見出し画像

鉄印帳の旅〈23〉由利高原鉄道/まつ子さんに会ってきた

https://www.obako5.com

鳥海山ろく線 
 羽後本荘駅(秋田県由利本荘市)- 矢島駅(由利本荘市) 23.0km

由利高原鉄道ホームページより

空と田んぼと鳥海山

由利高原鉄道は鳥海山を眺めながら田園地帯をのんびり走る、とっても癒されるローカル線です。愛称は「ゆりてつ」。

秋田駅からJR羽越線で約40分。鳥海山ろく線の出発駅羽後本荘に到着しました。

終点の矢島駅までの往復切符を購入。
硬券がいいですね。

コメどころ秋田。田植えの季節です。

雪をかぶった鳥海山が見えてきました。
晴れていたので、めちゃくちゃ綺麗です。

矢島駅まで約40分。もう少し車窓を楽しみたかったな。

天井が高く開放感あふれる待合。グッズ販売もしていました

売店のまつ子さん

本日最大の目的は矢島駅の「有名人」に会うことです。

そう、売店のまつ子さんです。
観光客に気さくに話しかけ、時には相談にものってくれる人生経験豊かなまつ子さん。これまでにもテレビや新聞で何度か紹介されています。

鉄印は印刷されたものが大半なのですが、矢島駅では、まつ子さんが鉄印帳に直接記帳してくれます。
とても貴重です(おやじギャグ)。
4種類の書体から選べます。私は②を選びました。

まつ子さんと列車が来るまで話をすることができました。

「お兄さん、どこから来たの?」
「関西です」
「遠いところ、ありがとね」
「鉄印、幾つ集めた?」
「あと半分くらい」
「ゆっくりとね、楽しみながらね」

「お客さんと話す時も取材の時も私は一緒、このまんま。私は私。(仕事は)歩ける限り続けるよ」

どこまでも自然体のまつ子さん。
そうですよね。かっこつけて生きてもしんどいだけですよね。
10分ちょっとの会話でしたが、たくさん「元気」をもらいました。

鉄印を購入するともらえる商品券

まつ子さんは一日一筆ボードに書き込んでいるそうです。
この日の言葉はこれでした。

帰りの列車は「なかよしこよし号」。
秋田杉など木をふんだんに使った別名おもちゃ列車です。

鳥海山を眺望できるパノラマ席
子どもたちが遊ぶスペースも

この特別列車は追加料金も予約も要りません。
私が訪ねた時には1日3往復運行されていました。
秋田おばこ姿のアテンダントさんも乗車して名所を案内してくれます。

と、出発直前になんと!

まつ子さんがホームに私を見送りに来てくれました。
筆書きのメッセージを持って。
秋田大好き。
お元気で。

まつ子さん直筆