Structuring Excel modeling 学習メモ

ファームのオンライン教材で、Excelのモデルを作成する際に心得ておくべきポイントを学習した。30分程度のコースで要点が簡潔に説明されていたため理解が容易だった。以下がポイント。

■モデル作成に入る前にすべきこと
1) アウトプットを明確化する:
 そのモデルを使って何に対して答えを出したいのか、何がアウトプットであるべきかを定義する。EMやクライアントと協議しRefineする。
2) モデルの概要説明:
 Excelモデルの1シート目に概要を記載する。モデルの使用目的、各シートの構成、カラーコードの説明など、そのままクライアントへHandonverする際のメールに記載できるような内容にする。
3) インプットの定義:
 ・固定値として扱うインプット (例. としては過去の財務データなど)
 ・変数として扱うインプット (例. 市場シェア、コスト上昇率など)
 これら使うべき数値をEMやクライアントとAlignする
4) ストラクチャリング:
 インプットからアウトプットを導く計算ロジックを紙に書きだす。

■モデルを作成する際にすべきこと
1) アウトプットフォームを意識:
 Excelのアウトプットシートは、チャーティングをするPPTのページの
 Thinkcellフォーマットにそのまま貼り付けできる形になっていること
2) Professionalな見た目、構成を意識:
 A1セルとタブ名にシート名を明記する、ソースを明記する、タブグループ
 にカラーコードを使う(output:緑、Calc:青、Assumption:黄色)など
3) 印刷Readyな状態にフォーマッティングしておく
4) 計算ミス防止のための仕組みをつくる:
 - ハードコードは使用しない…数字が何か忘れてしまう、ミスに気付かない
 - Sanity check(計算チェック)の行、または列。条件付書式活用など。
 - 数字がMake senseするか考える。チェックする
 - 複数のシートで類似した計算をする場合、表の配置を共通化する。
    それによりシートを跨いだ集計が容易になり、ミスもしにくくなる

■モデルをHandoverする際にするべきこと
 モデルを図式化したチャートの作成。Visualでロジックが分かるように
 ロジックツリーに四則演算記号を付記することで作れる 

■その他のTips
1) モデル内で頻繁に参照される数字は、セルに名前を付けて直接参照可能。(例. セルD10に"WACC"と名前をつけて、計算内の参照に使う)
2) 1シートには1つの機能のみにする。同一シート内に計算とピボットテーブ
 ルを同居させたりしない。マクロも使わない。
3) 5分調べて分からないことはGHDに問い合わせしアドバイスをもらう。
 時間は大切。

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