コムギに出会ったときメルエムが何歳だったか問題
「コムギに出会ったときメルエムが何歳だったか問題」
について。
このやりとりを読んだほとんどの人には正確に伝わってなさそうだと思ったので解説します。
メルエムにとってのコムギとは
コムギとは
メルエムにとって特別な存在。
ある分野において自分を上回る能力をもち
新しい世界を見せてくれ
学ばせてくれ
自身を成長させてくれ
また自分の存在が相手を成長させる存在です。
自分にとって特別なたった一人の大切な存在です。
作中に描かれる互いの成長
コムギはメルエムに学びを与えてくれました。
メルエムはコムギから学び、成長しました。
メルエムもまたコムギに成長をもたらしました。
そして二人は互いに特別な存在となりました。
メルエムは未熟でなければならなかった
二人が互いに特別な存在になるために必要だった条件。
それはメルエムが未熟であること、幼いことです。
なぜなら、メルエムにとってコムギが特別な存在となる過程には、学びがあり成長があったから。
もしメルエムがコムギに出会う前すでに学び成長していたら、コムギは特別な存在になれなかったからです。
ある分野では自分をも上回る人間がいること。
だから人間や生命には敬意を持ち慈悲の心を持って接すべきであること。
これらのことを軍儀での対局を通して実感し学び成長したことで、メルエムはコムギを特別な存在として認識するに至りました。
もしコムギに出会ったとき、すでにメルエムがこれらのことを学んでいたとしたら、たとえ軍儀で打ち負かされたとしても、彼らの出会いはこれほど鮮烈なものにならなかったでしょう。
ひょっとしたら、コムギが覚醒する前に殺してしまうというストーリーすらあったかもしれません。
少なくとも、これほど特別な存在とはならなかったはずです。
コムギに会えるのは若いうちだけ
これは人間の恋愛にも例えられます。
人はお互いに影響を受け、学び合い、成長し合うことができます。
でも年を取れば取るほど、学べば学ぶほど、能力が上がれば上がるほど、新しく学び成長する余地はなくなってしまいます。
だから若いウチでなければ、コムギに出会うことはできません。
破格の相性を持つ2人が人生の早い段階で出会い、お互いを成長させ合うことで本当に特別な存在となったとき、初めて2人はメルエムとコムギになります。
もちろん不可能というわけではないです。
不可能というわけではないですが、確率はどんどん下がります。
才能があればあるほど、
能力が上がれば上がるほど、
年を取り成長が鈍くなれば鈍くなるほど、
自分を成長させうる人間の割合は減っていきます。
才覚ある年下の相手を見つけられれば、あなたが相手を成長させることはできるでしょう。
でも相手があなたを成長させることができなければ――それも大きな成長でなければ――その人はコムギとはいえないのです。
意訳
僕「コムギに出会ったときメルエムが何歳だったか問題」
意訳:いやあなたほどの天才でバリバリに成長してガンガンに能力上がっちゃった人間を、今になって成長させられるコムギ的存在がこの世に存在すると思う?? メルエムがコムギに出会ったのはあんなに幼いときだったけど今のあなたの年齢は――
※この記事は桗さん(空白さん)のファンブログです。
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