広がる世界、閉じるコミュニティ

こんにちは。
鷹の爪って絶対鷹の爪じゃないし、例えならそれはそれでもっといい例えがあったんじゃないかと思う木下です。
#かといって良い例えが見つからない
#それなら鷹の爪でいいやん


さて、今日は「広がる世界、閉じるコミュニティ」というテーマでお話してみます。


インターネットによって開かれた世界


さてこの辺は言わずもがなですが・・
インターネットによって人と人とのコミュニケーションの条件として「場所」という障害はなくなりました。
世界のどこにいても問題はないということです。(当たり前ですが一部地域は除きます)


25年前頃から徐々に普及されていったインターネット。その10年後にはほとんどの人が使うことになるほど急速に広がっていきました。
私は高校生の頃(2005年頃)に親から携帯を与えられ使い始めましたが、ここからインターネットとのお付き合いが始まりました。

当時はメールでのやりとりが主流でしたが、「にちゃんねる」などの掲示板サイトや「mixi」(懐かしい!)などのSNSも存在していて、対面していなくても、というレベルではなく顔も知らない誰かとも情報の伝達をすることができました。

それからまたさらに時が経ち現在。
いつどこでだってテレビ電話を使ってほとんど対面しているかのようにコミュニケーションをとることができ、個人が世界に向けて情報を発信していくことが当たり前の世の中になりました。
今私がこのノートを打ち込み、それをあなたが読んでいるこの瞬間こそその一例ですよね。

そうやって、誰とでもコミュニケーションをとれる時代になった現代でも、昔とかわらないこともあります。それは・・・

今も昔も変わらないこと

それは、共通言語を持っている仲間とコミュニティをつくる、ということです。

そもそも私たちの祖先だって、生活を豊かにするためにムラというコミュニティを作りました。
#この辺りの話もいつかnote で書こうと思います

同じように、インターネットという超広大な世界の中で一人一人の価値観によってムラが作られています。

例えば、10年と少しくらい前にニコニコ動画という動画配信プラットフォームに人がたくさん集まっていました。
#当時はyoutubeより勢いがあった

なぜか。
大きな理由の一つにコメント機能があると思います。
youtubeのコメント機能とは違い、アップロードされた動画の画面にコメントが流れてくるのがニコニコ動画の一つの特徴でした。
映像の邪魔ではないかとも考えられるのですがそうではなく、視聴者のコメントもまたその動画のエッセンスになっていたのです。
例えば、動画投稿者の発言に対してコメントでツッコミをいれるだとか。コメントも含めて一つの動画になっていたというわけです。(しかし、肝心な動画ダウンロードスピードや、課金しないと途中からの再生ができないなどシステム的な使いづらさが引き金となり衰退していった・・・)

このように、自分たちの価値観によって、自分たちだけの世界を作り、居場所を確保することってどんな時代、どんな場面でも一緒ですよね。

オンラインサロンもそうだし、この記事だって少なからず興味をもってくれたからこそ見てもらえている。情報の一方向性はあれどある意味極小さなムラといえるかもしれません。

音楽に興味がある人は音楽のサービスを見たり、同じ音楽が好きな人と繋がったりするし、料理が好きな人はクックパッドに集まってレシピを共有するわけです。
当たり前ですが、釣りに興味のない人が釣りに関する掲示板を見るわけありません。

つまり、インターネット社会は広がっていくけれど、実際にはというと、同じ価値観を持った人同士が小さなムラを作っていくということが起きているわけですね。

情報量にうんざりしている現代人

もはや、逆にこの情報過多の時代にウンザリしている人もたくさんいるのではないでしょうか。

Twitterを開けばよく分からん芸能人のスキャンダルや、必要のない広告のリツイート。
Instagramを開けば、よく分からん人がタピオカを飲んでいる写真。私は今何を見せられているのかと感じること、ありませんか?

必要としていない情報が入ってきすぎて、ここに疲れを感じている人はたくさんいます、
自分が今どこのコミュニティにいて必要な情報は何かと精査し、どんどんと自分のコミュニティを限定していくのは自然な流れですよね、


では、あなたはポジション(居場所)をどこに置いて、どんな情報を得ますか?またどんな情報を発信していきますか。


情報ネットワーク社会を生きていく上でこの辺りがこれからポイントになってくるかと思います。

さて、本当はこのポイントについてもよくよく書きたかったのですが長くなってきたのでここまで。
気が向いたらこの続きも更新します。


またお付き合いください。

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