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Perfume3人の声について考える。

※私は声とかに詳しいわけじゃありません。あくまで私主観で見るとこうですって話です!!


かなりのダンスボーカルグループ、アイドルにおいて『パート割り(歌割り)』というのがファンにとって大きな存在になってると思います。「あ、今回推しのソロパート多い!」ってなるとやっぱり嬉しい、私もKPOPやらジャニーズやらにわかなりによく聞くので。

けど不思議なことにPerfumeに対してパートがどうのこうのということはあまりかんがえたことがないんです(ちなみにゆか様よりの箱推し)。
もちろん、今ののっちの歌い出し最高!とか、ここのあ〜かしのユニゾン優しすぎて世界救えるとか考えることはあるんですけど…ゆか様のソロパート少ないじゃないか!と文句が出ることがないんです。

なぜだ?と思って曲聞きながら考えてたんですけど、割と早く答えに辿り着きました。それは
『Perfumeにパートという概念が通用しない』
ということです。と言うか…しにくい?そんな感じ。

パートが分けられてないと言うわけではなくて、、それこそさっき出したK POPアイドル、ジャニーズはメンバー内で「メインボーカル」「ラップ」みたいにまぁまぁしっかり役割分担がされています。なんなら「ビジュアル」もある。しかしPerfumeには全くない、全員ボーカルであり、ダンサーであり、ビジュアル。
おそらくPerfumeの曲自体がいわゆる最近のポップスに当てはまり難い、少し外れたところにあると言うのもかなり大きいと思います。

そうなると私の中ではまた一つ疑問が生まれます。
『どのように3人の声は使い分けられるのか』
このことについて今から見切り発車で考えていきたいと思います、、もう一度言います、見切り発車です。ぜひ皆さんの意見もお聞かせください…!


メジャーデビュー前

感情を込めて歌い上げる一般的な歌い方ではなく、機械的に、冷たく歌えと言うような指示をされるPerfumeの曲。Perfumeの3人は『習ったものを否定された』的なことをいろいろなところで言ってましたよね。

ここからは完全に私の考えなのですが、その歌い方に1番早く順応できたのがかしゆかだったのではないかと考えています。根拠としてはメジャーデビューまでの曲、具体的には「Perfume」「イミテーションワールド」「引力」…特にインディーズ時代を聞くと分かる通りかしゆかのソロパートが2人に比べて多いんです、しかもかなり。私は中田さんが求めている歌声に1番近かったのがかしゆかの声なんじゃないかとも思います。(きゃりーぱみゅぱみゅさんの声とも通づるところがある気がする。)
そして意外なのがあ〜ちゃんのパートが少ない。「スウィートドーナッツ」(シングル版)を聞いてもらうとわかりやすいんですが、この時のあ〜ちゃんは他2人に比べて、感情が入っていたり歌い上げるような歌い方をしていると思うんです。
となるとこの時期(〜メジャーデビュー)における声の使い分けは『単に中田ヤスタカの求める歌い方ができたか』だと考えます。(異論は全然認める)

メジャーデビュー後

メジャーデビューをするとあ〜ちゃんの歌い方に変化があります。1番わかりやすいのが「ポリリズム」。あ〜ちゃんはここら辺で中田流の歌い方を習得、インディーズの頃に比べて声に柔らかさが目立ち、どちらかと言うとかしゆかよりの歌声になったと思います。(ちょっと空気が混ざったような感じ)

そこで重要になるのがのっち。のっちは私の聴く限りでは最初の方から中田イズム(?)に順応してたと思います。
あ〜ちゃんも順応し、かしゆかの声に寄ったことにより声質的な部分で2:1の構図ができたのではないでしょうか。なぜならのっちの声は他2人に比べて少しエッジの聞いた、私に言わせれば『純度100パーのっち声』空気が混ざってないどストレートな声だなと感じるんです。

それがどんなふうに使われたかと言うと『スパイス』(曲名じゃないよ)、具体的には「ポリリズム」「SEVENTH HEVEN」ラストに向かう静かな部分でのっちのソロパートが来ますよね。そこであののっちの鋭い声がくるとキュッと曲が締まる感じがしませんか?もうあれほんと大好き。
また私が勝手にのっちが主役だと思っている曲、「エレクトロ・ワールド」では前2作に比べてちょっと緊迫感のあるこれまたエッジの効いた曲になってると思うんです。

といったふうにここら辺は『あ〜ちゃん、かしゆかを主体にのっちで味変』といったような曲がめだつかとおもいます。

曲の変化に合わせて

ここから本当に説明が難しい!と言うか私の中で意見がはっきりしていない!(じゃあ書くなと言われたらそれまでですが)
のっち味変時代(?)が過ぎると曲の雰囲気、歌詞なんかに合わせて主となる声が変わってきます。

本当にざっくり分けると
あ〜ちゃん主体=王道ラブソング、J-popチック曲
かしゆか主体=風変わりな恋、Perfume独特曲
のっち主体=NOTラブソング、Perfumeの中の風変わり曲

やっぱりのっちはPerfumeの曲のアクセントとしての影響がかなり大きいのかもしれません。具体的には「Dream Fighter」など。てか冒頭に書いた通りのっちは歌い出しに本当に強い、Perfumeの曲を聴いたことがある人全員にかなり大きいパンチを仕掛けてきます。「Everyday」「さよならプラスティックワールド」「Flow」…どれも一瞬で恋に落ちれる、強い。

あ〜ちゃんは歌声の軸になっている気がします、特に最近!2人の声はあ〜ちゃんをベースに立っていると言っても過言ではない…と思う。特に思うのが「宝石の雨」「ねぇ」「Magic of Love」他にも絶対色々あるけどパッと思いつくだけでもこれだけあるんだからやっぱりあ〜ちゃんの声は(存在的な意味で)大きい。

そしてかしゆか。これは私の贔屓目も入ってるだろうけどPerfumeの歌声の『Perfumeらしさ』を担ってるのがかしゆかの声だと思います。かしゆかの声ってやっぱり独特で行き過ぎた表現をすると一般的な歌には向いていないような声だと思うんです(下手とかそう言う意味ではなくて)。あの無機質を表現できるのはかしゆかの声の強みです。具体的には「アンドロイド&」「コンピューターシティ」「The Best Thing」とか…やっぱり何かを超越した恋の歌が多い!

…とまぁ100%私の主観でお送りしましたPerfumeの声についてのお話ですが、共感してもらえるでしょうか?アイドルとかダンスボーカルグループを応援しているとパフォーマンスやビジュアルにばかり目が行きやすくなってしまうと思います。それも全然いいというか正しいんですが、あの人たちの最大の商売道具は曲なんじゃないか!もっと楽曲の奥深くにいったらより一層推しを愛せるのではないか!!と思い書いた次第です。
悪い意味ではなくPerfumeの声は一種の楽器としても使われていると思います、それだけこの「Perfume」という世界観に親密にかかわってくるものだということです。ほかのグループとは違う声の分け方を探すのもめちゃめちゃ楽しいです、そういうの語れる人募集中^^

長々と拙い文章失礼しました!ここまで読んでくれた方ありがとうございます!また遊びに来てくださいね!


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