バトン 〜先入と叩き〜

先入って振り方があります。何か?はもうググってくれと。いっぱい出るからと。
あんまり先入どうこうって考え方はしないですが、自分が使うのはゆったりとした曲のアウフタクトでよく使います。

叩き・しゃくい・平均運動、どれであっても基本はたたきと一緒で棒が1拍目に向かって落ちてきますと。
そうすると、奏者は点を合わせようとするのですが、どうしてもちょっと力が入りがちになります。例えばpp・pとかで静かに入りたいのに、叩きで振ると奏者が点に合わせようとしすぎるあまり、トレモロがコツンって入ってきちゃうことが多くあると思います。
まあ奏者にそうならないようにしてもらうって話もあるんですが。やり方もあるし。

だけどやっぱり奏者は少し緊張すると思うので、先入で先に点を入れておくことで、あえて打点をぼかすと。(ぼかすってか打たないので(先に打っちゃうので)、ないんすけどね)

そうすると奏者がほんのり自分のタイミングで入れるので、コツンとなるケースが少し減らせると思います。自分の場合はそういう効果を狙って先入を使うことがほとんどです。

つってもこの場合先入使うだけじゃなくて呼吸が大事で、指揮者も奏者もなるたけ息吐きながら振り出す・弾き出すのが良いと思っています。アウフタクトで息吸って、点で吐こうとするとやっぱりコツンとなる。息吸ってる方が体は緊張するということもあると思います。
なので、みんなゆったりアウフタクト吸って、少し早めに息吐き始めながら入っていく。
野球選手とかのバッティングで、ミートさせる瞬間って絶対息吐いてるんですよね。口ぷっくら膨らませてる写真が多いと思います。イチローさんもオオタニさんもそうなってます。あれはやっぱり体の余計な力を抜きたいんじゃないかなと思います。

逆に、点のところで爆発させたい時は、叩き一択ですよね。
そこはむしろ何だったらアウフタクトでガッと息吸って止めるぐらい。
で、点でブハッと吐き出す。

ってぐらいの使い分けしかしてねーっすけど、良いんでないかな(不安)。

(続く)

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