ブタヲ先生との思いで⑦

 第7回目は、ブタオ先生がトレーナーとして再度来ていただいた時のコンサートミストレス北村(旧姓:大西) 涼子さんからいただいた”ブタヲ先生との思い出”です。
 本人は「文章苦手なので・・・」と言っていましたが、いやいや、やはり「くち」を扱う専門家の筆はさすがに面白いです。
 2人の若さにびっくりする写真ですが、田村正和も若い!


 岡大オケに入部してからコンミスになるまで、バイオリンにトレーナーがいないことに気づいていませんでした。そういえばビオラには古河原さん、チェロには大王さん・・・がいるのになぜ?
 バイオリンだってプロの指導者に教えを請いたい! と思って探していたところ、大王さんがご紹介してくださったのが、4年前に一度岡大に来てくださっていたブタヲ先生でした。

 12月に東京芸術劇場でのオーケストラ大会と定演を控えた1994年の10月28日から30日の3日間、チャイコフスキー4番に悪戦苦闘していたころ、ブタヲ先生に来ていただくことになりました。私は峰栄先輩とは入れ違いの代なので、ブタヲ先生にお目にかかったことはなく、しかもトレーナーのいない時期が長かったためなんのマニュアルもありません。常識知らずの若者だった私たちは、先生に粗相のないようお迎えすることばかりに頭を悩ませていました。

 超フレンドリーで楽しいブタヲ先生とはすぐに打ち解け、朝早くから少人数でレッスンしていただき、不二家で夕食、夜はパート練習、練習後は田舎家で飲み、深夜までカラオケ(『そして神戸』!)、また朝ブタヲ先生をホテルに迎えに行く・・・という毎日で、クタクタになったのを覚えていますが、ブタヲさんはもっとクタクタだったでしょうね(^_^;) 

 無事日程を終え、岡山駅でブタヲさんをお見送りして一息ついたとき、謝礼をお渡しするのを忘れたことに気づき、血の気が引きました・・・ここで痛恨のミス!こき使われた挙句謝礼無しだなんて、ブタヲさんはどんな気持ちで新幹線に乗られたことでしょう(>_>)
(笑って許してくださり、後日振り込みさせていただきました)。

 その当時の写真、発見しました♪
 1994年、今から26年前ですが、そのときはまさかこんなに長く岡山に来て下さることになるとは思ってもいませんでした。学生に愛を持って接してくださるブタヲさんに、みんなが魅了されたからこそでしょう。本当にありがとうございます。
 今回の演奏会が無事に開催できることを祈っています。
 昼は仕事で行けませんが、懇親会には絶対行きます(^o^)/

   北村(大西) 涼子(第41回卒)

1994年 (1)

1994年

2019年

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