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上京する6歳下のいとこが何故か俺の家に一緒に住むことになったのだが!?

上京をして6年

大学を通うと同時に上京した

大学を卒業をして、早2年

部下も出来き、より仕事にやりがいを感じて楽しい日々を暮らしていた

そんなある日、母さんとおばさんから連絡があった

内容はいとこの茉央ちゃんが大学生になって東京に上京することになったから、一緒に暮らしてくれないかということだった

最初は断ったのだが結局もう決まったことだからと言われ断れなかった

そして、今日そのいとこの茉央ちゃんがやって来る為お昼に駅へ来ていた



顔が分からないと会うことが出来ないので写真を送ってきてもらい、茉央ちゃんにも俺の写真を送るように母さんに伝えた

電車が着いた時間になって改札前で待つ

俺は10年近くぶりに会うので少し緊張する

すると、聞いていた服装を着た可愛い女の子が改札から出てきて周りを見渡す

俺は手を上げ手を振る

するとあっ!という表情をして近づいてくる


茉:〇兄ー!!久しぶり!!

〇:久しぶり茉央ちゃん、大きくなったね

茉:エヘヘヘそうかなぁ?

〇:うん、大きくなったしそれに元から可愛かったけどより可愛くなったね、アイドルにいてもおかしくないよ

茉:ほ、ほんま?

少し頬を赤くして聞いてくる

〇:うんうん、大学に行ったらモテるだろうね

茉:なっ、それはちょっと嫌かも……

〇:え、なんで?せっかくの大学生生活なんだし、彼氏を作って遊ぶこともいいと思うよ?

茉:……彼氏は作らない

頬を少し膨らませて少し俯く

あれ……これもしかして聞いちゃいけなかったやつ?

高校時代に悪い彼氏とかと付き合って嫌なことあったのかな?

なるほど、だから上京して一人暮らしじゃなくて親戚の俺の元へやってきたってことか!!

俺と一緒に暮らして男性への苦手な気持ちを払拭しようと母さんとおばさんは考えたんだろう

そういうことなら頑張るしかないな!!

おぉー!!

俺は1人心の中で決意をした


〇:そ、そっか!まぁ彼氏作らなくてもいいと思うし!楽しいことは沢山あるよ!!

茉:……

茉央ちゃんは俯いたままだ

これはやばい!!より男性への苦手な気持ちが増えるかもしれない!!

〇:そ、それじゃ!!さ!せっかく東京に来たわけでし茉央ちゃん好きな物食べよ!!

茉:……えっ!?いいの!!

〇:お、おう!!なんでも言って!!

茉:それならマグロ!!

〇:マグロか!!よし!!わかった!!なら美味しいマグロ食べよっか!!

茉:やったー!!

茉央ちゃんが笑顔になり俺は一安心する

ふぅ……とりあえずは何とかなったな

〇:それじゃ豊洲に行く?

茉:えっ!ええの?

〇:うん、食うなら美味しいやつ食べよ!

茉:嬉しいー!!

俺と茉央ちゃんは豊洲へ向かう

その間荷物は重たそうだったので俺が代わりに持ってあげた

そして、豊洲に着きマグロが1番美味しいと言われるお店に行き俺と茉央ちゃんは特製マグロ丼を頼み美味しく食べた

茉央ちゃんはうまいおき!!って言っており俺が何それって聞いたら恥ずかしそうにオリジナルで美味しいものを食べた時の言う言葉だと教えてくれた





食べ終わった後俺の家へ向かった

茉央ちゃんと一緒に俺の家に入り茉央ちゃんがこれから使う部屋を案内する

茉央ちゃんの部屋には必要な家具一式が既に置かれている

何故ならおばさんから発送で送られてきたからだ

俺の家に茉央を住まわせてもらうのだからと、新しいのを買って送ってくれた

それと同時に住まわせてくれると言うお礼でなにか好きなものを買ってあげると言われちょうど、炊飯器がだめになっまので新しく買ってもらった


〇:よし!それじゃここの部屋が茉央ちゃんが使う部屋ね

茉:ありがとう!!

