子供の視力

文部科学省は2019年12月20日、2019年度(令和元年度)学校保健統計調査(速報値)の結果概要を公表した。裸眼視力が1.0未満の割合は、小学生が34.57%、中学生が57.47%、高校生が67.64%と、いずれも過去最多となった。

 学校保健統計調査は、学校における幼児・児童・生徒の発育や健康の状態を明らかにすることを目的に1948年から毎年実施している。調査対象は、国公私立の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校の満5歳から17歳までの一部(抽出調査)。2019年4月1日から6月30日、学校保健安全法により実施される健康診断の結果に基づき調査した。

 裸眼視力1.0未満の者は増加傾向にあり、小学校34.57%、中学校57.47%、高校67.64%と、いずれも過去最多を記録した。幼稚園は26.06%と微減したものの、前年度の26.68%と同様の高い割合となっている。裸眼視力0.3%未満の割合は、幼稚園0.60%、小学校9.38%、中学校27.07%、高校38.98%で、小学校では過去最多となった。

 また、メガネやコンタクトレンズを使用していない視力非矯正者のうち、裸眼視力0.7未満の者の割合は、幼稚園6.50%、小学校14.36%、中学校19.58%、高校17.22%だった。

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