見出し画像

サフィルヴァ北海道HGレポ


この記事を読んでくださる心優しい方へ。
できれば笑い飛ばして欲しい。

バレーボール1 Advent Calendar 2020
記事を書かせていただきました。
クリスマスまで毎日あらゆるライターさんがあらゆる切り口でバレーボールについての記事を書いてくださる楽しいイベント。

皆さまこんにちは。
「地域住民が近隣の体育館でやってるバレーボールの試合に行った」ときの感想文です。
緻密なバレー観は皆無です。
ご了承ください。

2020/11/28(土)
札幌市で開催された、
サフィルヴァ北海道vsヴォレアス北海道
行ってきました。
こちら、単なるV2リーグ男子の試合ではありませんでした。


単なる試合じゃないポイント
・北海道に本拠地を持つチームの、
・北海道での対戦
・史上初


という歴史に残る、歴史が動く記念すべきゲームでした。

サフィルヴァ-ヴォレアス 初の「北海道ダービー」はヴォレアス北海道の勝利 富士通は全勝守る V2男子

両チームについて簡単に説明すると、

サフィルヴァ:札幌本拠地。黄色と黒。
ヴォレアス:旭川本拠地。赤と黒。強い。


ホームゲームホスト「サフィルヴァ北海道」のファンクラブ会員である友人の取り計らいにより、
【サフィルヴァシート】というチーム名を冠したスペシャルなお席で、歴史が動く瞬間を見届けることができました。

「サフィルヴァシート」
コートエンド最前列。定価¥10,000.-。
ハリセン+タオル+ステッカー+エコバッグのグッズ付き。 
10席×2エリア、合計20席のレア席。

※前述の通りコイツの出費は¥0

コートエンドに【○○シート】を作るとこうなる

コートエンド席はチームのフォーメーションやサーブの軌道がモロに見える、バレー通にはうってつけのエリア。(私が通とは言っていない)
会場に入る前から入った後もソワソワした気持ち。
なんてったって最前列
遮るものは何もない、最高のお席

遮るものは何も

何も…?
※後にサフィルヴァスタッフの方の計らいにより試合開始したら移動してくれました

あ…この席。
対戦相手のヴォレアススタート側の席。

つまり、サフィルヴァが遠い
エンド席となると、どうしてもこういうことはあります。
それも含めて、サフィルヴァ北海道ホームゲームであるという臨場感を楽しめたら。

神々しい演出のもと1人ずつ選手が入場しているらしい。

あっちのコートで広げられる応援ソングのライブ。

試合以外でこちら側のコートに来てくれたのはチアだけ。


試合結果は冒頭にリンクを貼り付けましたが、ヴォレアスがセットカウント3-0で勝利。
そのため、サフィルヴァを目の前で見ることができたのは、第2セットのみでした。

試合後、両チームによる記念撮影。

↑理想(出典:バレーボールマガジン)
↓現実(著者撮影)

男の背中ってカッコいいね

現時点でのサフィルヴァシート
・最前列で試合見やすい
・グッズもらえる
・反対側のコートで入場演出
・反対側のコートでライブ
・スト負け
・記念撮影の背中を眺められる

…これでいいのか?

ぼんやりと遠くを眺めていたら、
サフィルヴァ北海道キャプテンの青島選手が、スタッフや選手に対して手を回すようなジェスチャーを一生懸命行っていました
そして…。

サフィルヴァの選手全員によるコート1周。
それぞれの選手のいい笑顔や悔しそうな表情を間近で見られ、
最後の最後にサフィルヴァシート感を獲得できました。
ありがとうサフィルヴァ北海道。
ありがとう青島キャプテン。

選手のお顔は肉眼レフで撮影したのでアップロードできません。すまん。
取り計らってくれた友人には忘年会と銘打ち、ささやかながらディスタンスしつつ焼き鳥奢りました。
祝勝会したかったね、なんて言いつつ。

目の前にカメラがあったりイベントが概ね反対側コートで完結したり試合はストレート負けだったりしましたが、楽しい時間を過ごすことができました。
ただ、自腹で¥10,000.-を払っていた場合、このような晴れやかな気持ちになれていたかどうかはわかりません。でも楽しかったよ

座席名が【スーパーシート】だとか
【北海道ダービー記念スペシャルシート】なら良かったのかな、
こちら側に無理して10席作らずに最初からサフィルヴァスタート側10席にすれば良かったのにな
なんて考えたら尽きませんが、とにかく、

コロナ禍でたくさんの障壁がある中でこの日のために開催まで尽力し続けてくれた運営や選手・チーム・関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
そして楽しい時間をありがとうございました。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
素敵なバレーボールライフとクリスマスをお過ごしください!

座席云々を除いた点での考察


※このままブラウザ閉じてくださって大丈夫です。


率直に、エンド側にチーム名シートを作るのはリスキーだなと思いました。
ここからはそれを除いて純粋な考察をさせてください。

結論から言えば、
初めてバレーボール観戦をする人に優しい会場」だったと思います。

こちらは会場で配布されたサフィルヴァのメンバー一覧。
顔写真・背番号・ポジション・フルネームのみという非常にシンプルな構成。
よくありがちな「年齢」「代表歴」「出身校」の掲載をしていないこと。
これは賛否両論あるかと思いますが、私自身としては「アリ」でした。
「○年目だから〜」「さすが代表〜」「名門の〜」というブランディング皆無で、
純粋に【目の前にいる人間は誰なのか】を知らせることに特化していました。
ただ、振り仮名もしくはシャツネームの記載はあっても良かったかもしれません。
3番の選手は河西(かわにし)智洋(ちひろ)さん11番の選手の姓は十良澤(じゅうろうざわ)さん
など、やや初見泣かせでした。


場内MCとして、札幌市の隣にある小樽市のFMラジオ局のパーソナリティを起用。
そして、アンバサダーの2人体制。
「ヴォレアス倒しちゃいましょォ!Woooow!!」のようなことを言ってしまうのかと思いきや、
そんなことは全くありませんでした。
(大変失礼しました)

サフィルヴァワンサイドの実況ではなく、対戦相手をしっかりと尊重したMCでした。
ヴォレアスの現在順位や昨季の成績について触れ、「この状況の中でも旭川からお越しくださり本当にありがとうございます」。
うおぅ、暖かい空気。

そして試合中も、
「○○チームの☆☆選手のサーブから再開です」
「◆◆、★★選手のスパイクで□対▽」
ホイッスルを遮らない絶妙な塩梅でどちらのチームが点を取ってもほぼ毎プレーに対してアナウンスがありました。
状況によって、「○連続得点」「☆点差になります」というところにも触れました。
対戦相手のヴォレアスにプレーヤーがいたのですが、きちんとフルネームでアナウンス
好プレーがあった際には「○○選手へ大きな拍手をお願いします!」。これ、サフィルヴァだけでなくヴォレアスの選手にもです

もちろん勝負事ではあるのですが、こっちは味方であっちは敵…というようなギスギスした空気は無く、「札幌でのバレーボールの試合を楽しんで」…この一言に尽きるかな。
真剣勝負を楽しんでくださったお客様がたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
改めて、「初めてバレーボール観戦をする人に優しい会場」だったと思います。

コアなファンの方にも、バレーボールファンとしての原点に戻りたくなったとき是非訪れてほしい会場…そんな風に感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?