〇:いいよ、俺は明日は仕事でいないから大学が始まるまで、ちょっと日にちあるけど冷蔵庫にあるもの自由に使っていいよ

茉:ええの?

〇:うん、お金もおばさんから少し貰ってるからその分からなら渡すから、朝ごはんとお昼は自分で何とかしてほしい、夕飯はなるべく早く帰ってきて俺が作るようにするよ

茉:わかった!!ありがとう!!でも夕飯大変やろうから茉央が作るで?

〇:いやいや、いいって俺結構料理上手いからさ、料理を他の誰かに見せたいんだよ

6年間1人暮しをしたら自然と料理は上手くなっていき1度誰かに食べてもらいたかったのだ

茉:え、他の誰かにってことは食べさせたことないの?

〇:うん、ないよてか、俺以外の人がこの家に入ったことないし……

そう、俺は彼女が今いないのだ

今は!!が重要なので覚えといてほしい

高校時代はいたんだが上京してからは色々大変でそういう恋なんてものはしてる間もなかった

そのため最近ではそう言う話は俺とは無縁な話だと割り切っている


茉:ほんま!?

何故か嬉しそうに茉央ちゃんが言う

な、何故彼女がいないことが嬉しいのだろうか……

ま、まぁ俺に彼女がいたらちょくちょく家に来るだろうから、それで気まずくなるのが嫌だったのかもしれないな


〇:うん、本当だよ

茉:そうなんや……へぇ……

なんかニヤニヤしているようにも見えるが多分気のせいだろう

〇:それじゃなんか聞きたいことがあったら呼んでね……あ、そういえば夕飯何がいい?

茉:夕飯は……ハンバーグがいい!!

〇:わかった!!楽しみにしといて!!

茉:わかった!!ありがとう!!

ニコッと笑顔で茉央ちゃんが言う

俺は茉央ちゃんの部屋を出て自分の部屋に行き仕事を少しやった

そして、夜になったらスーパーに行き買い物をしてハンバーグを作り2人で食べた

すると、茉央ちゃんはうまいおき!!と幸せそうに笑顔で言ってくれた

俺は人に自分の料理を美味しいって言ってもらえて嬉しくなり心がドキッと一瞬した





〇兄の家にやってきてから少し時が経ち大学が始まった

友達の奈央も出来て楽しい日々を暮らしている

今日も講義があるため大学へ着ていた

すると、奈央ちゃんが話しかけてきた


奈:茉央ー!!おはよう!!

茉:奈央!おはよう!!

奈:ねぇねぇ!!

茉:何?

奈:昨日さショッピングモールにいたでしょ!!

茉:えっ!奈央もいたの?

奈:うん!!お母さんと一緒に行ってたんだけど、あの隣にいたの人が〇〇さん?

茉:うん、そうだよ!!

奈:かっこいい人だね!流石茉央がずっと一途に好きな人!

茉:ちょっ!ちょっと!そんな大きな声で言わなくていいよ、恥ずかしいじゃん……

そう、私は奈央が言った通り〇兄のことが好きである

幼い頃はよく一緒に遊んでその時気づいたら好きになっていた

想いは成長するにつれてどんどん大きくなっていったが〇兄とは〇兄が部活とか、受験勉強とかで親戚の集まりに来なくなり会わなくなった……

私は〇兄に会いたいってずっと思っていた

そんな時私は思いついたのである行く大学を東京にすれば上手いことすれば一緒に住む理由になるのではないかと!

私はそのため一生懸命勉強して、東京の大学へ行けることになった

そして、お母さんとおばさんに私の想いを伝え一緒に住ませてくれないかと頼んだ

そしたら、おばさんがいいわよ!!と言ってくれたのだ

お母さんはびっくりしていたけどおばさんがいいわよと言ってくれたおかけで上手いこと話は進み今に至っている

私の目標は大学卒業までに〇兄を好きにさせることである

でも最近実は私は焦っていた……


茉:ね、ねえ、ちょっとさ相談なんだけど……

奈:うん?どうしたの?

