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好きなもんの話しようぜ~愛用機材(足元編)~

しばらくライブとかしてないけど、
運命の出会いをして以来、足元を組んでいる。
長く使ってる物から最近の出会いまで、
ちょっと書いてみようかと。
なお、特にこだわりなく選んだのでここに書くが、
ノイズゲートはROWIN NOISE GATEである、安いから。

・BOSS PW-10

「他のワウなど知らぬ」というレベルの愛機。
ギター始めて4年目くらいまでには持ってたはず。
めちゃくちゃ踏むわけじゃないけど使う時は使う奴。
モデリングワウという奴で、
各種有名ワウのモデリングにオリジナルの音もあり、
さらに、ユニヴァイブのモデリングまで入っている。
このユニヴァイブ、そもそもがワウなので一番最初に繋ぐのだが、
その効果もあり、えげつないかかり方になる。
フロアが揺さぶられる強烈な揺らぎはとにかくつよい。
更にこのワウ、デジタルなのでポットを使っていない。
長年メンテもせず使えているのはそれのおかげで、
使っていてもガリが出ないのでとにかく便利。
今ではユニヴァイブは使わず後段の他のモジュレーションを踏むけど、
これはこれとして使えるなら使いたい気持ち良さがある。

・BOSS MT-2w

いつものビッグボスに入荷してて、
試しに行ってすぐ買ってしまった奴。
ディストーションの名機メタルゾーンを技クラフトしたアレ。
セッティングは、YouTubeを真似している。
「こうするとメタルゾーンがダレルの音になるぜ」
そんな動画とツマミを同じくらいにして、
後は手持ち機材に合わせてゲイン下げたり細かく調整したりしてる。
なおオリジナルとカスタムがあるが、カスタムで使っている。
そして繋ぎ方は勿論、リターン挿しのプリアンプ。
Ola Englundの動画でリターン挿しを知り、
「手元のボリュームでどうとでもなるなら」
そう思って試しに行ったら、どうとでもなった。
自分はジミヘンやブライアン・メイを通っているので、
歪みはあくまで手元のボリュームを下げれば、
それでクランチやクリーンに持っていけるくらいにしている。
その使い方が出来たからこそ、そのまま買ってしまった。
ちなみにオリジナルや無印の方で同じことをすると、
上の帯域がゴッソリ落ちて使える音にならない。
カスタムだとアンプの感覚で使える。
一度ライブで使ったことがあるが、
「アレ、メタルゾーン?」と確認された。
間違いなくJC対策としてひとつ持っておいた方がいい、
リターンのあるアンプならなんでも使えるけど。

・ブースト用三種

そもそもメイン歪みのメタルゾーンがよく歪むのだが、
それをあえてローゲインのまともに使えないくらいの感じにして、
手元のボリュームでしっかり反応する様にしてある。
そこに三つのペダルでブーストしてやり、
それぞれで違うキャラクターを追加してやっている。
色々悩んだが、最終的に手持ちだけでまとまったので、
三つ分ここにまとめる。
接続順は「Fuzz > OD > NOISE GATE > EQ > MT-2w」

>ROWIN GT-EQ

MT-2w唯一の欠点、
それは「ODとの組み合わせによってはローが削れ過ぎる」こと。
それが嫌で「ブースターとして何か」と言って入手。
紆余曲折を経つつ、ずっとボードに入ってる。
今は100Hzを少し絞り、630と1.6kは少し上げ、
あとはボリュームでブースト量を調節している。
ゴリっとさせつつ少しスッキリさせるイメージ。
後述のODはかけっぱなしなので、これが二段目のブーストとなる。
スライダーを上げ過ぎるとクセが出始めるが、
微調整なら変な劣化やクセは感じないし、
ボリュームがついてるのでブースターとして扱い易い。

>Effects Bakery Bagel Overdrive

「ミニペダルで今のボードをなんとか」と入手。
TS系なんだけど、下の帯域に少し違いを感じる。
TS-9を使ってたが、もっとゲインもある気がする。
あとなんか、悪い意味でなく潰れ気味になるというか、
ミチっと詰まったニュアンスが出る気がする。
今は常時ONでフィルターというかEQというか、そういう意味合いが強い。
メタルゾーンは頼りないくらいの歪みにして、
このベーグルで引き締めてしっかり歪ませる。
この時、ODの効果でちょっとローが大人しくなる。
ROWINはメタルのサイドギターくらいまで歪ませる時に踏んで、
後述のファズを更にリード・ソロ用にして、更にゲインを稼いでいる。

