ギター練習ルーティン2020/7

今のギターの練習メニューを書く。
何年か前にも書いた気がするけど(※個人ブログにて)、その時とは変わったし、こういうのはできるようになると逆に忘れてしまうので、
今意識していることをメモする意味でちょっと書き残しておく。


今の練習メニューはまず3つに分けられる

①メトロノームを使った練習
②曲、再生リストをこなす練習
③反復曲練

またメインは②。色んな練習をここで行う。曲をかけてしまえば、モチベーションが低くてもこなせるので。
①は、②ではできない練習をやる。準備運動的な意味もある。
③は、後述するが、ほぼ筋トレ。やらないときもある。


ここから具体的に説明していく
①-1 メトロノーム練のやり方
ここではメトロノームを使うがその使い方が大切。
どこかのサイトにあった練習を真似たものだが。


メトロノームを使って「裏」を取る練習をしている人は結構いると思う。
あれは、裏を取る練習をすることで、リズムを正確に刻めるようになることが目的だ。

裏を取る練習では、
4分:◯◯◯◯(◯がメトロノームのなる位置)

裏 :ー◯ー◯
で練習する

好きなリフとか当てはめて、裏でメトロノームを鳴らした状態で弾けると良い。

今回はこれを発展させて、

◯ーーー

で練習する。


次に、ー◯ーー
ーー◯ー
ーーー◯

とずらして練習する。


自分の中にちゃんとリズムを刻まないと弾けないので、リズム感が鍛えられる。


また、弾くリフも16分でかつ、表と裏、休符が単純じゃないリフだといい。


個人的にはle freakのリフを弾いている。時々、3連を混ぜたり、色々アレンジする。


そして弾けるようになったらどんどんbpmを下げていく。
ちなみに今はbpm20~14(実質80~56)あたりで練習する。最初は原曲と同じくらいの30(実質120)とかでやっていたと思う。


前は、速いカッティングの練習をするために、この後にbpmを40弱くらいまで上げて(実質160)、同じ練習をしていた。
ただ体調が悪いときにあんまり速くしすぎると、力んでしまって良くない。まだ準備運動なので。

①-2 難点
この練習の難点は、メトロノームの限界だ。

裏を取る練習であれば、練習bpmが120であれば2回に一回しか鳴らさないので設定bpmは60。
今書いた練習であれば、練習bpmが120だと、4回に一回しか鳴らさないので設定bpmは30。

30というと、ほとんどのメトロノームが限界とするbpmぴったりだ。これ以上遅くはできない。


遅いbpmをやろうと思うと、youtubeやスマホアプリならできないこともない。
だけど、個人的にどっちも絶対気が散るので使いたくない。
youtubeは広告があるし、動画は途中で終わるし、丁度いいbpmの動画を探さないといけない。
スマホアプリは、まずスマホを開く段階でLINEやゲームの通知をみてついそっちにいってしまうorz


というわけでこの練習のために買ったのが
SEIKO SQ200


5000円弱する。メトロノームごとき、なんて意識するとまあまあ高いように思う。

ただまあ、これでリズム感よくできるならと買ったわけで。


サウンドハウスのレビューには色々書かれているが、そんなに悪くない。

この練習で使うだけなら大きくbpmを変えることもないので、操作は手こずらないし。

ただ、再生ボタンと電源ボタンが別であり、電源つけっぱなしにしがち。ACもつけられるが別売りだし、邪魔なので基本電池で使っているせいで、電源つけっぱなしにするたびに電池が切れそうになってしまう。この辺が、一番大きなデメリットだろうか。


ただ他に代わりはないしね。
まさかbpm30を下回るだけでこんなに苦労するとは思わなかった、、、普通あると思うでしょ。



曲、再生リストをこなす練習
リズム以外の練習は全部ここでやる。

今は

1:速いカッティングの曲
2:トレモロピッキングの曲
3:弦変えピッキング、アルペジオフォーム覚えの曲
4:ダウンピッキングの曲
5:左手トレーニングの曲

という順番でやっている

1は、速い16ビートの曲、16分カッティングができる曲を使う。前はChicの曲や、Guthrie GovanのRhode Island Shred、JamiroquaiのDo You Know Where You're Coming Fromを使っていた。リードは弾かず、ひたすらコードカッティングする。
今はRip Entry/Wet Floorを使っている。そう、スプラトゥーン2の曲だ。
好きでかつ、覚えることに苦がない曲のほうがいい。