茉:この前へその〇兄が仕事場の写真を見せて欲しいって言ったら飲み会の写真を見せてくれて、そこにものすごく綺麗な人がいたの、しかもものすごく〇兄に体を寄せて写真を撮ってて……

奈:なるほど、その写真を見てこの人〇兄のこと好きだって思って焦り始めたんだ

茉:う、うん……その人後輩の一人みたいで……〇兄が教育係で可愛がってる後輩なんだって……

奈:可愛がってる後輩って言ってるってことは〇〇さん的には好意に持ってはいなそうだね

茉:ほ、ほんと!?

奈:うん、もし好きだったり好きになりそうだったらそんな感じで紹介しないだろうし、多分軽く流す感じだと思うよ

茉:な、なるほど……

奈:まぁ、これからどうなるかは分からないけどね

茉:えぇー何その言い方凄い不安になるじゃん……

奈:だって仕方ないじゃん、急に後輩って見えなくなる時が来るかもしれないし……飲み会とかで……みたいな

茉:ダメダメ!!絶対ダメ!!

奈:ふふっ、そんなに言うならもう思い伝えれば?

茉:む、無理だよ……

奈:それじゃ知らないうちにいい感じになって付き合ってたらどうする?

茉:うぅ……そ、それは……

奈:今好きじゃないことをわかったんだから今告白すればワンチャンはあるよ!!

茉:そ、そうかな……でも私その人みたいに綺麗じゃないし……

奈:いやいや、茉央は十分綺麗だよ!!それに可愛い!!ね!自信を持って!!ね!想いを伝えるなら今だよ!!

奈央が私の目を見て言う

茉:わ、わかった!!私!!告白する!!

奈:お!その意気!!ふふっ!それじゃ告白は今日しちゃいなよ!!

茉:えっ!?き、今日!?

奈:せっかく告白するって決めたんだから!!ね!!

茉:そ、それはちょっと……

奈:私は行けると思うけどなぁ……その後輩さんに明日告白されちゃうかもしれないよ?

チラチラと見てくる

茉:わ、わかったよ!!今日告白する!!

奈:お!頑張って!!絶対告白成功するよ!!

茉:うん!!頑張る!!

私は〇兄が家に帰って来たら告白しようと覚悟を決めた

そして、私は講義を受けてドキドキしながら家に帰った





〇:あぁ……疲れたなぁ……

今日も今日とて仕事で俺は疲れていた

〇:家に帰ったら料理作らないとな……

茉央がうまいおきと言ってくれる姿を見ると疲れが吹っ飛ぶので疲れていても夕飯は作るようにしていた

そんなことを考えていると家に着きドアを開ける

すると、玄関に茉央が立っていた



茉:……おかえり

〇:ただいま……ってどうしたんだ?なんで玄関なんかに……

茉:あ、あのね……ちょっと大切な話があって……

茉央は顔を少し俯いており緊張してる様子だ

〇:お、おう……

俺は返事をしながら何の話だと考える

もしかして……彼氏が出来たから、そっちに引っ越すとかか?

もしそうならいい事だ、男性が苦手な茉央が好きな人が出来て、付き合ったと言うなら嬉しいことだと、嬉しい気持ちが溢れる

だがそれと同時に心がギュッと締め付けられるような気がした……

俺は茉央の話を聞くためにリビングへ一緒に向かった



リビングに着くと、茉央が俺の顔を見て深呼吸する

そんなに緊張することか?と思ったりもする

もしかして俺が怒るとでも思っているのだろうか……

そんなことないのになと少し思う

それと彼氏が出来たと伝えるのに緊張している茉央が可愛いく見えた


茉:あ、あのね……私……

少し間が出来た後俺の目を見て茉央が言う

茉:私!!〇兄のことが好きなの!!ずっと昔から!!ずっと!好きです!!いや!大好きです!!

