普段照れさせようとしてくる幼なじみ彼女だが彼氏である俺が何か言うとすぐ照れてしまう
チリリリン!!!!
俺の耳に目覚ましの音が響く
俺は目覚ましを止めようと目を開ける
すると、隣に彼女である美月が笑顔でいた
〇:……またか
美:なっ、びとい!!またかってそんな反応!
〇:だって付き合ってから定期的にやってるじゃん
美:……確かにそうだけどさ
美月が頬を膨らませる
美月とは幼なじみで高校生になって俺が告白して付き合うことになった
その時美月は泣いて喜んでいた
前から美月のアプローチは凄かったが今はよりさっきのようなアプローチをしてくるようになった
美:こんな可愛い私が一緒にベットに入って目を覚ましたら隣に寝てるって言う神シチュエーションなのに!!
〇:はいはい、そうだね
美:ぶぅ……
〇:よし、それじゃベットから出て俺制服に着替えないと行けないから
美:着替えるの手伝う!!
〇:1人で出来るからいいよ、リビングで待ってて
俺はそう言って美月を部屋から出して、ドアを閉める
制服に着替え1階のリビングへ行った
すると、母さんと美月が仲良く話しをしており母さんにおはようと伝え俺と美月は家を出た
すると、すぐ美月が俺の手を握ってくる
美:えへへ、私と手繋げて嬉しい?
〇:うん、嬉しいよ
美:なっ、ちょっとは照れてよ!!
〇:照れる必要ないだろ?俺たち付き合ってるし、それに普通に嬉しい
俺が本心を伝えると美月は顔を赤くする
美:なっ、何それ……ずるい
〇:ずるいってなんだよ
美:だって!いつも私が色々やっても照れないのに、そうやってスラッと嬉しいこと言うんだもん……
〇:なんだよ、別にいいだろ
美:良くない……つまんない!!
〇:つまんないって言われても……
俺がそういうと後ろからクラスメイトの梅澤に話しかけられる
梅:2人ともおはよう!今日2人とも仲良いね
〇:おう、梅おはよう
美:ねぇ!梅聞いてよ!!〇〇がずるいの!!
梅:ずるい?何が?
美:私が色々やっても照れないのに、スラッと嬉しい事を言って私のことを照れさせるの!!
梅:ふふ、何それ!朝からどんだけ幸せなのよ
美:むぅ!幸せとかじゃなくて!ずるいか話してるの!!
梅:ふふ、まぁそうだね確かにひどいかもね
美:だよね!女心を弄んでる!!
〇:え、いやなんか酷いとか弄んでるって言われるとすげぇ俺が悪いように聞こえんだけど
美:本当の事だもん
〇:ガチかよ……俺は思ったことを言ってるだけなのに
梅:ふふ、いい男過ぎるのも問題かもね
〇:梅澤楽しんでるのだろこの状況……
梅:え?そんなことないよ!てか!2人ともそろそろ時間やばいよ!
美:あ!本当だ!!〇〇急ご!!
〇:今梅澤話上手いこと逸らしたような……って確かにやばいな急ご!
俺と美月、梅澤は小走りで高校へ入り教室へ向かった
私は〇〇と梅と一緒に走って何とか時間に間に合った
先生がやってきて話始める
そんな中私は自分の中で考え事をしていた
それは……どうやったら〇〇を照れさせられるかだ
私はいつも〇〇に色々するが照れてくれない
常にカッコよくて私が返り討ちにあっている
はぁ……なんであんな人が嬉しいって思うようなことをスラって言えるんだろう……
私結構心の中で覚悟を決めて色んなことしてるのになぁ……
あーもう!どうやったら私は〇〇を照れさせられるの!!
ずっとそのことを考えた
色々な案が出てきてよし!やってみるぞ!って思っていたらお昼になっており、〇〇がお昼食べよって誘ってきた
私はお!これはあれをやろう!と思いいつものように屋上に着く
美:よし!それじゃお昼食べよ!!
〇:おう、そうだな
一緒に座ってお弁当を開ける
美:わぁ!今日も〇〇のお弁当美味しそうだね!!
〇:ありがとう、そういう美月のお弁当も美味しそうじゃん、料理上手くなったな
美:えっ!そ、そうかな……えへへ
実は私はお弁当を自分で作っている
その一番の理由は〇〇と同棲した時に料理を作れないってなったら大変だからだ
私は付き合ってから猛練習するために日々お弁当を自分で作るようになった
美:って!また照らされちゃった!
私は褒められ照れてしまったことに気づく
授業中で考えた照れさせることをやるつもりだったのに!!
