イーサリアムのスケーリングを解決するPlasmaとは何か?
前回に引き続きイーサリアムのスケーリングについて調べていきます。今回はPlasmaです。
Plasma ホワイトペーパー
プラズマは、コントラクト作成者がアクティブな状態遷移管理をせずに、自律的かつ持続的にチェーンを運営する経済的インセンティブを作成するための構造をもった、ブロックチェーンでスケーラブルな計算を行う方法である。
ざっくりイメージ
Plasmaは親チェーン(メインチェーン)からTree状に子チェーン(プラズマチェーン)を派生させて、メインチェーンには最終的なプラズマチェーンの状態だけを書き込むことで、メインチェーンの処理を軽減する技術です。ビットコインのライトニングネットワークに似ていますが、ライトニングネットワークはオフチェーンなのに対し、Plasmaはオンチェーンのスマートコントラクトで実装されている。
分かりやすい解説記事
Sharding, Casperとの関係性
CasperはPoWからPoSへの移行、Shardingはノードの検証を並行処理で走らせること。どちらもオンチェーンでの処理能力向上を目指す技術で、ShardingはPoS移行が必須条件。アップデート「コンスタンティノープル」での同時移行が予定されている。
一方前述した通りPlasmaはサイドチェーンを増やしていくことでオンチェーンの負担を軽減する技術。Raiden Networkも同様の技術だがPlasmaの開発が先行していて、Plasma実装後に価値が低下すると懸念されている。
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