゃん

さ︰美味しいんだもん……

林︰毎日食べて嫌いになったりしないの?

さ︰ならないかなー

遥︰それを即答できるのがすごいね……

林︰あっそういえば昨日はバイト大丈夫だったの?

さ︰っ!そっそれは……

バイトの事を思い出し少し落ち込む

遥︰何があったの?

さ︰……あのね?

私は昨日あったことを喋った

遥︰何それ!そんなに言わなくても良くない!確かにミスるのは良くないよぉ……でも言い過ぎだよ!

林︰私もそう思う!良くない!

さ︰でも私が悪いから……

林︰……ねぇさくら見て

さ︰え?

林︰ティース( ˙罒˙)v

さ︰……ぷ笑笑

るるるの芸?を見て私は笑いが止まらなくなった

さ︰なっ何それ笑笑笑

林︰……良かった

遥︰ナイス!林!

さ︰えっ?

林︰さくらが笑顔じゃなかったからさ笑顔にしたくて

さ︰……ありがとう

遥︰でもさくらはやっぱり笑いが浅いよね笑

さ︰そんなことないよ?

林︰やった私が言うの変だけどそう思うよ笑

さ︰……そうなのかなー?

遥︰そういえばさ

さ︰?

遥︰〇〇さんとはどうなの?

さ︰えっ!///どっどうって?

急に〇〇さんの話になり顔が赤くなる

林︰あっ!そうだよ!どうなの?

さ︰何も無いよ///……いつも助けてもらってばっかで

遥︰ふふふさくら恋してるね笑

さ︰えっ!///そっそんなことないよ?

そうだ私が恋なんて……

したことないし……

それに〇〇さんなんて私には……

林︰この前、さくらが休みの日にレストランに行ったら〇〇さんがいたの!そしたらものすごく優しくてさくらが好きならって思ってたけど好きじゃないなら私がアプローチしてもいい?

さ︰だめ!

いつの間にか私はそう言っていた

頭で考える前に口が動いていた

遥︰やっぱり好きなんじゃん!

林︰だね、私がレストランの場所知らないこと知ってるのにすぐ否定したもんね笑

さ︰あっ!そうじゃん!嘘だったの?

林︰うん笑

さ︰もぉ……

鎌かけられたんだと知り私はかっきーたちを睨む

でもるるるが〇〇さんのこと言った時胸がギュッとした……

これが好きって事なのかな?

私はまだこの感情が何なのか分かりきってなかった

恋なのか、それとも他のことなのか

そんなことを考えているとチャイムがなりお昼休みの終わりを私達に教えてくれる

私は少し〇〇さんへのモヤモヤを持ちながら急いで教室へ行って午後の授業を受けてバイト先へ向かった






俺は今日もレストランで働いている

昨日あんなことあったから遠藤さんの事が心配だったがちゃんと来てくれてる

しかも今日は一回もミスをしていない

うんうんやっぱりいい子だ

〇︰よし!遠藤さん今日は調子いいね

さ︰えっ……あっありがとうございます///

〇︰あれ顔赤いよ?風邪?

さ︰いやいや!そっそんなことないです!///

〇︰そっか!もし何かあったら言ってね!

さ︰ありがとうございます!

遠藤さんは素敵な笑顔で言ってくれた

その後も順調に時間は進んでいき遠藤さんも俺も上がる時間になった

だが俺は少しやることがあり仕事を続けていた





今日はミス無しで仕事をやりきることが出来た

それに〇〇さんに褒められた!

私は嬉しくてウキウキしていた

?︰ねぇ

ユニホームを脱ぎ更衣室から出ると話しかけられる

その声はいつも私のことを影で言っていた先輩だった

女︰あんたさ調子乗らないでくれる?

さ︰え……?

女︰毎日毎日〇〇さんに優しくしてもらってるからって付き合えるとか思ってるの?笑

さ︰……

私を嘲笑いながら言う

女︰無理に決まってんじゃん笑笑あんたバカね、しかも1日ミス無しで出来たからって喜ばないで笑笑当たり前だから

さ︰うっ……ごめんなさい……ごめんなさい

私の目から勝手に涙が流れてきてただ謝るしか出来なかった……







俺は仕事を終わり裏に行くと遠藤さんともう1人いた

遠藤さんは下を向いて顔を抑えている

俺は一瞬で何が起きたのかを察し話しかけに行った

〇︰どうしたんだ?

女︰あっ!〇〇さん!えっと……これは!私は悪くないんです!話してたら急に泣きはじめて!

さ︰……うぅ

遠藤さんは泣いていて俺がいることに気づいてないらしい

〇︰……はぁ君俺が気づいてないとでも?

女︰はい?

〇︰いつもいつも遠藤さんの悪口言ってるじゃないか……
ここのカメラはマイクがついていてね音声聞けるから聞こっか?

女︰えっ!

〇︰店長に伝えとくからもう早く帰りな

女︰なんで!なんで!いつも守るんですか!

〇︰……はぁ俺は別に遠藤さんだから優しいんじゃない、君が入った時も俺はミスっても優しく教えてたつもりだ

女︰そっそれは……

〇︰ただ君が遠藤さんに嫉妬してるだけだろ?

女︰……もう知りません!私帰ります!それじゃ!

女は激昂しながら出ていった

さ︰うぅ……

〇︰大丈夫?

遠藤さんに優しく話しかける

さ︰あっ〇〇さん……ありがとうございますまた助けてくれたんですね

涙を拭きながら話す

〇︰自分はやることをやっただけだよ笑

さ︰うぅ……〇〇さんはずるいです……

〇︰え?

さ︰いつも優しくしてくれて……自分の気持ちに気づいちゃったじゃないですか……

〇︰俺なんか悪いことしちゃった?それなら……

さ︰悪いことじゃないです……

〇︰じゃ何?

さ︰私……私!〇〇さんのことが……好きなんです!///

〇︰えっ?

告白をされ俺は驚いた

さ︰……〇〇さんはどうですか?

上目遣いで聞いてくる

〇︰えっ……えーと……こちらこそよろしくお願いします

さ︰……本当ですか!///

〇︰……うん///

さ︰やったー!!!!

嬉しそうに飛び上がる

〇︰笑笑可愛いね笑

さ︰うぅ恥ずかしい///……でもなんで私なんかを?

〇︰それは……いつもいつもめげずに頑張ってる遠藤さんを見てたからかな?

さ︰そっそうなんですね///

〇︰俺はなんで?

さ︰いまさっきも言いましたけどいつも優しく接してくれたので……///

〇︰そっか///笑

さ︰はい……///

〇︰名前なんて呼び合う?

さ︰わっ私は……///さくらでいいです

〇︰俺は……///〇〇くんとかいいかな

さ︰分かりました!〇〇くん!///

〇︰おっおう///さくら

さ︰///

〇︰///

お互い恥ずかしくなって無音な時間が流れる

〇︰……じゃ、帰るか

さ︰そっそうですね///

無音な時間に耐え兼ねた俺はさくらに話しかけた

〇︰お疲れ様!

さ︰……お疲れ様でした!あっ!

〇︰何?

さくらの声に反応する

さ︰忘れ物です!///

〇︰あっありがとう!何忘れてた?

俺が振り向くと目の前にさくらの顔があった……






妄ツイ読んでくださりありがとうございます!
今回はえんさくで書かせていただきました!
どうでしたか?
えんさく可愛いですね
こんな事いたら何ミスっても許す自信があります笑
あとティース( ˙罒˙)vお気に入りです笑
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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