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好きなルーツのさきっちょ

自分の好きなルーツのさきっちょをみてきました。
中学生?高校生?30年ほど前に読んだ、結成秘話とかルーツを辿るような本に掲載されていた写真と同じ風景が目の前にスッと現れた時の興奮というか感動というか胸が高まり、ふわふわして浮き足立つ感じ。
ここからはじまったのかぁ〜。と。。。

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群馬県藤岡市の今井商店さん。ぼくの好きなバンドの一つ、BUCK-TICKのギタリスト今井寿さんのご実家で、この場所からBUCK-TICKが誕生するきっかけとなった場所。まさにファンにとっての聖地!!

BUCK-TICKをはじめて知ったのは、中学生のころ。同級生の友達が貸してくれた一枚のアルバム。

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1987年に発売されたBUCK-TICK2枚目のアルバム『SEXUAL×××××!』
ぼくが中学生の頃、男子は丸坊主の世の中でした。そんなマルコメ丸坊主が、金髪で髪の毛逆立てて男のくせに化粧している5人組をはじめてみた時は驚き、音源を聞いてみればギャンギャンギンギンドカドカ、これがROCKってやつかぁ〜。当時のROCKの印象は不良のイメージだったけど、BUCK-TICKの音はROCKでPOPな感じで見た目こそ派手な出で立ちだけど、どこか聴きやすく、スッと入ってきた覚えがあります。

ぼくの同級生の周りでBUCK-TICKが流行り、授業後の教室の掃除の最中にほうきをギター代わりにして遊んでみたり、音楽の授業でギターに触れることがあるとBUCK-TICK真似して先生に怒られたり。。。

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そんな思春期の頃の想い出が一気によみがえった、今井商店さん。
緊張しながら店内に入ると年配の女性2人が新聞片手にお茶をしながらいらっしゃり、「BUCK-TICKの。。。」と言いかけたら、
「どうぞ中に入って。写真撮っていいよ。」と気さくに答えてくれました。
今までたくさんのファンの方が来たそうで、対応もこなれている。笑

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所狭しと並べられたBUCK-TICKの写真と想い出の数々は、もうある意味BUCK-TICKミュージアム。写真を眺めていたら一人の方が、「昔、裏の入り口からユータが入ってきてね、寿起こしに来てくれたり、寿を自転車の後ろに乗せて学校に行ってたんだよ。帰りはあっちゃんとかヒデも来ててね、あっちゃんの靴デカイからうちに来てるすぐにわかるの。。。他にもたくさんうちにきてて並べきれない靴がいっぱいだったの。あの頃はねーいろいろと。。。笑」と、当時を思い出しながら昔話を聞かせてもらいました。
この場所であの方々が。。。この場所がぼくの好きなモノのさきっちょなんだ。。。

ぼくが群馬を訪れた9月21日はぼくが好きなバンドの一つD'ERLANGERのライブの日。そして9月21日はBUCK-TICKがデビューしてちょうど32周年の節目の日で、自分の好きが重なった日でした。
BUCK-TICKに出会ってなかったらD'ERLANGERに出会うこともなくて、この場所を訪れることもなくて。

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出会って30年が経ってようやく来ることができた聖地今井商店。
自分の好きなこと気になるものにもっと踏み込んでもよかったなぁ〜。
行かなきゃわからないことや見なきゃわからないこと、じっとしててもはじまらない。動いてみてはじめて見えてくるモノがある。
30年前に出会った自分の好きなルーツのさきっちょに訪れることができて、今もこうして存在してくれていることに興奮し感動しました。
BUCK-TICKに憧れながら目をキラキラさせながら本を読んでた中学生の頃の自分に「いつかそこにいけるからね」と教えてあげたい好きなルーツのさきっちょの地の旅でした。

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