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知ってる?シリコンコーキング。

コーキングにはいくつか種類があって、その中でも一番安価で手に入りやすいコーキングが「シリコンコーキング」とよばれているものがあります。
キッチンやお風呂などの水回りによく使われていて、建物、特に内装などでは特に大切な役割をしているのが、「シリコンコーキング」です。

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カートリッジとよばれるコーキング材に「シリコン」と書かれているので、見分けは簡単につきます。

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メーカーもいくつかあります。青色や銀色、白色などそれなりに色の種類もあります。

この「シリコンコーキング」がよく使われているところは、キッチンやお風呂、トイレ、ガラスなど内装の水回りなどによく使われています。
キッチンやお風呂の縁などの隙間・目地などにゴムのような指で触るとプニプニしたものがこの「シリコンコーキング」です。

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コーキングがもし打ってないと、キッチンやお風呂を作る時にできる隙間から水が入ってしまい、建物自体の劣化につながってしまうので、「シリコンコーキング」の役割はとても重要です。
「シリコンコーキング」は防水性がとても高いのが特徴です。
なので、キッチンやお風呂など水をよく使う場所にはもってこいのコーキングです。

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防カビ剤入りの「シリコンコーキング」もあるので、キッチンやお風呂などではこの防カビ剤入りのコーキングで仕上げるとのちのちのカビ対策の一つにもなります。

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↑こんな感じにカートリッジに注意書きもあるので、使う前に確認もできます。
ガラスにも使える「シリコンコーキング」ですが、車の窓に使うと汚れて視界が悪くなるので、使用は厳禁です!!
「シリコンコーキング」、どんな場所にも使える訳ではないので、使う「場所」には注意が必要です。
耐水性が高いがゆえに、「シリコンコーキング」の上から塗装をすると塗料に含まれる水分も弾いてしまうという弱点があります。

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赤丸のところは「シリコンコーキング」の上から塗装をしてしまったところです。(あまり見た目の違いがわかりにくいですが、「シリコンコーキング」を打つと色が少しツヤっとした感じになります。)

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ぱっと見、塗装がのっているように見えますが、

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指でこすっただけで、塗装は剥がれてしまいます。
これは塗装屋さんの仕上げが悪い訳ではなく、最初から「シリコンコーキング」で仕上げたことが原因でおこってしまったことかもしれません。
「シリコンコーキング」で仕上げたところは「シリコンコーキング」でしかコーキングが付かないので、どうしても「シリコンコーキング」を使う理由があった施工かもしれません。
昔は「シリコンコーキング」が主流だったそうで、築年数が経っている建物にはありがちの仕上げの一つです。

ホームセンターでも気軽に手に入れることができる「シリコンコーキング」なので、お施主さん自身でこの「シリコンコーキング」を打ってしまうことがあり、あとで塗装をする時に、塗装屋さんが泣いてしまう物件も聞いたことがあります。
防水性が高くて安価のため、つい「シリコンコーキング」を手にとってしまうこともありますが、「シリコンコーキング」が使用できる場所や使い勝手などの特徴を知って建物のメンテナンスに役立つような使い方ができればと思います。

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