ジェーン・スーさんのラジオに出たよ【vol.4】
ジェーン・スー「でもさ、よくそれまでね、結婚する人たちが『いやわりと自然に』とか言うじゃん? バカじゃないかと思ってたよね」
コー「『どういうことだよ!?』って(笑)」
ジェーン・スー「なんだよそれ自然って?って思ってたけど、さささささ~って行くときは行くんですね」
コー「やったら、あ、ほんとうにそうでしたって感じでしたね(笑)」
ジェーン・スー「お前も向こう岸に行ったか、って感じですね、私としては」
コー「行ってしまいました(笑)」
ジェーン・スー「でも、話聞いてて、なんで、ささささ~って自然にいくかよくわかった。その前までにボトルネックは全部外れてるからなんですね」
コー「そうですね。余計な枷をもうとってたので」
ジェーン・スー「『結婚を決める前に大事なことがあるの』っていうのがなかったってことですよね」
コー「なかったですね全然」
ジェーン・スー「それでかいわ~」
コー「だから早かったです、決まり始めてからは」
ジェーン・スー「旦那さんのいいとこってどんなとこなんですか?」
コー「知り合ったときにも思ったんですけど、自分をよく見せようという欲がほんとに薄い人なんですよね。かっこつけるとか、一切なくて。賢く見せたいとかもなくて。すごく楽ですし。
まじめでとってもおだやかで、つきあって一年半で結婚しましたけど、その間にいらいらしてるとことか怒ってるのとか見たことが一回もないんですよ。
(長く一緒にいると)機嫌が悪くなったりするのがちょっと見えたりするんですけど、そういうのがいっさいなくて。徳が高いのかなこの人って」
ジェーン・スー「相性もいいんじゃないですか」
コー「それはあるかも」
ジェーン・スー「そうじゃなかったらいらいらする人、その旦那さまもいらっしゃるでしょうけど。じゃあ結構いいところがわかって」
コー「そうですね。ただ良さが初対面だとわかりにくい。ただ地味な静かな人だなで終わっちゃうし、前はきっとわたしもそう思って終わりだったと思うので、その良さの地層に気づいて」
ジェーン・スー「時間をかけて」
コー「わかるようになったのでよかったと思って」
ジェーン・スー「あのー、結婚してみて大事なことってなんでした?」
コー「なんでしょうね…生活してみてとかですか?」
ジェーン・スー「その、二人が一緒に暮らしてみて幸せを感じるときとか、だってもともといろんな条件があったわけじゃないですか」
コー「そうですね~」
ジェーン・スー「まあ、旦那さんが生きてるってことがすばらしいってのはあるんですけど(笑)、ああ、ここだったんだな自分の芯はっていうのはありました?」
コー「んー、やっぱり話をしていて楽しいっていうことと、自分を機嫌良くいさせてくれる、相手のことも機嫌よく、その機嫌を無理せず保てるっていうのがすごく大事なことだなと」
ジェーン・スー「続けていく上で」
コー「はい」
ジェーン・スー「そっか~。前に出たときには、縁遠いみたいなことおっしゃっていた結婚がすとんと手に入りましたよね」
コー「入りましたねえ」
ジェーン・スー「しかしまあ、よく気づきましたね自分でそこまで。話聞いててすごいなと思いました」
コー「いや、(スーさんの)副読本が(笑)」
ジェーン・スー「いやいや、もっと満身創痍になる人いっぱいいると思うけど、これほんと文字起こししてnoteで売りたいくらいですよ」
コー「しますか(笑)」
ジェーン・スー「山分けしよう(笑)。文字起こしして。(スタジオの外にいるトミーさんに向かって)トミー! トミー! 今日はいるかしら? あっ、きたきた。ちょっと~、トミー呼びましょうよ。
(トミーさんがスタジオに入ってくる)
お久しぶりのご対面でございます。さあ、コーさんを大変身、なんと婚活、結婚まで導いた天才ヘアメイクスタイリスト、トミーでございます」
トミー「どうもです。皆さん結婚させます」
ジェーン・スー「すごいよね、でも。ちょっとあの頃のこと思い出してください。自分でやってもらったメイク…今日もチークを入れて、あとお肌のツヤ感がすごくきれいなんですよ」
コー「あっ、ありがとうございます」
ジェーン・スー「あの時はわたしすごい覚えてるんですけど、結構カサカサしてた…(笑)」
コー「カッサカサしてました(笑)」
ジェーン・スー「あれ、でも、ちょっと心が表れてたのかな~って」
コー「表れてましたね~、あれはね」
ジェーン・スー「防御としてのカサカサ感っていうのがすごいあったんですけど」
コー「手をかけることが恥ずかしいみたいなね」
ジェーン・スー「ああ、なるほどね。向き合うこと自体が格好わるいとか、私じゃないみたいな。 Not for meみたいな感じだと思うんですけど。トミー、びっくりだね」
トミー「いや、でもいちばんびっくりしたのはやっぱり今日です。会った時に、違う、あがってる」
ジェーン・スー「違う。びっくりしたよね」
コー「ありがとうございます」
ジェーン・スー「女性性を否定してないなっていうのがあるだけで、人の印象ってこんなに変わるんだと思って」
トミー「なんかこう、見た時に、すごくちゃんと自分のことをより好きになってるなって顔でした」
ジェーン・スー「そうね。自分のことをそんなに責めなくなってるというか」
トミー「否定してない感じ」
コー「そうですね。前向きに仕方ないって思うように…」
ジェーン・スー「諦めなきゃいけないこといっぱいあるからね」
トミー「でも自分の良さって絶対いっぱいあるから、それをもっとわかってもらって、もっともっときれいになれきれいになれって魔法をかけていってもらうと、見ている人たちはハッピーに思うから、そういうのがまた引き寄せたのかな~と思うし」
ジェーン・スー「道端ジェシカの本みたいな話してますけど。でも、そこがすっとのみこめる人と、コーさんとか私みたいに飲み込めなくて頭で考えちゃう人がいるんですよ」
コー「そうですね、腑に落ちるまでの時間がね」
ジェーン・スー「ただそれを実力行使でトミーが変えちゃうということによって、『ユリイカ!』みたいなね」
コー「そうですね。外側からいきなり変わっていくっていうのがね」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?