見出し画像

KRYラジオ「大人の音楽堂」:ウォーレン・ヘインズ(2023.3.4 OA)

この方、何度かこの番組に出ています。ほとんど同じ世代。やってる音楽、作っている音楽100%に近いくらい同じ趣味で、なんか勝手に親近感を持っています。使っているギターも、もしも俺がプロミュージシャンのギタリストだったらこれを弾くでしょうね、そんなギターを愛用しています。ギブソン・レスポール・スタンダードにセミアコの代名詞ES-335そしてノンリバース・サンダーバード…なんてかっこいいんだ。しかも歌が上手い。若い頃はそれなりにスマート?でしたが、やはりそこはサザンロック…40歳前から格闘家みたいな貫禄であります。まあ彼が奏でるヘヴィーなサザンロックは伝統的なサザンロックを伝承しつつ、やはり世代なのでしょう、ブリティッシュ・ハードのテイストが多く感じられます。そこが私にピッタリくるんでしょうね。

ジャンル的にザックリ言えば「ブルース・ロック」でしょうが、単なるスリーコード展開ではなく。リフの構成、いたるところに出るキメ・フレーズ、変拍子…ギター、オルガンをはじめ各楽器のアンサンブル(アレンジ)が凄いインパクトを聴くものに感じさせます。全く持って凄い才能です。メジャーシーンでの活動の始めはディッキー・ベッツのバンドのギター、その後オールマン・ブラザーズ・バンドの再々始動でオールマンに参加、活動停止まで正式メンバーとしてデレク・トラックスと共にオールマン・ブラザーズ・バンドの看板ギタリストとして大活躍、その間に自身のバンド「ガヴァメント・ミュール」で精力的に活動。合わせてソロ活動もこなす。素晴らしいアルバムを次から次にリリースしています。日本のメディアはもっと彼を取り上げるべきです。彼の音楽を知れば必ず人生の音楽的な部分が充実することと思います。とにかくカッコいいんです。

今回聴いていただいたのはほんの一部です。これぞROCK…そんなのが「ウォーレン・ヘインズ」なのです。近所にこんなおじさんがいたら楽しいでしょうね。最高です。ロックを知り尽くしていますよ。無理ですが一度セッションしていただければ…なんて思います。しばらく前から個人的にはハードなブルース・ロックをかましたいと願っていますが…難しいですね。次回はASIAの「時へのロマン」からのセレクトです。お楽しみに。

今回オンエア
FIRING LINE(All Man Brothers Band)
BAD MAN WALKING(Gov't Mule)
LOLA LEAVE YOUR LIGHT ON(Gov't Mule)
RAILROAD BOY(Gov't Mule)
ANY OPEN WINDOW(Gov't Mule)
MAN IN MOTION (Warren Haynes)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?