>Effects Bakery New Ginger Fuzz

ジミヘン好きとしてファズが欲しかったものの、
どうしてもハムバッカーとは相性が悪い物が多い。
そんな中、たまたま岩下の新生姜とコラボしたのがコレ。
今は潰れたロックインにあったので弾いてみたが、
とにかく扱いやすかったので購入。
その扱いやすさはローの出方、
ハムバッカーと組み合わせてもボコボコにならないし、
ストラトのシングルコイルでもハムバッカー程度で収まる太さ。

フロントのシングルがジミヘンほど太くはない。
この絶妙な歯切れの良さから購入を決意。
なお、診察予定日の午後に最終チェックを予定していたが、
当日は通院の際にやたら時間がかかってしまい、
ブチギレて動けなくなるほど待たされてしまった。
なので、最終的に店頭でなくサウンドハウスで購入した。
…キレて暴れる元気があるならともかく、座って体を起こしておく元気すら無くなるほど体が動かなくなるのは本当に困る。自己注射できなかった頃も5時間くらい注射一本の為に待たされて、その時も結局何もかも諦めて家でゴロゴロしてた。連休だったのに。
購入当初はコレとODでゴツい歪みを作ろうとしていたが、
最近発想を変えて使いやすさを再認識した。
「ODとMT-2wで基礎を作る、
EQを踏めばメタルの音を作れてジャンルによっちゃソロも、
新生姜ファズまで合わせればもっと強い歪みに」

そうしてツマミをいじり直したら全部が上手く噛み合った。
今は音に太さと独特のシャキッとしたアタックを加えるのに使っている。
そこから手元でゲインを調整もできなくはない。
さすがにファズ切ってODとEQの2つにした方が良いが。

・MXR micro flanger

ご存知エディ・ヴァン・ヘイレンも使っている奴の小さい方。
2ノブの音作りのし易さから中古で購入。
REGENノブは心地よいところでテープで固定、
RATEノブは例のノブカバーをつけて足で回せる様にしている。
別に演奏しながらとかでなく、単純にそれが便利なだけ。
ソロの味付けに使っていて、ゲイン以外のとこで何かという時踏む。
あとは、単純にモジュレーション系があると便利なので。
足でノブを回すのは大体の感じで用途に合わせる意味もある。

・オマケ:Big West Creation Stainless Pick(1.0)

長年に渡り困らされた問題がひとつ。
「ピックがすぐ削れてしまう」
ギターを始めた頃の環境が…
9V電池駆動のミニアンプ、
歪ませるには向かないシングルコイルのストラト、
エフェクター、無し。

そういう環境から始めたこともあり、
ピッキングは強いと思っている。
そのせいもあってとにかくピックがすぐダメになる。
昔、ライブの時にウルテムの1.2ミリ以上のピックを、
30分ほどの出番で最低3枚は使った。
個人的好みは以下の通り。
「削れない素材」
「しならない厚さ・素材」
「弦を切り刻む様な感覚が指に伝わる」

全て満たしたのは金属だけで、
オマケにブラスもチタンも少しづつ削れていくので、
長い間ステンレスピックを使っている。
ピックスクラッチはゴツい音がするし、
ミスタッチがすぐわかるダイレクトな弾き心地、
何より何年使っても紛失しなければ削れることなく使える。
他にもステンレス製はあるけど、
エッジ処理が丁寧で滑らかにしてあるのがいい。
ピックボーイかどこかも試したけど、
アレはエッジ処理がキツくてオルタネイトピッキングし辛い。
何よりあのエッジ処理だとプレーン弦切りそうだし。
そして先端の角度が何より絶妙
JazzIIIくらいの先端形状で速いリフの刻みもできるし、
エッジ処理が丁寧だからソロやリードでもバシバシ弦をシバける。
ブライアン・メイもコインピックについて、
「硬い方がニュアンスを伝えやすいと思う」
そう語っていて、それの影響も強い。
昔6ペンスなんかなくて、5円玉で弾いた時の感触がとても良かった。
あれ以来「硬くて右手に感触がある」ことが重要になった。


あとひとつ、フランジャーを小さいのに入れ替えた上で、
ディレイのミニペダルを入れればボードが完成する。
ただ、他のことに金使いた過ぎるなぁ…。

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