バトン 〜平均運動〜

私としては、これもあくまで叩きの延長だと思ってます。
なぜそう言うのか。

自分の場合、
* 指揮筋の脱力具合を加減する
ことで、叩き・しゃくい・平均運動を振り分けるからです。

叩き:強く跳ね上げ、直後に脱力
しゃくい:打点のところで指揮筋で軽く跳ね上げつつ、すぐには脱力せずに、少しずつ指揮筋に入れた力を抜く
平均運動:腕は脱力して、ほんとに少しだけ指揮筋だけを常時薄く締めておく

要は
* 跳ね上げ後の脱力具合
* 指揮筋の締め具合
この二つで振り分けるイメージです。この2つはコインの裏表みたいなもので、セットだけど。

平均運動だからって腕で振ろうとすると疲れますし、腕に力が入ってると、どうしても見え方が重くなってしまいます。それを狙って敢えて少し腕に力を入れるやり方もありますけど。

平均運動の効果としては、あまりテンポ感を出したくない時に使うといいのかなと。叩きのようにポンポン跳ねない分そういう効果が期待されます。

ただ気をつけないと点は叩きより分かりにくくなりますし、指揮者が頭の中で拍をカウント出来てないとテンポが崩れやすいです。叩きは表拍と裏拍を取りやすいですが、平均運動は取りにくいので。

上記を頭に入れつつ使うと、効果的に使えると思います。

(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?