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みんなから人気な年下幼なじみは俺のことが大好き!?

いつものように母さんに挨拶をして家を出る

高校へ向かって歩きますと後ろから声をかけられ振り返る

するとそこには2歳年下の幼なじみである、正源司陽子がいた

正:〇兄ー!おはよう!!

〇:おぉ、陽子おはよう

正:一緒に行こ!!

〇:おぉ、いいぞ

正:ふふっ!やった!

ニコッと微笑む陽子

〇:そんなに嬉しいか?

正:当たり前じゃん!私は〇兄のこと好きなんだからさ!!

真っ直ぐな目で陽子が言う

そう、陽子は俺のことが好きなのだ

高校生になって直ぐに俺に陽子は告白してきた

だが、俺はOKせず保留することに決めた

それからずっと陽子は俺にアプローチしてきている


〇:そうだったな

正:そろそろ、私の事好きになってくれてもいいと思うんだけどなぁ……

〇:それは分からないな

正:ぶぅ……こんなに可愛い幼なじみなのに……

〇:自分で言っちゃダメだろ

俺たちがそうやって話しているとクラスメイトの金村がやってくる

金:あ、〇〇、陽子ちゃんおはようー!!

〇:おぉ、金村おはよう

正:金村先輩おはようございます!!

金:今日も2人は一緒だね〜

正:当たり前です!私と〇兄は付き合ってるんですから!!

〇:いや付き合ってねーよ

正:むぅ……それじゃ!両思いなので!!

〇:だからまだ気持ちはわからないって言ってるだろ?

正:しょぼーん……

〇:しょぼーんって言うやつ初めて生で見たわ

金:ふふっ、2人って本当に仲良いね

正:はい!仲良いです!!

〇:まぁ幼なじみだからな

正:えっ!珍しい!!〇兄が仲良いこと認めた!!

〇:別に本当のことだからいいだろ

正:やったー!!これは大事な大事な1歩です!!

金:ふふ、陽子ちゃん良かったね

正:はい!!

陽子が飛んで喜ぶ

その姿を見て俺は思わず微笑んだ

そして、俺たちは学校に着き陽子は1年生のクラス、俺と金村は3年のクラスへ向かった



教室に着くと金村が俺に話しかけてくる

金:ねぇねぇ、〇〇は本当に陽子ちゃんのこと好きじゃないの?

〇:好きじゃないわけではないぞ、ただそれが恋愛とかの好きなのかが分からないんだよ

金:なるほどね……ねぇ、もしさ陽子ちゃんが他の男子と付き合うってなったらどうなの?

俺は金村に聞かれ胸の中にモヤッとした気持ちが生まれる

でも気付かないふりをして話す

〇:他の男子とか……まぁそりゃおめでとうって言うんじゃないか?

金:ふぅーんそうなんだ

〇:なんだよ、その反応そりゃそうだろ、別に俺は陽子の彼氏じゃないし普通祝うだろ

金:……まあ、〇〇が陽子ちゃんに対して抱いている想いが分かったらちゃんと言ってあげるんだよ

〇:わかってる……

俺がそう言うと先生がクラスに入ってくる

金村は自分の席に戻り先生が話を始める

そして、授業が始まり俺は真面目に話を聞いた





私は〇兄と金村先輩と別れてから自分の教室に行き、授業を受けた

そして、お昼休みになり私は〇兄のところへ行こうとした

すると同級生の違うクラスの男子1に話しかけれた

男1:ちょっと、正源司いいかな?

正:なんですか?

話しかけてきた男子1はあまりいい噂がない男子生徒だった

なので私はちょっと嫌だなって感じながら言う

男1:話があるんだけどさ

正:……分かりました、予定があるのでなるべく早く済ませてください

男1:おぉ、それは良かったそれじゃこっちに着いてきてくれ

私は一瞬断ろうとしたけど、色々面倒になりそうですぐ済ませることを条件に頷いた

そして、私はその男子1と一緒に体育館裏へ向かった

体育館裏に着き、男子1が話始める



男1:それじゃ話なんだけどさ……俺と付き合ってくんね?

私は男子1の告白を受けるが何一つもときめかない

正:すいません、私好きな人がいるのでお断りします

男1:はぁ?何断ってんの?断る権利あると思ったの?

正:どういうことですか?

男1:なぁ、正源司お前が好きな先輩がどうなってもいいのか?

正:っ!?

私は不安な気持ちが溢れ出す

大好きな〇兄になにかされるかもしれない

されるかもしれないだけで私の心は恐怖に包まれた

正:ちょっと待って!!〇兄は関係ない!!

男1:何言ってるんだよ、関係あるもないもこっちが決めるんだよ、わかったか?

正:なっ……お、お願い!!〇兄だけは!〇兄だけには!手を出さないで!!

男1:それを祈るなら俺と付き合えよ

正:そ、それは……

男1:……ちっ、仕方ねーこうなったら無理やり俺と付き合うって言わせてやる!!

男1は私の体を掴んでくる

私は恐怖で動けなくなり終わったと思う

〇兄……〇兄!!助けて!!

私がそう願った瞬間声が聞こえた……

私の、私の大好きで望んでいた声が!!





俺はお昼いつも陽子と食べるため教室に陽子が来るのを待っていた

お昼休みになってから結構経っても来ないためどうしたんだろう……と考えていると金村が小走りでやってくる


金:ちょっと!〇〇大変!!

〇:ど、どうした?

金:今さっき売店に行くために階段降りてたら、陽子ちゃんがあんまり噂で良くないって出てる陽子ちゃんと同級生の男の子でその子と一緒にどこか行っちゃったの!

