合奏 〜合わせる、合う・合わない〜

* 合わせようと思って、合わせるべき時と
* 結果合う
みたいな二つのパターンがあるといいなと思ってます。どっちかつーと後者が基本だといいなと思ってます。

ドカン!と行きたい時はもうみんなでブレスして合わせたいですよね。
だけど、パラドックスじゃないけど、合わせにいくと合わない、みたいなことがあります。要は合わせようとして周りを聞き過ぎちゃって、先に出た人の後について出ちゃうケース。一プルはオンタイムで出るんだけど、ニプル以後が一プルにつけてちょっとだけ遅れるみたいなことはままありますよね。ない?

これは奏者の問題でもあるので、合奏で指揮者がトレーニングしてあげないといけないです。周りのブレスは感じる程度にして、個々が決心して自分を信じて自分が取れた間で出る。その結果合わないのであれば、その原因を探っていく練習をすれば良いと思います。指揮者のアウフタクトがわかんねーって場合もあるし。
いずれにせよ合わせにはいくけど、「決心する」ことが大事です。「決心が足りない」みたいなことは昔コーチに良く言われました。指揮者としてですけど(汗)。

よくじゃんけんの話をしてもらいました。
じゃんけんぽんの「じゃん、けん」がアウフタクトで、「ポン」が点。この要領だと思ってやると。

ーー
また、一発合わせるときもそうですが、音楽の流れの中で合う・合っていくことも大事ですよね。自分は音楽の流れを放物線のように捉えて感じるようにしています。出来て無いけど。
要はこれまでの音楽の流れを放物線の途中までとすると、これまでのエネルギーの高まり・弱まりやテンポ感の動きをもとに、放物線が着地するまでの残りの点線をイメージすると。
それに乗って弾いていくと、自然と成り行きで合うのかなと思っています。合わせるというより、音楽の流れを感じて、そこから音楽の先を感じて、それに乗っていくだけ。
よほど途中で無理な流れの変更があれば別だけど。
みんなどうしても点で合わせようとするから難しくなるんだと思うんですよ。点じゃなくてこれまでの流れを線と考えて、線に乗ってく。結果、合う。これが自分の理想です。

(続く)

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