合奏 〜アウフタクト〜
これまた自分はよく怒られたのですが、
「アウフタクトと、出た後のテンポが違う」っていうやりがちなミスがあります。
なんでそれが問題かはイージーな話で、
(本来)アウフタクトのテンポを正として奏者は一拍目を弾くわけですが、そのアウフタクトと一拍目以後のテンポが違うと、指揮と奏者の音・テンポがズレて合わなくなると。
上で「本来」って書き方をしたのは少しワケがあって、ずっと同じメンバーで練習してると、指揮者のアウフタクトと出た後のテンポが仮に違っても、最早みんな気にせずいつものテンポで弾くから別にズレなかったりするんですよね。
これを我々は「友情パワー」と呼んでいます。
一見良いことのような気もしちゃいますが、例えばプロの方がエキストラとして入ってもらうような曲だと、プロの方はアウフタクトのテンポで出るから、エキストラと合わなくなります。なのであるべき姿としては指揮者のアウフタクトと出のテンポは一緒であるべきだし、もしそれがズレていた場合には、奏者はそこに違和感を感じないといけないと自分は思っています。
指揮者としては合奏や指揮練(個人練)でアウフタクトの練習はよくやったほうが良いと思います。
* コツは四分でカウントするより、もう少し細かい音符でカウントして出すような癖をつけると精度が高くなる気がします
* うまく出来ない場合は、誰か仲の良い奏者を捕まえて自分の個人練に付き合ってもらったりもしていいです。自分のアウフタクトにつけて弾いてもらうと。
で、ざっくばらんに「そのアウフタクトじゃ分からない」とかって正直に言ってもらって、傷付けばいいかなと。よくありました。
これも基本のキかなと思います。
(続く)
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