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鉄板のたこ焼き器で上手にたこ焼きを作るには

鉄板たこ焼きのコツを紹介。テフロン加工器具の便利さと違い、鉄板では焼き方が鍵。適切なお手入れと調理法で、こびりつきを防ぎ、理想のたこ焼きを。

鉄板のたこ焼きプレート

今どきのテフロン加工の電気たこ焼き器 だとたこ焼きを作りやすいのですが、鉄板のたこ焼き器ではコツを掴まないとキレイに作ることが出来ません。

こびりついて丸いたこ焼きになりません

鉄板とは要は鉄鋳物のプレートです。

鉄板で上手に作るには

鉄板で焼き物をする時の必須事項

たこ焼き器に限ったことではないですが、鉄板(鉄のフライパン)で焼き物をするにはいくつか必須事項があります。

  1. 鉄板をキレイにする

  2. 鉄板に油をなじませておく

  3. 鉄板をチンチンに熱する

  4. 鉄板に十分な油を引く

  5. 鉄板をキレイに保管する

鉄板をキレイにする

鉄板をキレイにするには一度焦げ付いたものを洗い流す必要があります。
焦げ付いた部分は削り取っても良いのですが、おすすめは重曹を使って煮ることです。


重曹と水を張って煮詰めます

焦げを落とすには百均のスチールウールワタシがおすすめです。
ソープ付きの物を使うと洗剤無しで使えるので便利です。ススの付いたキャンプ用クッカーなどもこれで磨くことで輝きを取り戻し味が出ます。

ダイソーのスチールたわし

スチールウールたわしでひたすらこすります。
たこ焼きの穴がそこまで大きくないので(通常 Φ4cm)小さめのたわしがおすすめです。

ひたすら擦る

当たり前ですが、熱湯と熱々の鉄板なので火傷に注意です。

スチールウールたわしで磨くとピカピカ

ついでに裏の方もキレイにしておくと、裏面の焦げ付きも防げます。

裏面はボコボコなので少し磨きにくい

鉄板に油をなじませる

鉄板を磨いたら、コンロにかけて強火で熱します。これによってまず水気を飛ばします。ここで水気を飛ばしていないと油をなじませる際に跳ねて危険なのでしっかり乾かしましょう。
水気が飛んだらたこ焼きの時に油を塗る刷毛を使ってしっかりと油を塗っていきます。通常たこ焼きを作る時の気持ち2倍ぐらい塗ります。
油を塗ったら3分間ほど熱します。このくらいの時間熱することで油が馴染みます。鉄板がチンチンに熱くなったら鉄板自体の熱で十分なので、火加減は弱火~中火で十分です。

油から白い煙が出るぐらいまで

三分間熱して油をなじませたらキッチンペーパーやウエスで拭き取ります。めちゃくちゃ熱くなっているので火傷には注意です。

油が馴染んでピカピカのテカテカ

油が馴染むと先程磨いたときより光沢が出ます。

黒光りするぐらいになります

鉄板をチンチンに熱する

たこ焼きを焼く際には鉄板をチンチンに熱することが重要です。必須です。
どのくらい熱するかと言うと油を引く前に 熱して、軽く水を振った時に玉になるぐらいです。

ライデンフロスト効果と言います。

鉄板に十分に油を引く

鉄板に油を引くのも重要です。たこ焼き器の穴の中に薄っすら溜まるぐらいはひきましょう。

先が刷毛状の↓↓こういうのよりは

従来の↓↓こういう刷毛のほうが断然塗りやすいです。

どちらも百均で買えます。百均で十分です。

なぜ油を引くのかという説明は別のサイトに譲ります。

油を引くことで密着が高まるのと食材に熱が通りやすくなります。
たこ焼きの場合は液体のタネなので密着することにはそんなに意味が無いのですが。

鉄板をチンチンにするのと油を引くことでたこ焼きの場合でもタネを入れた瞬間に周りが一気に焼けます。周りが一気に焼けることで殻が出来るイメージです。

ここまでの工程を踏むと全く焦げ付かずにたこ焼きが焼けていきます。

鉄板の場合チンチンに熱くしてから作るので焼ける速度も電気のプレートよりも断然早いです。タネを流し込んで具を散りばめたらもうひっくり返す頃合いになります。

試しなので半分だけ

たこ焼きを回していくには竹串でも良いですが、慣れるまでは千枚通しを使った方が楽です。慣れたら竹串でもなんでも良いです。

千枚通しは 樹脂製のものもあるのですが、鉄板の場合は傷つく心配があんまりないので金属の千枚通しでガシガシやれるというのも強みです。

樹脂製のものは逆に高温の鉄板で使うと先がへたったり、柔らかすぎてやりづらかったりします。

道具が良くても技術がないとこうなる
表面がカリッと焼けています
球にはなってないです
ソースとマヨネーズをかければ同じです

鉄板をキレイに保管する

一回使った鉄板はそのままにしておくとまた劣化します。
たこ焼き屋さんほど頻繁に使うわけではないので使ったらめんどくさがらずにすぐにお手入れをして直して置くのが良いです。

少し焦げがついてしまったら、またお湯を掛けて沸騰させます。
お湯を捨てたら今度はスポンジで良いのでキレイに洗います。
お湯も鉄板も無茶苦茶に熱いので要注意です。

作り終わったらそのままお湯をはるとこびりつかない
洗い終わったらまたコンロで熱して水気を取ります
水気を飛ばしたらキッチンペーパーでかる~く油をひきます。

油を引いておくとサビ防止になります。
うす~~~くで十分です。

最後に新聞紙で包むなり、風通しの良いところにぶら下げるなり保管します。

たこ焼き器良し悪し

今どき電熱のたこ焼きでなくてもフッ素加工の物があります。ただ、金属の千枚通しでガシガシやると恐らく傷ついて焦げやすくなるので要注意です。

四角と丸とどっちが良いのか論争がありますが、家庭用のコンロは炎が丸く出てくるので丸のほうが火の通りは均一になるイメージがありますが、そもそも鉄板をチンチンにするのであまり関係ないです。
ただ、取っ手がついている方が熱いプレートをハンドリングしやすいのでおすすめです。

鉄板のお手入れが面倒な人は電気プレートがおすすめです。
イオンのプライベートブランドでも取り扱いがあります。
丸でも四角でも良いですが、四角のほうが収納しやすいと思います。

たこ焼きに牛すじを入れるととても美味しいです。

キレイなたこ焼き

おさらい

  1. 鉄板をキレイにする

  2. 鉄板に油をなじませておく

  3. 鉄板をチンチンに熱する

  4. 鉄板に十分な油を引く

  5. 鉄板をキレイに保管する

以上

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