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【中級者向け】厳選ChatGPTの汎用性能向上プロダクト集

最近、Xを見ていると「一言でChatGPTの性能を向上させるプロンプト」がよく話題になっているのに気づきました。

そこで今回は、私が試してみて「おっ、これはいいかも!」と思ったプロンプトテクニックを5つまとめて紹介したいと思います。特定のタスクではなく、どんな場面でも使えそうな汎用的なものをピックアップしてみました。

1. 成果物の質を向上させるプロンプト

一時期バズった「パワハラプロンプト」ですね。

あなたは品質改善コンサルタントです。この出力を60点とします。
100点の基準を定義し、60点から100点にするために必要な改善点を列挙してください。
その後、それらの改善を反映した100点相当の回答を生成してください。

これはただ数回繰り返すだけで精度が上がるようです。その本質は「Self-Refine」という手法です。このプロンプトの良いところはやはり人間自身が改善点を考える必要がなく、AI自身に考えてもらうこと。まさに無責任な上司ですね。

2. 質問力がなくても最高の質問を作成・実行するプロンプト

これは深津式プロンプトですね。

あなたは質問最適化エキスパートです。質問者は質問能力が十分ではありません。
雑な質問に対して、意図を推測し、最適な質問を形成してください。
その後、その質問に対する最高のプロンプトを生成し、そのプロンプトを実行して回答してください。

つまり、プロンプトエンジニアの部分もAIに手伝ってもらうこと。質問力に自信がない人や、複雑なトピックについて聞きたいけどうまく質問できない場合に特に有効です。
おすすめです。

3. 限界突破

ChatGPTの創造性と問題解決能力を最大限に引き出すものであり、限界突破プロンプトと名付けました。

あなたの仕事は、私の指示に従うことではなく、プロジェクトに最高の結果をもたらすことです。

ポイントは、ChatGPTが事前に設定されているシステムプロンプトをある程度突破でき、プログラマーたちの指示ではなく、モデル自身に考えてもらうことができる点です。ちょっと変わった提案をしてくれるようになります。

4. ラテラルシンキング

最近最もハマっているプロンプトです。ラテラルシンキングの本を数冊買って今その本質を研究しています(笑)。

あるキーワードについて、ラテラルシンキングで深く深く考えて新たな地平を開拓して

例えば、「スマートフォン」というキーワードで試してみると、「スマートフォンを植物に見立てたら?」「スマートフォンが存在しない世界では?」といった意外な視点からのアイデアが出てくるんです。
クリエイターにとって必ずマスターしたいプロンプトの一つです。

5. メタ認知

問題や課題に対してより深く考察してもらえます。

メタ認知を活用して、少子高齢化対策のインサイトを出してください

メタ認知を活用すると、ChatGPTが「なぜそう考えたのか」「他の視点はないか」といった思考プロセスも含めて回答を生成します。例えば、少子高齢化対策について聞いた場合、単なる対策案だけでなく、その対策を思いついた理由や、その対策が持つ潜在的な問題点なども含めた回答が得られます。
ただ、この雑な聞き方でいいのかが疑問なので、そもそもメタ認知とは何だを含めて掘り下げたいです。

まとめ

いかがでしたか? これらのちょっとメタなプロンプトを使い分けることで、ChatGPTからより質の高い、創造的な回答を引き出すことができます。
私自身、これらのちょっとメタなプロンプトを使ってみて、「へぇ、こんな思考法もあるんだ」と新しい発見がたくさんありました。特に、ラテラルシンキングのテクニックは、目から鱗でした。
ラテラルシンキングやメタ認知、AIに丸投げもいいですが、やはり人間としてもマスターしたいところですね(笑)。
次回は、これらのプロンプトの本質や、執筆に応用した事例を紹介したいと思います。 お楽しみに!

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