7月10日 見返りを求めるな、お前は

いいね機能とかがあるコンテンツには大抵、日本人の礼儀のようなものを利用していいねを集めようとする人間がいる。
具体的に言えば、いいねを押されたから相手にもいいねを返さなければいけない、みたいな礼儀だ。心理と言っていいかもしれない。

そういう、人の心理を利用するやつは大抵、発信するコンテンツの中身なんて見ていない。興味があるのは返ってくるいいねで満たされる自分のことだ。

正直、無為じゃないか、と思う。
礼儀で押されたいいねになんの価値があるんだ、見た人の魂からいいねが来ないと意味が無いんじゃないのか。
胸ぐらを掴んでグラグラと揺らしたあと2発くらいぱんちしたい気持ちが、そういう人を見ると湧く。美しくないとすら思う。

だけど、インターネットの向こう側にいる住人にそんな事はできないし、当然するつもりもない。インターネットを優しさで満たすためには許すことも必要なのだ。

来週の土日に、旅行に行く。
そのために今、めちゃめちゃ課題が立て込んでいて、毎日引くほど課題をやる必要がある。期末前なのもそう。

おかげさまで、週末に誘われた遊びの予定は断ることになった。まぁ、中学からの友達でいつでもネットを通じて遊べる仲であるからいいのだけど。

課題の話に戻ろう。
私は、プログラミング系の授業の課題をやるのがなんか性にあっていて、それについては多分人に教えられる程度に賢い。そのため、割と人に頼られることがある。

それ自体は別にいいことなのだけれど、助けることがほぼ毎回なので、流石にちょっと困っている。もっと頑張ってくれと思わないでもない。

「せっかく助けているのだから、何か、私の課題を手伝うくらいあってもいいじゃないか。」
そう思わないこともない。というか思っている。口に出さないだけで。

さっき、いいねを求める人に対してあれだけ言ったのに、自分の課題のことになるとこれである。なんなんだ。

結局、人は誰しも自分本位なものだ。
だからこそ、これを読んだあなたに祈りを込めて言おう。

見返りを求めるな、お前は。


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