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司馬遼太郎「坂の上の雲 七」より
日露戦争における203高地での戦いに関する描写が違う意味を持って響いて来たので書き留めておきたい。
…ただそれだけのことであるのにこれが203高地に似ているとして兵士が口々にささやきあったのは、日本軍が陣地攻撃をするにあたってあいかわらず銃剣攻撃をもってする型をくりかえし、そのためにかつて203高地において払ったような犠牲をはらってしまったからである。むろん撃退された。
この銃剣攻撃は、おどろ
コロナ時代の私たちと都市・建築
ある程度の理不尽と強烈な理不尽 雨の降る休日に、外出しない理由がそこにある幸せを思い安堵した。「今日は雨が降っているから出かけるのはやめておこうと思う」と口にした時、出かける先が屋内であったり、交通手段は自家用車であったりして、雨と出かけないことになんら因果関係がないとしても、「雨→出かけない」という図式にはどこか、「そうだよね」と思わせる雰囲気がある。それは、今まで考えたこともない、ある程度の理
もっとみる今日は歯科医院の予約を入れていたのに、どうでもいいYoutubeを観ていたらすっかり忘れてしまった。そんなことはよくあることだよ、という人もいるけれど、私はそんな自分が許せない。だから電話で平謝りしても、全然いいですよ、と言ってくれるのが、心底申し訳ない気持ちに拍車をかける。家早