あれから1年
2023年1月8日
大切な友達が雪崩で行方不明になってしまった
あれから1年
山を見るたびに彼を思い出す
雪を見るたびに彼を思い出す
自然は魅力的だ
人の心を癒してくれる
しかし、時に残酷だ
死は突然にやってくる
頭ではわかっているのだけれども、
明日死ぬかもしれない
そんなこと誰も考えない
大切な人が明日いなくなるなんて
誰も思わない
彼はまだ見つからないけど、
もうこの世にはいないのだろう
人の寿命は長くても100年ほど
長いような短いような
死んでしまったらそれで終わりなのか
仏教では、
無我と教えられる
私(我)というものは無いんだと
そして、無量寿を生きていると教えられる
量ることのできない寿(いのち)
彼はこの世にはもういないかもしれないけれど、
私の心の中に生きている
彼の声、姿、思い
それを受け取り私は生きている
彼は土にかえってしまったかもしれないけれど
山と一つになって山、動物、植物の栄養となっているのだろう
そうやっていのちはめぐりめぐる
途切れることなく
いのちは全て繋がっている
だから、無量寿といい、無我と説かれる
決して忘れることのない1月8日
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