ハロ嫁のネタバレしかない

「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」初見感想です。
しっちゃかめっちゃか文章書いてるのでハロ嫁以外にもWPSをはじめコナンの過去作品のネタバレオンパレードになります。楽しみにしてる作品がある方は注意。
(2回目観に行くまでにちまちま追記するかも)


ざっくり感想(ネタバレ控えめ)

監督と劇伴が新しくなったためか「原点に立ち戻ろう」という意識を強く感じ、懐古厨古参ファンを黙らせるクオリティになっていて良かった。
特に今年はメインキャラが多くて心配してたんだけどバランス良く見せ場も多くて大満足。コナンの作画どんどんシャープでカッコよくなっていくから優しい感じの青山原画が探しやすくなってきたね。


音楽の話

歴代テーマ曲聴き直したりしながら書いてるのでそういう話に興味がある方向け。

「キミがいれば」が流れた時点で過去最高作になってしまう

曲だけで決めんなと言われそうですがそれくらい大事な曲なんですよ。
紺青で歌詞がなくともアレンジverが流れただけで大騒ぎしてたので。
「キミがいれば」のいつものイントロではなくあえてメインテーマと同じイントロ使って「ああ、ここで見せ場のメインテーマか…」と思わせておいて『うつむく〜』が聴こえてきたときの衝撃。
ネタバレ知らずに体感したかった本当に。
でもやっぱりいつものイントロも大好き。いつか映画使用お願いします!!
ちなみにこの後の展開予想編でもキミがいればの話してます。

メインテーマがすごく良い

菅野祐悟が手掛けたことで本格的に処刑用BGMになってしまったこちら。
ジャズ調にめっぽう弱いので大好きなアレンジでした。OPで安室さん(降谷さん)を紹介する時にガラッと切り替わってオシャレになるのがまた良い…
アレンジパートの前にテレビシリーズ(生レバーじゃない方)のメロが入ってるテーマ(ハロ嫁でいうと1:05〜1:20辺りのてれててってってー♪ってやつ)は紺碧以来久々だと思う。戦慄〜緋色の弾丸までは1コーラスの後すぐアレンジパート入ってたから、新しいのに懐かしい不思議なテーマだった今回。
メインのサックスもテレビシリーズの雰囲気があって菅野さんがちゃんと大野さんリスペクトして作ったのが伝わる。締め方もカッコいい。

そして肝心のクロノスタシス、私はエンドロールを血眼で追ってしまうタイプの人間なので全然落ち着いて聴けませんでした。YouTubeの特別動画で復習します。画に集中しちゃうとBGMもあんまり記憶に残せないから大人しくサントラ聴きますね。


警察学校組の話

なんで皆が松田の女になって帰ってくるのかよくわかった。

WPSを読んでおくとさらに楽しい?ポイント

・土台になってくれる伊達班長

呼びかけただけで降谷零が何をするつもりなのか察して「マジかよ」と言いつつも支えてくれる班長、流石です

・降谷さんの弾丸命中シーン

降谷さんの拳銃の腕が凄ければ凄いほどアレを超える毛利小五郎のポテンシャルの高さに慄く。ところでまだ班長と諸伏避けてないのに撃ったよね?

・コナンがビルから脱出するシーン

「表!!桜!!!」のシーンがよみがえる。咄嗟にコナンの意図を汲んで子どもたちを導く哀ちゃんとの連携プレー。相変わらずコナンは人間辞めてたね。

とりあえず見つけたのはコレだけなので他にもあれば教えてほしいです。

あと言っておきたいこと

・ドーベルマン松田

爆弾の目の前で拳銃持った犯人に向かって威嚇しちゃうあたりメンタル強いのか気が短いのか…。君はアクセルしか付いてない男だったね。「楽しい楽しい爆弾解体中に」があの状況で出てくるのは強すぎる

・怒涛の青山原画

全員見せ場で描いてくれてて感動した…。歴代最高数では???諸伏だけどの場面かうろ覚えだからもう一回見たい。

・意外と口調の荒い萩原研二

ラストシーン、うろ覚えなんだけど「自分の女泣かせてんじゃねえよ」は小学生に言う台詞じゃないよね。チャラくて物腰柔らかそうなのに結構口悪いのは幼馴染の口調が移ってるのかな〜…なんて。


展開予想&答え合わせ編(たまにただの感想がある)

