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心理学検定キーワード第4章【社会・感情・性格】4.7(援助とサポート)★★
目の前で突然
自転車に乗ってるおばさんが、目の前でこけて倒れるのを見ました。
ちょうど私も自転車に乗ってる時で、車通りの少ない場所だったので
直ぐに自転車を止めてこけた自転車と、おばさんの救護に。
特に大きなけがもなく、外傷はほとんどない感じでしたが
こけた衝撃で何が起きるかわからないので
体調わるくなったらすぐに病院にいくように伝えてその場を去りました。
その際にすぐに駆け付けたのが
私と、金髪の兄ちゃんと、同じく自転車に乗っていた若い兄ちゃんでした
それ以外の人は見て見ぬふり。
そんなもんです、世の中はw
私が偉いとか全くそんなことは無くて
逆にその場にいる人全員が助けに来たら
むしろ鬱陶しいだけですからねw
逆に、誰かが助けてくれるから私は関わらんでいーかって思うのも
危険ではありますね。
本日は、援助とサポートという事で
人に対する支えとなる行為や、他者から受ける援助などについてまとめていきたいと思います。
→援助行動について
困難な状況にある人に対して、私たちは援助の手を差し伸べようとします。
他者に利益をもたらす行動を総称して
向社会的行動といい
また、向社会的行動は
・援助行動:外的報酬や見返りを期待しない自発的行動
があり、さらに
・愛他行動:外的報酬や内的報酬を期待せず、他者の為に自ら犠牲に上になされる行動
があります。
このような援助行動については
社会心理学で研究の端緒となった事件があります。
キティ・ジェノヴィーズ殺人事件です。
1964年3月13日にアメリカ合衆国ニューヨーク州クイーンズ郡キュー・ガーデン地区で発生した殺人事件である。この地区に住むキティ (Kitty) ことキャスリーン・ジェノヴィーズ (Catherine Genovese) が、帰宅途中にキューガーデン駅の近くで暴漢ウィンストン・モーズリー (Winston Moseley) に殺害された事件であり、ニューヨーク・タイムズは「ジェノヴィーズは大声で助けを求めたが、近所の住人は誰ひとり警察に通報しなかった」と報じた。
当時、そこに住む38人の隣人はこの事件に気付いていたにも関わらず、警察への通報が遅れたということで
ラタネ(Latane,B.)とダーリー(Darley,J.M.)は原因を明らかにするべく多くの研究を行い
傍観者効果という現象を発見しました
これは、援助が必要とされる状況で、自分以外の他者が存在することを知ることによって、その状況への介入が抑えられる現象の事をいいます。
その発生原因は
・責任の分散:他の人がいるから、援助しなくてもそこまで責められることはないと認知すること。
・多数の無知:それぞれの人は緊急と思っていても、他者の判断はわからないので、結局緊急じゃないかもと結論付けてしまう。
・聴衆抑制:介入が不適切だったことを聴衆に知られるのが困るのでその判断を抑制する。
です。
→ソーシャルサポートについて
日常の人間関係で他者から援助を受けることが心身の健康とどのように関連するかを検討する
ソーシャルサポート研究というものがあります。
ソーシャルサポートは下の図を参考にしてください。
メンタルヘルスマネジメント検定には必ず出る項目でもあります
![](https://assets.st-note.com/img/1639531089023-5XH8ARLeG0.png?width=1200)
各項目と説明、そして、具体的な行動が結び付けられるようにしておくといいでしょう。
このようなソーシャルサポートは
ストレッサー(ストレスの原因)を和らげる
ストレス緩衝効果があります。
この一方で、援助が受け手に対して悪い影響をもたらすことがあります。
ナドラー(Nadler,A.)とフィッシャー(Fisher.J.D.)の自尊心モデルでは
援助(サポート)を受ける側に、自身の問題解決能力の低さを意識させると、援助者(サポートする側)に対し否定的な感情を抱く場合がある
手伝ったのに、逆ギレされるみたいなw
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・他者に利益をもたらす行動を向社会的行動という
・向社会的行動には援助行動と愛他行動がある
・援助行動の研究のきっかけはキティ・ジェノヴェーズ殺人事件
・ラタネとダーリーが研究で傍観者効果を発見した
・傍観者効果の原因は、責任の分散、多数の無知、聴衆抑制
・ソーシャルサポートは道具的、情緒的、情報的、評価的
・ナドラーとフィッシャーの自尊心脅威モデル
以上。本日は援助とサポートについてでした
次回は協同と競争について
それではまた次回。
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