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ブルートレインに乗ろう!


子供の頃ブルートレインに憧れいつか乗ってみたいと思っていたけど、大人になり車を自ら運転したり新幹線や飛行機での移動が多くなり、いつの間にかブルートレインに乗ってみたいという思いを忘れてしまった人も結構いるはず。

そもそも現在寝台列車がほぼ壊滅状態で且つ特に鉄道ファンではないから、ブルートレインに強い思い入れが無いという人も多いのでは?

私自身もそうですし勿論乗り鉄や撮り鉄等ではないので「今はもうブルートレイン無くなったんだね」くらいにしか思っていませんでした。

正式にブルートレインという呼称なのか分かりませんが、寝台列車であれば現在定期運行しているは、2023年度内に廃止との噂のサンライズ瀬戸・出雲だけです。
これら車体の外装が青ではないのでやはりブルートレインとは呼びづらいですね。

単なる寝台列車ではなくブルートレインと言えば思い付くのは、「プルマン式」と呼ばれる通常列車のように真ん中に通路があり、4人掛けボックスシートを変形させてベットにするタイプではないでしょうか?

この方式の寝台列車がまだタイで現役で稼働しているのです。
もう10年以上も昔の話ですが、タイのバンコクからラオスのビエンチャンへ飛行機で行こうと計画をたてていたところ、友人から寝台列車を勧められ寝台列車って乗ったこと無いから乗ってみようかな、くらいの感じで乗ってみました。

当時はネット予約など無く前日にファランポーン駅へ行き、駅構内の発券所で券売所で発行してもらいました。
確か帰りの便は発行してもらえなかったのでラオス行きの場合は、通常ノーンカイ駅で降りるのでそこで降りて直ぐに数日後の帰りの予約をしました。

実は車両自体は日本のブルートレインのお下がりを使っていた時代もあったのです。
現在は中国産の新しい車両を使用しているのですが、時間帯によっては古いその日本産と思われる車両を使用する事もあるようです。
見分け方はまず古い車体である事と、どうやら新潟鉄工所で製造された銘板が外側に貼られているそうです。

個人的には新しい車両の方が各部屋でスマホの充電が出来るのでそちらが快適だと思っています。


今では予約はネットからも簡単に出来ますがタイ語と英語の2択です。
でもネットで親切に教えてくれてる人もいるので、英語が分からない方はそちらを参照してください。

ファランポーン発チェンマイ行きは18時発の便がありますが恐らく17時59分に発車します。
これはタイでは8時と18時に国家が流れ立ち止まらなければなりません。
止まらないと不敬罪になってしまうため少し早めに出るのだと思います。
始発駅なので途中の駅とは違い遅れて出発は無いはずです。

タイの遠距離鉄道は国鉄が運営していてかつての日本の国鉄のように赤字らしいのですが、タイの寝台列車が運行出来ているのは国営であり民営化されていないからでしょうね。

中国の寝台列車も乗ってみた事があるのですが、これはプルマン式ではなく片側通路式と呼ばれる型式でした。

中国の寝台列車



もしバンコクのファランポーン駅から電車に乗るようであれば、待ち時間にホームを散策してみる事をお勧めします。

このホームの屋根に使われている柱がナント日本の八幡製鉄所製の廃レールが再利用されているのです。
一本ずつよく見なければならないのですが "RSR YAWATA 1936" と刻印された物があるはずです。

タイの国鉄は隣りのホームへ移りたい場合には日本のように歩道橋や地下道を使う必要がなく、そのまま線路を歩いて横切る事が可能です。
そもそも歩道橋や地下道などありません。

ホームの高さは日本では電車の床と同じ高さに合わせてありますが、海外では必ずしも電車の床と同じ高さとは限りません。


バンコクの街中を走っている高架電車BTSと地下鉄MRTは線路を横切る事は不可となっております。

ファランポーン駅も老朽化が進み既に廃駅が決定しています。
というかもう既に廃駅でお別れ会みたいな式が開催されたはずが、何故かまだ駅として機能しております。
気になる方はお早目に。


#ブルートレイン
#寝台列車
#新潟鉄工所
#八幡製鉄所


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