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KRYラジオ「大人の音楽堂」:サンタナ(2023.9.30OA)

洋楽を聴き始めた1970年代始め頃、ラジオから「ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン」がかかっていました。それまで聴いていたサウンドとはかなり違う印象を受けましたね。ラテンのリズムが強烈に耳に入ってくるんです。ご多分に漏れずやはりサンタナは2枚目の「天の守護神」から入門。よく理解できないまま聴きまくるのであります。そのうちにファーストアルバムを借りて、その後3枚目「サンタナⅢ」、そして今でも聴いている「キャラバンサライ」でインストナンバーの凄さにハマるのであります。

前作から参加した現ジャーニーのニール・ショーンとのツインギターが凄い。当時ニール・ショーンは17歳…。このアルバムはコンセプトアルバムとしては超一級品であることは有名です。最初から最後まで裏切られません。サンタナの最高傑作という方も多いですね。ラテンロックにフュージョンのテイストが加わり引き出しが多くなります。特にパーカッションの存在感は聴けば聴くほどカッコイイ。1974年にはそれまでの集大成?ライブアルバム「ロータスの伝説」をリリース。日本公演のライブです。なんと22面もあるジャケットも話題になりました。デザインは横尾忠則です。リーダーのカルロス・サンタナは日本製YMAHA SG2000を愛用。日本製ギターのクオリティーの高さを世界に知らしめたことは有名です。ロングトーンやメロディアスでハイスピードのノートも自由にこなす。またソングライターとしても歌心のある何とも言えないメロディーを作り奏でます。

グラミー賞等、数えきれない経歴もあります。今回は1970年代の代表曲を選びました。何度も聴いた曲ですが、改めて聴くとまた新鮮だし、発見、確認が出来、やはり凄いギタリストと再確認。デビュー前のあのウッドストックでの演奏はかなりワイルド。ブルースロック全盛に非常に個性的でインパクトのある「サンタナ」登場は事件だったはずです。サンタナ、日本国内ではもっと評価されるべきバンドでしょう。ロックが少ない今、改めてこういう方のサウンドを聴き返す…大切です。

個人的にはライブで聴いた「哀愁のヨーロッパ」は感動の感動…そのほかには1986年軽井沢プリンンスホテル特設会場でのジェフ・ベックとのジョイント・コンサートは強烈なインパクトがありました。キーボードにヤン・ハマー、ドラムがサイモン・フィリップス。ゲストに若かりしスティーブ・ルカサー…テレビ中継もされたので記憶に残っている方々も多いはず。当時大ニュースでした。

次回は来日直前「テデスキ・トラックス・バンド」お楽しみに。

今回オンエア
SHE'S NOT THERE
孤独のリズム NO ONE TO DEPEND ON
哀愁のヨーロッパ EUROPE
BLACK MAGIC WOMAN
君に捧げるサンバ SAMBA PA TI
EVILE WAYS

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