見出し画像

田舎には去るもの追わず、来る者拒まず、いいところは過剰にアピールする文化が必要

「田舎には何も無い」は都会にあるものを意識しているから出る言葉なので、都会にしかないものを望まない人にとっては色々あり過ぎて楽しいですよね。

都会の人に対して「何も無いでしょ~」と発する田舎の人の言葉はそういう外向きの謙遜なので本人からすれば悲観するようなことではない。

ただ、「田舎は何も無い」を内向きに発している人は本当に都会にあるものを望んでいるのでできることなら早く都会に移住した方が幸せだと思います。

それが若者だとして、そんな若者を良く思わない年配者、税金を投入して若者の流出を防ごう!なんてやってる行政などの感覚はよくないと思います。
人は好きなところに住む権利があるし、望んだものがある所で暮らすべき。

例えば、Aというグループの中にBグループに憧れてAグループから抜けたい人がいたとして、それを無理にでも引き止めますか。それで引き止められたとしてその人のその後を想像できますか。

そんなことよりも、盛大にその人を送り出してあげた方が未来は平和だと思う。
そのあとは「残ったもの達で楽しもう!」でいいじゃないですか。
そしてそんなAグループが好きな人をB、C、Dグループから呼び込めばいいじゃないですか。
もしかしたら、盛大に見送られた人も戻ってくるかもしれないし。

そんな前向きな感覚を持たないから、言われるほど不便ではない田舎、都会には無いものが沢山ある田舎にネガティブな先入観を持たれ、そんな感覚を持てないから田舎は排他的なんて言われるのではないでしょうか。

それが田舎が衰退する悪循環の原因だと思います。

去るもの追わず、来る者拒まず、いいところは過剰にアピールする文化を育てていけたら今よりもより良い未来になるんじゃないかなと思います。
そもそも都会がそんな感じの風土だから人が増えるんでしょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?