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卒論執筆を振り返る〜こうすればよかった!

卒論執筆について振り返るコーナー第3弾は、「こうすればよかった!」と感じたことについてです。卒論を書きながら、「これはネタになる」と思って書き溜めておいたものです。来年度以降に卒論を書く人が読んでくれると泣いて喜ぶよ!

文献の読み方には注意

やりがちなのが、「使えそうな言葉」を抽出しながら読む、ということではないでしょうか!私は最初の二ヶ月間くらいは文献を読む際に、自分の論文で使えそうだと思った「いい感じの言い回し」だけを抽出してエクセルにまとめるという作業に勤しみました。

しかし、卒論を執筆する上では

・その文献が言いたいことは何か
・著者の論のどの部分に対して反論の余地があるか考える(または、さらに付け加えるべき点を論じる)
・他の人の論を参照しながら、自分で論を展開させ、不足を補ったり新しい論を提案する

というのが卒論(だということを執筆開始3ヶ月後くらいに知った)です。

なので、私の方法で文献に当たると「それっぽい言葉の羅列」はゲットできても肝心の論の流れが意味不明になります。
借りた本だと、もう一度借りて最初から確認する羽目に。
お気をつけください。

メモの取り方にも注意☑️

最初、上記のようにしてひたすらエクセルに「題名、著者、いい感じの言葉と主張、読了日、書誌情報」などを書いていましたが、これが読みにくすぎた。
本によって分量が結構違うので、エクセルの列がグッチャグチャになり、読解に時間を要す超面倒臭いまとめファイルが完成しました(その上ファイルを開くのに時間がかかる)

その後dynalistというブラウザのメモを知って使い始めたのですが、これが使いやすいのなんの。最初からこれを使うべきだった。

早く始めようね

夏休み、インターンを言い訳に卒論から逃れまくっておりました。
おかげで、中間報告までに読んだ論文の数(というか論をきちんと把握できたもの)が少ない。結果、自分でも何をテーマにしたいのか血迷いました。

10月中旬くらいにやっとテーマが決まりました。おそっ。
夏休みくらいから、嫌でも少しはまとまった本を読んでテーマを考えた方が良いですね!論文ではなくて単行本を読んでまとまった議論を見つけること、その分野での議論の全体像を把握することが必要。

本が手に入る条件を確認しよう

実家に帰ったので、大学の図書館に簡単にいけなくなりました!
郵送での利用ができたのですが、それも途中で終了(のちに復活)。
タチの悪いことに私が期限で返却しなかったのでその分さらに借りられない期間が延びる。
ということで、本が手に入らず困りました。
実家近くの図書館には使いたかった学術書はなかったので。
コース主任の教授から個人的に本を貸してもらったりして事なきを得ましたが、お気をつけを!

第4章から考えるのがベスト!

文系の学士レベルの卒論では、

序章ー第1章(前提条件など)ー第2章(歴史とか)ー第3章(これまでの論など)ー第4章(実例)ー第5章(考察)ー終章(まとめ)ー注釈ー参照文献ー謝辞

という構成が一般的(多分。先輩たちの論文を見るとそんな感じでした)。ここで、最初に「序章から書こう」と意気込むと死にます。

序章は全体の論を概観するところなので。第1章から書くのも◎ですが、教授からは熱烈に第4章から書くことを勧められました。

実例を探して一旦書いてから、その背景について書くとうまくいくことが多いらしい。

私は第2章から書きましたが、教授的には第4章からだったらしいです。

資料の引用をするときはページ数までメモる

「引用」しますよね。noteだと

こうやって

書くところ。

で、引用する際はこのようにページ数まで書かないといけません

こんにちは。元気?             佐藤(2012:12)

なので、これは使おうという文章が見つかった時は、ページ数まできっちりメモりましょう。

そして、一言一句間違えずに引用する必要があり、かつコピペは良くないので...といろいろ大変ですが最終修正するのが大変になるので、最初の段階から気をつけるに越したことはないと感じました。

仲間・先輩と情報交換をしよう

後悔ポイント第1位はこちらです。
オンラインだったこともあり、(結局卒論期間に一度も教授と面と向かってあっていない)同期と卒論の進捗状況について話すことはほとんどありませんでした!

最後の方に、流石に話そうとなってオンラインでも話した時のあの安心感よ!

ただ同期と話すだけでも不安はかなり解消されます。何より「苦しんでいるのは自分だけじゃない」と感じられるので。

私は同期の一人とずっとラインしてましたが(進捗報告、病み報告etc.)これにどれだけ救われたことか?

二つ目そしてキーポイントは先輩情報です...

いつ、どこまで進めるべきか、という情報って個人に任されており、教授からのコメントはないことがほとんど。その中で暗中模索するのは結構精神的にキツいです。

なので、本格的に卒論執筆する前(10月に入る直前くらい?)に1個上の先輩に「何月にどんな作業をしていたのか」「何で困ったのか」などを聞いておくと本当に役に立ちます。これはホント。

最後に:メンタルケアの重要性!

最後に言葉を。

卒論執筆において、メンタルの持つ意味のどれだけ大きいことよ!

正直卒論は病みます。友人もご飯が食べられなくなったり、眠れなくなったりしたと言っていました。私も、12月中旬くらいに卒論について考えると涙が出る死にそうな時期がありました(詳しくは別記事を)。

「卒論 鬱」でググると結構実例が出てきます。

自分で論を組み立てて書くことのいかに大変なことよ。そして卒業がかかっているので、そのプレッシャーはとんでもないですね。

メンタルケアにとって効果があると感じたのは、

・辛くなったら3日くらい思い切り休む(卒論とか何もしないでひたすら寝る、好きなことしかしない)期間を作ること
・実家に住む
・友達とこまめに連絡を取る
・健康的な生活を維持する!!

ではないでしょうか。
私の卒論症候群は1個目の方法で寛解しました(でも1週間以上掛かった)
2個目は人によると思いますが要は話し相手がいるか田舎です。あとは異変に気づける人がいるか。本気で精神を病んだ時に一人でいるのは危険です。

そして、徹底的に健康的な生活をすること!

卒論期間は授業もなく、卒論だけという人が多いと思います。そこで昼夜逆転などするとメンタルもやられます。早寝早起きして、朝は太陽の下を歩いて、タンパク質炭水化物脂質が適度な健康的な食事をしましょう。一人暮らしで面倒だったら、作り置きして毎日同じでも構いません。とにかく食べたものから身体とメンタルは作られるので。(これについてはまた別記事で書きたいです)


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