※映画を観る前に予告編を(薄目で)履修済。
降谷を戦力から外すため首輪爆弾付けさせたみたいなスタッフ談、ラストシーンは幼少期の新一・蘭と萩原らしい、という知識だけ入手。

・高木佐藤の結婚式について

(視聴前)
そもそも予告編時点で、高木佐藤の結婚式は犯人を誘き出すための罠だと思っていたのでどうやら本当に入籍した様子で驚いています。
(視聴後)
ちょっと違うけどフェイクで合ってたじゃん!!!!!
高佐の結婚式はちゃんと青山先生の手で原作から描いてほしいと思っていたので安心しました。

・降谷さんが電話壁ドンするシーンは何?

(前)
1. タイムリミットが迫る緊迫感からの激情。→表情的に焦ってないので違いそう
2. 揺れる警視庁同様、スカの爆弾が大量に仕掛けられていて悔しがる
「クソ!本物はどこにあるんだ…」みたいな  
???「焦りこそ最大のトラップ」
(後)
全然予想と違って笑った。そんな凄んで言うセリフじゃないでしょ。

・警察学校組をどう本編に絡ませるんだろう

(予想)
爆弾が渋谷に仕掛けられ、ハロウィン当日に爆発する予告が送られる。スペックがチートすぎる降谷さんを自由にさせると30分枠で解決されそうだから首輪爆弾で抑える。降谷さんがカヲル君状態で動けないためコナン、風見たちが動きながら電話越しの降谷さんと協力して推理していく。爆弾を仕掛ける場所や予告文の特徴など爆処組が以前関わった事件に酷似していて、降谷さんが思い出話のように「そういえばあの時も…」みたいな感じで回想に入る。そこで予告でも流れる松田が爆弾解体するシーン、ペストマスクの犯人が登場する。
でも松田のあのシーン、冒頭で流れる気もするんだよな…。冒頭でチラ見せ→場面変わっていきなり結婚式当日→回想でもう一回出てくるパターン。
(後)
佐藤刑事と違って私はまだ松田殉職の傷を癒せていないので冒頭で名刺が出てきた瞬間に思考停止しました。名刺が回想の導入に使われるのは予想外だった。だから付録に松田の名刺があったんでしょうか。名刺を見つけた目暮警部が佐藤刑事に報告するときもためらいがなかったし、名刺を見た佐藤刑事も気落ちせずちゃんと刑事の目になってたのは良かった。ちゃんと吹っ切れたんだね。回想がもはや回想シーン通り越してAパートのメインイベントでびっくりした。
ところで暴走バスを止めてたシーンは何?WPS萩原編みたいなことしてない?

・松田が萩原の墓参りするシーン

(前)
こだわりの青山作画、目に焼き付けてこようと思います。着いてからサングラス外したのか、元々持って来てないのかポケットにさしているのか確認します。
時系列的にどこの場面なのか注目度高い。
既に美和子の下に就いていますか?
既にわりと好きですか??
(後)
顔が良い~~~~~~。大画面の青山作画は健康に良いです。墓参り時点ではサングラス見当たらなくて、降谷さんと車に乗るシーンでは既につけてたけどどこから召喚した?既に美和子の下に就いていましたね。

・降谷さんがコナンに警察学校組の写真を送ったらしい

(前)
回想シーンに導入するために送った?僕の同期に優秀な(だけどクセの強い)奴らがいたんだ…みたいな。ここでコナンが萩原だけ覚えがあることを告げる→ラストシーン(複製原画シーン)があるということは写真送るのは映画後半?でも首輪爆弾解けてないはずだから中盤で出しておいて、忘れた頃にラストシーンぶち込んだ可能性もある。
(後)
本当に何で送った?展開的にはコナンが萩原とのエピソードを思い出して爆破を止めるのに繋がったけど、なんかタイミング的に違和感がある。捜査に活用するためだけじゃなく何かしら思うところがあって送ったのかな、とオタク特有の深読み癖が出てしまうシーンでした。

・爆破予告、解決、結婚式、少年探偵団のコスプレはどの順番?

(前)
コスプレ→爆破予告→解決→結婚式の順番と予想。事件解決になんやかんや活躍した高木が勢いでプロポーズして結婚式の流れが綺麗で良いと思う。
(後)
もっと細かく区切れるけどとりあえず
結婚式→(OPでもコスプレ)→爆破予告→ハロウィンコスプレ→解決 でしたね。

・「キミがいれば」はどこで流れるのか?

