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デザイン・コスパに優れる窯業系サイディング

建物の顔となり印象が大きく決まる外壁。いくつかある外壁材の種類の中に、「サイディング 」というものがあります。その中でポピュラーなサイディングが「窯業系サイディング」。
日に一度は見かけないことはないぐらいのたくさんの建物に使われている「窯業系サイディング」、実は一般住宅の外壁の7割ぐらいの割合で使われているほどの人気があるの「窯業系サイディング」。
デザイン・コスパに優れた「窯業系サイディング」を選ぶ際は、メリット・デメリットを知っておくことが大切です。

そもそも「窯業系サイディング」とは、セメントや木質系の繊維質などを原料とした板状の外壁材です。製造過程において窯(かま)の中で高熱処理されるため、窯業系という呼び方をされています。

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長さ3030ミリ*幅455ミリのサイズや長さ3030ミリ*幅910ミリなど、パネル状の決まったサイズで出来上がっていて、一枚一枚貼り付けていきます。
厚みも14・15・16・18ミリなどの種類があって、厚みによってデザインやサイディングを固定の仕方が変わりますが、その中でも一般住宅のサイディングによく使われているのが14ミリと16ミリです。

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↑窯業系サイディングの中で一番厚みの薄い、14ミリのサイディング。
釘を使って貼っていくのが14ミリ。赤丸のところに釘が打ってあります。
サイディングの色に近い釘を使っているので釘の跡があまり目立たないようになっていますが、よく見るとわかります。価格も安くて施工も早いのが14ミリです。

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↑16ミリのサイディング。
厚みがたった2ミリしか違いませんが、14ミリと大きく違うのがサイディングの貼り方・留め付け方です。
金具というものを使って一枚一枚貼っていきます。この金具を使って留めているので、14ミリにあった釘の跡が見えないので綺麗な仕上がりになります。

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14ミリは釘で留めるので、釘が原因でヒビや割れなどがおきてしまうことがありますが、16ミリだと金具で留まっているのでその心配がないです。
14ミリと比べると材料費は高め、金具代も余分にかかります。施工も手間がかかるので14ミリよりもコストがかかってしまいます。が、高いだけの価値は16ミリにはあると思います。デザイン・色・柄も豊富だし厚みがある分凹凸感があって立体的に見え豪華な外壁になります。色あせ・汚れに強い塗装の表面処理もしてるあるので16ミリはお勧めかと思います。

そしてサイディングにはメンテナスが必要です。

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赤丸部分のところはサイディングに継ぎ目となり、コーキング材を使ってこの隙間を埋めていきます。
このコーキングが経年劣化をおこすと。。。

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コーキングが黒くなってしまったりヒビ割れをおこしてしまうので、メンテナスが必要になってきます。
またサイディング本体の塗装も紫外線などで色あせてくるので、塗装補修も必要になってきます。
商品のグレードにもよりますが、平均的に10年を目安としているように感じます。が年々、紫外線が強くなってきています。また夏の酷暑による高温の影響で経年劣化のスピードが早まっているので、7〜8年でメンテナスが必要な建物もあります。

デザイン豊富で、コスパにも優れたオールマイティーな外壁材「窯業系サイディング 」は種類があり過ぎて、選ぶの時に結構迷います。
なので、メリット・デメリットを把握しておくことは大切です。
厚みによる材料費の違い、施工の仕方に違いによっておこるコストの差、メンテナス時期などを比べながら、メリット・デメリットを見やすくしておくことがサイディング選びには大切だと思います。


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