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KRYラジオ「大人の音楽堂」:シン・リジィ(2023.9.9OA)

アイルランドの国民的バンド、シン・リジィ。そのフロントマンはフィル・ライノット、ほとんどの曲を書き歌い、ベースを弾く、いわゆる歌うベーシストです。スリムな長身にアフロヘアに髭…タイトなグルーブ感たっぷりのベースラインです。同郷のゲイリー・ムーアも参加したことで有名。「パリの散歩道」「アウト・イン・ザ・フィールズ」等共演した名曲も多いです。バンドの特長はやはりツインリードギター。スコット・ゴーハムブライアン・ダウニー等凄腕が並びます。他にはピンクフロイドのサポートで有名なスノウィー・ホワイト、そしてジョン・サイクス

残念ながらフィルは1986年36歳で死去。その後残されたシン・リジィのメンバーがトリビュートバンドを編成。大歓迎され各地でライブを開催。これは2010年くらいまで続いたみたいです。いわゆるミュージシャンズ・ミュージシャン的なバンドで有名ミュージシャンが数多くシン・リジィをカバーしています。母国アイルランドではフィルの銅像が作られ、記念切手なんかも発行されているようです。S〇X・ドラッグ・ロックンロールを絵にかいたような人物ですが英雄となっている、このあたりは我ら日本人にはよくわからない…社会的にロックのとらえ方が違うのでしょう…

まあ、それはそれとしてやはり彼らの醍醐味を感じるならライブ盤がいいです。1978年の「ライブ・アンド・デンジャラス」これ最高…物凄いバンドの勢いを感じることが出来ます。フィルのかすれたヴォーカルは魅力的です。後期にジョン・サイクスが加入し、サウンド的にイニシアティブを持っているようですが初期のシン・リジィサウンドをしっかり生かしているのは素晴らしいですね。ちょっと呑みにいった店でこんな音楽が鳴っていてほしいですね。ベースを弾きながら歌うって難しいんですよね。特にロックは…

次回は久しぶりに御大リッチー・ブラックモア聖人です。やはりこの方を時々出さなくてはいけませんね。3期DEEP PURPLEからのセレクトになります。お楽しみに。

今回オンエア
THE BOYS ARE BACK IN TOWN
WATING FOR AN ALIBI
CHINATOWN
TUNDER AND LIGHTNING
JAILBREAK


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