俺は茉央の言葉を聞いた瞬間固まった

……え?

お、俺のことが好き?

いやいや!!

何言ってるんだ?

彼氏が出来たんじゃないのか?

な、なんで俺のことが……

しかも、ずっと昔からって……

男性が苦手だったんじゃ……

待て……やばい、脳が全然回らない……

どういうことなんだ?

俺がふと、茉央の方を見ると不安そうにこっちを見ていた

そ、そりゃそうか告白したのに相手がずっと固まってるんだもんな

不安になるだろう……

と、とりあえず茉央に話を聞くしかないな……

俺は茉央に話し始めた


〇:……え、えっと……茉央は俺の事が好きなのか?

茉:……う、うん……

〇:ずっと昔っていうのはいつからなんだ?

茉:……〇兄とよく会ってた小さい頃から……気づいたら好きになってた……

〇:そ、そうなのか……それじゃもしかして俺の家に来たのも好きだから?

茉:……うん、おばさんとお母さんに〇兄への想いを伝えたの……そしたらおばさんがいいわよって言ってくれて……それで一緒に住むことができることになったの

〇:な、なるほど……

母さんもこの事は知っていたのか……

だから俺が無理だと言ったのに粘り強く来て決まってる事だからと言ってきたのか

ということは俺は外堀を埋められていたのね……

てか俺完全に誤解してたんじゃん……

男性が苦手とかじゃなくて俺のことしか見てなかったのか

だから大学で彼氏を作ればって言ったら俯いたのか……

事情を聞けて俺は少し落ち着く

それと同時に締め付けられた心が楽になり俺は気づいた

俺の想いに……


茉:……返事聞かせてくれへん?

〇:……あ、ご、ごめん、わかった伝える

俺は深呼吸を1度して伝える

〇:……茉央ちゃん……いや、茉央俺も好きだ

茉:……っ!?ほ、ほんま?

〇:うん、本当だ

茉:や、やった、やったー!!

茉央は嬉しそうに笑顔になる

茉:で、でもなんで私なんかを……

〇:それは毎日夕飯を作ったら嬉しそうにうまいおき!!って言って食べてくれるからかな、俺的にはずっと1人で食べてた食卓が茉央のおかげで色鮮やかになって幸せになったから

茉:そ、そうやったんや……エヘヘヘ

茉央は顔を赤くしながら照れる

〇:あ、夕飯何食べたい?

俺が聞くと茉央が笑顔で言う

茉:マグロが食べたい!!

〇:マグロか!わかった!それじゃ買いに行こっか!!

茉:やったー!!

俺と茉央は笑顔で家を出る

近くのスーパーではなくちょっと離れたお魚屋さんへ行きいいマグロを買った

そして、家に帰りマグロ丼を作り一緒に食べる



〇:それじゃ俺と茉央が付き合った日を祝って!いただきます!!

茉:ふふっ、いただきます!!

パクっと茉央がマグロを食べる

茉:うまいおき!!

幸せそうに茉央が言う

〇:お!早速出たな!

茉:だって美味しいんだもん!!〇兄の作るご飯は本当に美味しい!!

〇:ありがとう、そう言ってくれるから俺は頑張れるよ

茉:エヘヘヘ嬉しい

俺と茉央は笑顔で話をしながらワイワイとマグロ丼を食べた

後日、茉央から俺達が付き合ったことを知った母さんとおばさんからおめでとうと電話で言われた

それと同時に、おばさんに絶対に茉央を幸せにしてなと言われ俺は任せてください!!と全力で伝えた











妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はまおぱいさんの企画参加作品です!!
ヒロインはきっきで書きました!!
どうでしょうか?笑
面白くかけましたかね?
もし書けていたら幸いです!!
毎日投稿15日目!!
半分に来ましたね!!
なんだかんだ早いなって気持ちがあります笑
残りもよろしくお願いします!!
明日のヒロインはまだ決まってません!!
なのでお楽しみに!!笑
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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作品のリクエストもお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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