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テキストサイト 2023/04/10

 自分がnoteの更新にこだわっているのには、2000年代前後のテキストサイト文化への憧れが理由の一つになっています。憧れを抱き始めたきっかけとして、『電気サーカス』(唐辺 葉介)という作品があります。ぼくは、この作品が好きすぎて、紙の本を2冊、電子で1冊持っています。

 内容を簡単に説明すると……テキストサイトを運営している青年が、それを通じて様々な人間と出会ったりする話。ただ本当にそれだけなのですが、当時に自己表現の手段としてテキストサイトを選んだ人間がひねくれていないわけもなく……テキストサイトがきっかけで形成された、自堕落で退廃的な若者のコミュニティが、徐々に終わっていく様が描かれています。

 あらすじを読むと、なんでそんなんに憧れるの……という感じですが、やっぱりコミュニティに属して生活する、という点は、良いよなあ羨ましいなあと思います。あと、作中で主人公は常にテキストサイトの関連で人と会うのは嫌だとか、あの人の紹介だから仕方なくな態度をとっている様子が描かれていますが、そもそも嫌だったらサイト更新しないし、オフ会にも行かないと思う。楽しいんじゃん! 自分はそういったものには特に縁がなかったので、これもこの作品を読んでいて羨ましいなあと思った要因の一つではないかと思います。

 作品の中で形成されたコミュニティが、メンバーそれぞれお互いの趣味が特に合っていないのもいいなあと思います。重なっている部分はあるけど、コアはずれてる、みたいな……そんなくらいのイメージ。趣味がめっちゃ合う人もとつるむのも良いんですけど、コアが違う人と知り合っていると、その人のコアの趣味に付き合ったりとかして、自分が触れていなかったものに触れる機会が出来たりして……。月に1回くらいはそういう機会があると、退屈しなさそうで羨ましい。

 でも、自分にはそこに至れる勇気とかは特にないのかなあと思っています。Twitterをやってもう12年(!?)経ってるっぽいのですが、いまだに自分から他人にリプライを送ることも特にない。他人と話したいという思いはあるのに、他人と関わるまでの勇気がないんですね……。完全に、臆病な自尊心と尊大な羞恥心状態です。エヴァも終わったのにこんなこと言ってるのダサいですね。Twitterでしょうもない独り言を吐き続けるのも悪くないけど……、この辺は、今後の目標としたいと思っています。

 思いついたことダラダラと書いていたのですが、つまり何が言いたいかというと……ツイッターが終わったらテキストサイトに移行するぞ!!! ということでした。

 noteは……この、サイト?のタイトル決めなくていいところ、気軽で良いなと思う反面、ちょっと味気ないなあと思うところもあります。だからちょっと微妙かも。

眠くなったので終わり


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