2は、Dick DaleのMisirlouを使っている。聴けばみんなわかるだろう的、ギターインスト、サーフミュージック。
原曲を弾くだけだが、ずっとトレモロピッキングなので結構いいトレーニングになる。慣れていないと意外と続かないと思う。
ちょっと前はこれを1.1倍速にしたトラックをつくってやっていたが、筋肉凝ったので今はやっていない。


3は、最初は完全に弦変え、アルペジオトレーニングとしてやっていて、最初はラルクのいばらの涙を弾いていた。
Aメロのアルペジオが終わってからも普通のバッキングやソロは弾かず、コードアルペジオを上下にずっと繰り返す練習。
オルタネイトで安定させるのは意外とミスる。
更に前はこれを1.1倍、1.25倍速のトラックをつくって弾いていた。

今は、ここにジャズのリードやアルペジオフォームを覚える目的も追加した。
曲は、Canadian Sunset/Wes Montgomeryや、その他スタンダード。
コード進行を覚えた後で、ひたすら曲に合わせてアルペジオを弾く。とりあえずメロディは無視する。

ポピュラーミュージックでは使わないようなコードや進行をそこそこの速さで弾くことになるし、
自然とアルペジオフォームの移り変わりも覚えることになる。
慣れたら使うポジションをずらしながら弾いてみる。違う弦をルートにするポジションを使うことになるので一度またフォームを考える必要は出てくるが、縦横無尽に移り替われるようになるとソロで強いし、コピーするときも楽。

ジャズのコード進行はあまり馴染んでいないので、それを覚えるためにも良い練習だ。


4は、ダウンピッキングの練習。
前は聴き慣れているオフスプの速い曲(The Kids aren't Alright, Want You Badとか)をずっとダウンピッキングする、とかやっていたが、動作が単調であまり練習している感じがしなくなったので、途中でやはりメタリカの曲にした。

Master of PuppetsとBatteryだ。
これはもうジェームスパートを弾くだけ。
マスパペはダウンピッキングと関係ない箇所も結構長いので最初は敬遠したのだけど、結局今は練習に加えている。
最初は力んでたけど、最近はメニューに合わせてここまで弾いてくるぐらいになってくると右手の筋肉がほぐれて温まってくる。


5は、左手の練習
右手はもういいだろう、というぐらいウォームアップしたので、ここで左手との同期練習を始める。
ただ、普通の曲だといい感じに特定の左手の速い動作を繰り返してくれるような曲はないので、
使っているのは、かの「地獄のメカニカルトレーニング」のトラックを、再生リストに2連続、3連続でのっけている。

地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 愛と昇天のテクニック強化編
80年代風横移動レガート・フレーズ×2
押弦力が試されるノン・ピッキング・レガート・フレーズ×3
基礎的なハーモニック・マイナー・フレーズ×3
基礎的なハーモニック・マイナー・フレーズ(1.1倍速)×3

それぞれ30秒程度で1回に付き、お手本とバッキングトラックのみの二回が入っているので、×2なら4回弾くし、×3なら6回弾く

最後の1.1倍速はあんまりちゃんと弾けないが、速く指を動かす練習をすることに意義があるのでやっている。
フルピッキングが苦手なのもあり、ちゃんと練習するようにしている。



反復曲練

これは、短時間に繰り返し同じ動きをすることで筋トレする練習。

ここで自分が使っているのは、テープ起こしプレーヤーという、文字起こしに使うアプリ
このアプリはA-B繰り返しモードとスロー再生モードがついている。ギターの練習にはもってこいだ。

今回使うのはA-B繰り返しモード


自分はここでフルピッキングの練習を、②の地獄のメカニカルトレーニングを使った練習でも行ったが、更に行う。


まずJet to Jet/Alcatrazzの前半部、規則的な24分が続くところをA-Bで囲む
そして、これをひたすら弾く。

最初はまあまあ弾けたとしても、速攻で腕がスタミナ切れすると思う。
そんな練習。
この練習の目的はフルピッキングを、頑張らずにできるようになること。


他にも、覚えたところですぐにはどうにもならないようなフレーズを弾くための能力強化練習にはかなり良いと思う。
ただ変な癖がつくと良くないので、できるだけ強化すべき要素だけを強調した単純な動作のフレーズが良い。


いつもここまでやってから、バンドやセッション用の曲練をするのでそっちがはかどらないこともしばしば。。。

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