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フェルディナント・フォン・シーラッハ「刑罰」

「犯罪」「罪悪」、そしてこの「刑罰」で三部作が完結する短編集。

 作者のシーラッハは刑事弁護人であり、これらの短編の主な語り手はやはり弁護士である。

 確かにミステリであるが、論理に基づいた「謎解き」はほとんど無い。人の感情や社会の不合理こそが謎、なのである。

 しみじみやるせない気持ちになりたい方にオススメ(そんな人いるのか…)

20231130

 

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