セキド産業ソリューションセミナーに行ってきました
先日、新大阪で開催された『セキド産業ソリューション』に参加しましたので、そのときの覚え書きを記事にまとめます。
最初に、登場したドローンは、『DJI MAVIC2 ENTERPRISE』と『DJI MAVIC 2 EANTERPRISE DUAL』です。拡張性豊富な小型産業用ドローンです。
各モデルの機能としては、拡張追加デバイス・データパスワード管理・1200万画素カメラ、自己発熱バッテリーが共通事項で、エンタープライズにはズーム機能、エンタープライズDUALには『サーマルカメラ』が搭載されています。細かなスペックについては、WEBページを参照ください。
拡張ポートを利用することによって、飛行の可能性が広がります。下記写真のように『ちょんまげ(笑)』のようなスタイルで『スポットライト』『スピーカー』『ビーコン』を搭載することができます。
デュアルスポットライトを使用すれば、暗い場所での遭難者に光を届け、簡単に誘導することができます。照度の仕様は FOV17°、最大:11ルクス @ 直線30mであり、10~20m先のものを照らしているデモをしてくれました。確かに、暗闇でも使える機能だと感じました。
スピーカーは、緊急時の呼びかけなどを行う際などに利用できます。かなり大きな音が出せる仕様で、20~40m先にいる人々に連絡できるそうです。
24GBの内蔵データーストレージを搭載しており、動画を筐体の内部に収めることで利便性の高さとセキュリティの向上を図ったそうです。従来のSDカードだと、誰でも抜き差しできるので、動画盗難のリスクがあるとのこと。
自己発熱バッテリーも搭載されており、厳しい天候でも急激なバッテリー電圧降下がない仕様になっています。
DJI純正自動操縦アプリケーションであるGS PRO対応であり、様々なミッションを作成して、実行することができます。こちらのアプリケーションは産業『専用』ですので、DJI GOで利用しているアクティブ・トラックのようなミッションは含まれていないそうです。確かに、空撮用の用途と産業用の用途ではミッションが異なりますからね。
FLIR社共同開発サーマルセンサーと4Kビジュアルカメラを搭載しています。こちらもデモの画面で紹介してくれました。可視光カメラとサーマルカメラをデュアルに見比べることで、太陽光発電パネルの点検や人命救助などに使えるそうです。30m上空からでも目視で人を発見できました。
気になるお値段は、エンタープライズが270,000円、DUALが378,000円、バッテリーが21,600円になります。
DJI MATRICE 200 シリーズ V2
つづいて、産業専用機であるM200シリーズV2の紹介がありました。こちら共通仕様として、防滴防塵仕様と特殊カメラ搭載可能というガチな仕様があります。ヘリでも飛べない状況でも飛行できるタフなマシンです。
M210では、デュアルジンバルと上方ジンバルが搭載されますので、橋の点検などに利用できるそうです。M210RTKでは、それに加えて抗磁気干渉とD-RTK2,0高精度測位の機能が加わりますので、高圧電線、造船所のようなシビアな環境での点検をしたり、GNSSで数センチ単位の誤差を要求される測量などで活躍するそうです。
魅力的だなと感じたのは、ZenmuseXT2ドローン専用のサーマルカメラで、サーマルカメラと可視光線カメラを1つの筐体に搭載し、双方のカメラをソフトウェア上で統合することにより、実践的な解析データをリアルタイムで得ることができるようなったことです。
ZenmuseZ30の超高倍率ズームカメラも魅力を感じました。光学30倍×デジタル6倍=最大180倍ズームが可能なカメラのデモは、007シリーズに出てきそうな迫力でした(笑)
ViewProZ10TLは、光学10倍ズーム暗視カメラです。こちらも暗視カメラと強力IRレーザー搭載で夜間での監視業務に耐えるマシンです。デモを見ましたが、真っ暗闇の中で人を発見することができる性能には感動しました。
盛りだくさんのセミナーだったので、まだまだ書くことがあるのですが、病み上がりですので、今日はこの辺りで筆をおきます。
P.S セミナー資料は自宅にありますので、もし、ご覧になりたい方は気軽にご相談ください。
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