大好きなはなちゃへ。

先日、私の大好きな柴犬、はなちゃんが天国に旅立ちました。

16歳と5カ月でした。

はなちゃ(あだ名が沢山あるなか、はなちゃと一番呼んでいたのではなちゃと書きます)は私が小学4年生の時に我が家にやってきました。

父に犬が欲しい欲しいと泣きじゃくり、「とりあえず見に行くだけな」ってブリーダーさんのお家に連れて行ってもらいました。

兄弟のなかでも一番小さくてコロコロしたはなちゃんを抱っこしたら、もう離したくなくて、
その日にうちに連れて帰ることになりました。
半ば反対していた両親も可愛さに負けたようでした。

それから、ずっと、ずっと一緒に居ました。

散歩が大好きで、散歩コースで見つけたどんぐりや栗を持って帰ってきて家中のあちこちにどんぐりが落ちていたり。
春になるとトカゲが出てくるから、逃げ回るトカゲのしっぽをちぎってお母さんに怒られていたり。
家中を狂ったように走り回って追いかけっこしたり。
色んな思い出が蘇ります。

車に乗るのが好きで、名古屋まで迎えに来てくれたりもしたね。

新聞をとってきたり、ティッシュをとってくれたり、朝は二階に登ってきて起こしてくれたり、本当に賢い犬でもありました。

はなちゃは賢くて、優しくて、強い子。
とにかく可愛い、自慢の柴犬でした。

釣り雑誌の表紙に載った柴犬ははなちゃぐらいしかいないんじゃないかな。
私が釣りをしてて、魚が跳ねたら必死に獲りに行こうとしておねえに助けられたね。
まさか、池のなかに突っ込んでいくとは。

さすがはなちゃだったね。

一緒に過ごした日々を思い出すと、まだ昨日のことのようで、
あれから時間が経った現実を受け入れられない気持ちです。

もっと一緒にいれたんじゃないか。
もっと何かしてあげれたんじゃないか。
って、ずっと頭の中ではなちゃの顔が浮かびます。

もっと、もっと一緒に居たかった。

はなちゃはおそらく病気を患っていました。
老犬だから詳しい検査をしないとわからないって、どこの病院でも言われました。
麻酔をかけて検査するのは、体に負担がかかるからできなくて、
何が原因かわからないままだったけど、本当に最後まで戦おうと頑張ってくれました。

16歳だから、いつ一緒に居れなくなるかわからないって思っていたけど、
どんな時もたくましく生きてくれた犬だから、
心のどこかで、まだまだ生きるはずって思っていました。

これからオムツして、寝たきりの介護生活が始まるんだと思っていました。
おねえも私もいるから、大丈夫、一緒に頑張って生きようねって思っていました。

病気で辛かったね。
ごめんね、もっと長生きさせてあげたかった。

できるなら、私の寿命を分けてあげたかった。

無理だけど、ずっと生きてほしくて、ずっと一緒に居たかった。


はなちゃへ。

はなちゃがいない生活はつまんなくて仕方ないよ。
まだ信じれないし、信じたくないけど、いつも思ってるからね。

生まれてきてくれて、ありがとう。
沢山楽しませてくれて、ありがとう。
本当にありがとう。

はなちゃは最高の柴犬だよ。

いつか、私がその時が来たら迎えに来てね。
それまで頑張るね。
世界で一番大好きだよ。

またね。




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