このままだと〇〇のペースに持っていかれる!
私はそう思い、私はお弁当を食べ始めるように促す
美:それじゃ食べよう!!
〇:おう!そうだな!いただきます!!
美:いただきます!!
私と〇〇は手を合わせながら言ってお弁当を食べ始めた
少し食べ始めてから私は〇〇に勇気を出して言った
美:あ、あのさ!今日〇〇が好きな卵焼き上手くできたんだけど食べてくれない?
〇:お!そうなのか!!食べる!!
美:ふふ!そ、それじゃあ、アーン!!
私は卵焼きを橋で掴み〇〇の口元へ運ぶ
そう!これはあーん&関節キス作戦である!!
少女漫画とかだと絶対これは照れ合うやつ!!
これなら〇〇も照れるはず!!
私自身少し照れていながらやると〇〇は普通の顔で卵焼きを食べる
〇:モグモグ……うん!美味いな!!
美:……え
〇:うん?どうした?美月
う、嘘でしょ……
私自身は少し照れながらやったのに〇〇は照れてる様子は何一つもない
あぁ……これでもダメなのか……
はぁ……
私は落ち込み、お弁当を食べた
〇:お、おい?美月?どうした?そんな勢いよくお弁当食べたら良くないぞ?
私は〇〇の言葉を聞かずお弁当を食べた
すると案の定体調が悪くなり〇〇がもの凄く心配してくれた
私はトイレへ行き何とかなった
そして、お昼の時間が終わり午後の授業が始まった
その間も私は〇〇を照れさせる作戦を考えた
だがなかなかいいものが思いつかず気づいたら午後の授業が終わり帰る時間になった
私は今日は考えるのをやめようと思い〇〇と一緒に教室を出て帰路を歩く
〇:あー今日も授業疲れた……眠い……ふぁ……
あくびをする〇〇
ふと〇〇の口に視線が合う
その時私は思ってしまった……
そう、これなら照れさせられるんじゃないかと……
私自身も初めてで緊張することなのでもの凄く考える
でも照れさせるならこれしかない!!と思い私は少し先を歩く〇〇を呼ぶ
美:ちょっと!待ってよ!〇〇!!
私が名前を呼ぶと〇〇はこっちを振り向いた
その時私は勇気を出して……キスをした
チュッ……
俺は美月に呼ばれて振り返る
すると、それ同時に口に柔らかいものが当たった感触がやってくる
一瞬頭脳が停止して動いた時には美月がニヤニヤして俺の顔を見ていた
美:えへへ、〇〇がやっと照れてくれた!!顔真っ赤だよ
美月がいたずら笑顔で言う
でも、そう言う美月も顔が赤くなっていて俺は可愛いなって思った
〇:な、何するんだよ急に
美:〇〇が照れることって考えてふと思ったのキスすればいいんじゃないかって思ったの!
〇:な、なるほどなそういう事か、でも俺の事を照れてるって言ってる美月の顔が一番赤いぞ?
美:っ!?な!そ、そんなわけないじゃん!!
美月がそう言うと俺から顔を隠そうとする
俺はそんな美月を見ていいことを思いつく
〇:隠しても無駄だよ
俺は美月の顔を触り俺の方へ顔を向けさせる
視線が重なり見つめ合う俺と美月
美:な、何?
美月が顔を赤くして聞く
俺はそんな美月を無視して目を瞑り美月の口に……
キスをした
チュッ
美:っ!?
俺からキスをすると元から赤かった美月の顔がより赤くなる
美:な、なっ!なに急にするの!!
〇:え、美月がしてきたからお返し
美:きゅ、急は!ずるい!!
〇:美月が先に急にしてきたんだろ?
美:そ、それは……そうだけど……むぅ、せっかく〇〇を照れさせられたのに……
美月が頬をまた膨らませる
帰路をまた俺たちは歩きだす、そんな中機嫌がなかなか戻らなかったので近くにあるコンビニに行きアイスを奢って何とか機嫌を元に戻してもらい家に帰った
それから、美月は俺をまた照れさせようと色々してきた
だが毎回俺が返り討ちにした
それは結婚して子供が2人産まれた今でもずっと続いている
妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回は山で書きました!!
どうだったでしょうか!!
面白かったですかね?
もしそうなら嬉しいです!!
毎日投稿29日目!!
明日は与田になると思います!!
お楽しみに!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
質問でもなんでもいいです!
作品のリクエストもお待ちしております!
気軽に送ってきてください!
Twitterのフォロー、いいね、RTしてくださると嬉しいです!
noteのフォロー、そして作品のスキもしてくださると嬉しいです!
励みになります!
最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?