あの日を忘れないために

自分の誕生日当日は、以前妻と食べに行って胃も心も幸せに満たされた苦竹の香煙さんで家族4人で食べに行った。

10年経ったわけではないが自分の誕生日を家族4人で迎えた時はいつも10年前の3月13日の話を必ずする。

3・11の夜は妻は会社の先輩の家に社員総出で避難し、うちら三人は狭い軽自動車の中で過ごした。普段妻とじゃないと寝なかった2歳の息子がその日は自分の抱っこで寝たこと。娘も地震の緊張で疲れたのかすんなり寝たこと。

そして翌日妻は避難先から帰宅、この日の夜も軽自動車の中で過ごし0時を回った段階で祝福された。

そんな時間を過ごしたことを息子は全く覚えていなかった。

2歳だったから当たり前だったけど、今後息子も体感するであろう大地震に対応できるように当時の事を話しながら食事した。

その時ばかりは息子は真面目に話を聞いていたのが印象的だった。

普段はバカだけど実は正義感は強い野郎である。

どんな大人に育つかわからないけどその時が来たらみんなの見本になる男になれ。


絶対に風化させるなよ。

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