(前)
この曲が流れるっていうネタバレだけ踏んだの本当に後悔してる。知らずに聴きたかった…。「キミがいれば」が最後に映画で使用されたのがいつかご存知ですか?
10周年記念作品の鎮魂歌以来アレンジは使われたけど歌詞付きでは流れてないんですよ。15部作ぶりです。菅野さんが「キミがいれば」に手出したら本当に処刑用BGMになっちゃうじゃん。
余談ですが私の中の ベスト・オブ・キミがいれば は迷宮の十字路verです。
本題に戻りましょう。紺青の時は確か京極さんが園子背負って(ミサンガ切れて)無双し始める時にアレンジverが流れていた気がする。ということは必ずしもコナンの見せ場で使うわけではない。降谷さんがヘリ(?)に飛び込む場面はあり得るけど、そもそもあれが本編のどのあたりか分からないからなんとも言えない。個人的には世紀末の魔術師みたいに、コナンが犯人に追い詰められてピンチからの逆転で流してほしい。この王道パターンで来たら泣く自信がある。
(後)
ちゃんとコナンメインの見せ場で流してくれたのがすごい嬉しかった。メインテーマもそうだけど、改めて聴くとメロディラインとか楽器を初期に寄せてくれてるのかな?という印象で大変良かった。なんか今回は全体的に「コナンらしいもの」が多く使われてる気がして、懐かしい気持ちになれる良い作品だったと思います。やっぱり大野さんの曲が好きだけど、菅野さんのBGMは映画ならではの壮大さがプラスされた感じでこれはこれで良い。


その他印象的な場面

・首輪爆弾により拘束された降谷さん、登場に王者の風格が漂ってて笑った。豪華な椅子とお洒落な水で丁重に監禁されてて良い。
・OPで元太の声優を伏せる粋な(?)計らいはアレ何だったんでしょうか。余計なところを気にされないようにするため?
・クリスティーヌが怪しいっていうのはわりと早い段階でわかってしまった。というのも声を聞いた瞬間に「可愛らしく控えめに話してるけど赤木リツコでは…?」と気づいちゃったので。紺青の時もそうだったんだけど声優を意識しすぎるとキャスティングで犯人わかっちゃうから楽しみがだいぶ消える。
・高木の松田変装シーン楽しい。「あっこれpixivでやった所だ!(進研ゼミ風)」
まだ風見たちと相談する場面なのにフルセット装備でサングラスまでして松田モードに入ってる高木。「ドーベルマンと芝犬を足して2で割ったのが松田陣平」とのことですがWPSが思いっきり芝犬だったとして、佐藤刑事の前で見せた芝犬エピソードについて詳しく聞かせてもらってもいいでしょうか。
・僅かな出番で美味しいところをかっさらっていく萩原研二。回想の回想というややこしいセピアカラーでの登場でしたね。1回目の「陣平ちゃん電話!」が聞き取れなくてだいぶ引きずった。松田もコナンも萩原に救われたよ…全サの複製原画
応募して良かった。
・「いっけー!!!」がコナンだけでなく少年探偵団も一緒だったのが良かった。ちゃんと活躍しててかわいい。「LAーーーーN!!」じゃなくて「蘭…!」って感じの控えめテレパシーが新しくてよかった。
・小五郎を早々と退場させたのはメインキャラの出番を考えてのことだと思うんだけど…プラーミャ発覚の場面にもし小五郎が居合わせたら多分拳銃使ってプラーミャ捕まえられるんじゃないかな~とも思ったので(WPS松田編参照)
そうであってほしい。
・エレニカがプラーミャを撃とうとしてコナンが止めるシーン、拳銃に添えたコナンの手がすごく小さくて何かキュッとなった。揺れる警視庁でエレベーターに閉じ込められた女の子を外に出す場面でも思ったんだけど工藤新一はなんであんなに人の扱いが上手いんですか?17歳だとしてもおかしい…。
それもハワイで親父に習ったの? 
・白鳥と高木の会話シーン良かったな…初期の悪役的ポジションが嘘のよう。

見逃したシーンとうろ覚えシーンが多数あるので近いうちに2回目行きたい。
ブルーレイ買う予定なのででっかいスクリーンある部屋借りて応援上映開きたい。









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