〇:っそうか……そうなると告白か?

俺は不安な気持ちが生まれるが普通に話す

金:ちょっと!何呑気に告白か?って考えてるの!!

〇:いやだって実際に告白されるだけだろ

あまり噂が良くない男子からの告白をされると聞き、本当は陽子のところへ行きたいが、彼氏でもないしと理由をつけ平然とした振りをして言う

金:だから!その男子があまりいい噂を聞かないって言ってるじゃん!!

〇:あまりいい噂を聞かないってどういうのだよ

金:可愛い女子に告白して断れたら無理やり付き合うと言うまで色んなことをしたり、それに付き合ってから大体が体目当てだから嫌なことを沢山されるんだって!!陽子ちゃんがもしそんなことされてもいいの?

俺は金村の話を聞いて流石助けに行かないと絶対後で後悔すると思い立ち上がる

〇:なんだよそれ……やばいじゃないか!!金村どこに行ったか予想できるか?

金:はぁ、やっと行く気になったのね、多分行先的に体育館裏だと思う

〇:わかった!行ってくる!!

金:ついでにあんたの素直な気持ちも陽子ちゃんに伝えなさいよー!!

俺が教室から走り出すと後ろから金村の声が聞こえる

俺は金村に自分の気持ちがバレてたのかとびっくりする

それと同時に金村の言葉の通りもし守れたなら伝えてもいいかもなと思った

そんな気持ち胸に急いで体育館裏へ向かった

体育館裏に着くとちょうど陽子が男に手を掴まれているところだった

俺は急いで助けるために二人の間に割って入った



〇:ちょっと待て!!

俺がそう言うと男は嫌な顔を、陽子は安堵した様子で見てきた

男1:ちっ!なんでここに!!

〇:友達が教えてくれてな、陽子大丈夫か?

正:うん……ありがとう

〇:……よくも俺の陽子に手を出そうとしたな!ただで済むと思うなよ!!先生にも必ず伝えるからな!

俺がそういうと男1はヤバいって顔になる

男1:ちっ!くそっ!!

男1はそう言って、無様な姿では走っていった

すると、陽子が俺の手を掴んでくる

正:〇兄……ありがとう

〇:陽子が無事で良かったよ

正:……うん、あ、あのさ……

〇:どうした?

正:さっき……俺の陽子って言ってたけど……どういう意味?

俺は我に返って驚く

確かに想いを伝えてもいいかもしれないと思ったが……まさかこんなにも大胆な感じで言うとは……

俺が思っているより、俺は陽子のことが好きなんだなって感じる

そして、俺は覚悟を決め陽子に想いを伝える


〇:……好きだからだ

正:……っ!?ほ、ほんと?

〇:あぁ……嘘つくはずないだろ

正:や、やった!やったー!!〇兄が私の事好きってことは両思いなんだよね!!ねぇ!!

陽子は嬉しそうに俺に聞いてくる

〇:あぁそうだな

正:それじゃ私たち付き合うってことでいいよね!!

〇:……あぁ付き合お

正:私……私!!嬉しい!!〇兄と付き合えて……本当に本当に……

陽子は涙を流しながら言う

〇:そんな泣くな

正:……私だって不安だったんだよ?好きだって言ってたけど……もしかしたら〇兄にこのまま想いをぶつけても……叶わないかもって……

〇:そうだったのか……それはすまん……本当はずっと好きだったんだ

正:え?じゃあ!なんですぐに付き合ってくれなかったの?

〇:それは俺よりいい人が陽子にはいると思ったんだ

正:そんなわけないじゃん!!私には〇兄しかありえない!!

〇:陽子ならそう言うと思った、だから俺は断るんじゃなくて保留し続けた、その間に新しい好きな人を見つけて幸せになって欲しかったから

正:そうだったんだ……で、でも!それじゃなんで今付き合ってくれるって言ってくれたの?

〇:それは……俺が付き合わないで、さっきみたいな男と陽子が付き合って陽子に悲しいことが起きるなら、俺が幸せにした方がいいことなのかもしれないって思ったんだ

正:そうだったんだ……ふふっ

陽子が嬉しそうに笑う

正:それじゃ……これからは幼なじみじゃなくて彼女としてよろしくね!

〇:おぉ、よろしく付き合ったんだから必ず陽子を幸せにするよ

正:エヘヘヘうん!!幸せになる!!

陽子が幸せそうに微笑み

すると、チャイムがなる

キーンコーンカーンコーン

〇:あ、やべ!!午後の授業!!

正:ほんとだ!!てか!お昼食べてない!!

〇:仕方ない!!食べないで授業頑張るぞ!!

正:うぅ……お腹空いたのに……

〇:家で食べるしかないだろ

正:〇兄と食べたいんじゃん……

〇:はぁ、わかったよ!帰りに公園で一緒にお弁当食べよう!

正:ほんと!!やったー!!私頑張る!!

陽子は元気になり、俺たちは急いでそれぞれの教室に戻った

席に座ろうとすると金村が話しかけてきて俺は付き合ったことを話した

そしたら、おめでとうって言ってくれた

そして、先生がやってきて午後の授業を頑張って受けた

約束した通り、帰り陽子と一緒に公園でお弁当を食べた

陽子は嬉しそうにずっと食べてた

俺はそんな陽子を見てこれならも一緒に隣で笑顔を見るために頑張ろうと心の中で決めた











妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はアンケートで決めた正源司で書きました!!
いかがだったでしょうか!!
初めての正源司でちょっと緊張しております笑
上手く書けていたら幸いです!!
毎日投稿19日目!!
明日はアンケートで正源司と互角だった谷口になります!!
お楽しみに!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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