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私と高垣楓

はじめに

 本文は私とデレマスにおける私の担当である高垣楓について記したものである。
 2021年11月28日をもってアイドルマスターシンデレラガールズが10周年という節目を迎える。だからこそ、今までの私と楓さんの遍歴を綴っておきたい。

私と楓さんの始まり

「このステッキ、とても素敵」
 テレビを見ていた私は、ふとコマーシャルで彼女と出会った。
 2013年1月。モバマスが1周年を迎えて少し経った頃だ。
 当時の私は初のスマートフォンを手にしたばかりで「この新しいデバイスで未知の経験をしたい」と思っていた。
 彼女との出会いと私の感情が重なり、モバマスからソーシャルゲームの世界に入っていくこととなった。
 始めた当初は金銭的余裕の少ない学生であり、理性も自制も十分に働いていとことから「課金したら負け」というスタンスで無課金を貫いていたことを覚えている。脱無課金して無理のない課金勢になったのは学生の内であったが……。
 ソーシャルゲームを始めたあの日から今日まで、モバマス以外にもいくつかのソーシャルゲームに触れてきた。中には当然、手離したものもある。しかし、モバマスは未だに細々と続けている。
 その結果ずっと雲の上だと思っていたS3ランクを超え現在はS4ランク。レベルも300近くまで上がった。これが9年の重みである。上限解放でまだまだ高い上があるのだけどね。

なぜ高垣楓なのか

 彼女は私をこの世界に連れてきてくれた唯一である。それはモバマスを始めてから今までで好きになったアイドル、これから担当に加わっていくかもしれないアイドルでは成しえないこと。第一歩を踏み出させたアイドルは楓さんしかいないのである。故に今後どれだけ好きなアイドルや担当が増えようと「一人メインを選ぶとしたら?」と問われれば楓さんと言う他ない。彼女が特別な担当であることは不変だ。
 では彼女のどこに惹かれたのか。コマーシャルで見えた初期R特訓後のミステリアスな雰囲気とチャーミング微笑み。透明感があって体に染み入るヒーリング効果があっても可笑しくない声。まぁこの二つが大きいだろう。
 コマーシャル見たときの印象として、楓さんは普通に10代の少女だろうと思ってたけど、実際は25歳の大人の女性だと判明して驚いたことを覚えている。初期R特訓後の年齢不詳感が半端ではない。他のイラストは大人の女性感が強いものばかりだけれども。
 そんな彼女、話すとダジャレを口にしたり、発言がふわふわしてたり、お酒が好きだったりとギャップがすごい。そこが彼女を余計にミステリアスにしているような印象がある。
 楓さんの声、とても好きだ。楓さんを知る前から好きだったまである。
 ところで、楓さんの声は初期と今では大分違うと思っている。新緑の淑女までは透明感が前面に出ている少女のような声だったけれど、次の甘美なる姫君から徐々に大人の深みが増してきた印象がある。この二つではボイスの追加時期が2013年3月と2014年1月という違いがある。この間にCDアルバムcool jewelries! 001が発売されており、ドラマパートで世紀末歌姫という言葉が誕生している。このあたりから他のアイドルとの絡みにおけるお茶目お姉さんキャラが確立してきたのかもしれない。

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初期R

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 楓さんのカードの中で現在唯一のR。おそらくこれからも唯一のRだろう。
 私が初めて見た楓さんで、初めてお迎えした楓さんである。当時は始めたばかりでスタドリ、エナドリの価値もよく分からずフリトレでお迎えしてしまっていたし、MM特訓という概念を知らなくて非MM特訓してしまったことを覚えている。無論、MM特訓を知った後は再度お迎えして育成しなおしたが。
 特訓後のイラストは今までのイラストの中で一番年齢感が分からなくて、そういう意味では一番ミステリアスだと思っている。初見では本当に十代の少女だと思ってた。シルクハットとカードとステッキというマジシャンのようなアイテムもミステリアス感を醸し出す一因ではないだろうか。黄緑の羽根が各所に飾られており、シンデレラウィングの片鱗が伺える。 

CDデビュー

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 楓さんのカードの中で唯一ボイスが実装されていない一枚。ソロCDシリーズであるCINDERELLA MASTER 004の購入特典である。現在ではCDに付いてくるシリアルコードが有効期限切れなのでCDからお迎えすることは不可能で、フリトレでの出品を期待する他ない。因みに私がモバマス始めたときにはもう期限切れてたので、私はフリトレでお迎えした。
 特訓前はCDジャケットと同じイラストで、特訓後はしっかりした着物姿である。この着物姿は花束とマイクを持っていることもあり、アイドルコメントにもあるようにどこかの歌唱祭で賞をもらったような印象を受ける。特訓前の衣装でデビューして、賞をとって特訓後の衣装で歌唱するようなストーリーを勝手に妄想してしまう一枚である。
 本カードが特典となっていたCDにはソロ曲こいかぜの他に「目指せ!シンデレラNO.1! -高垣楓編-」が収録されている。初期の楓さんの一人語りラジオで是非聞いてもらいたい。

ワンダフルマジック

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 デレマス1stライブのライブタイトルを冠し、1stライブと同じ衣装を纏ったSR。楓さんの他にも1stライブに出演したアイドルたち複数名で同様のSRがある。現状、楓さんが唯一フル参加したライブでとてもメモリアルなSRとなっている。
 実装されたときは神々しくて非常にテンションを上げていたのを覚えている(当時リアルタイムでお迎えできてはいない)。
 特訓前は雄大な自然の中での楓さん。アイドルとして自身の殻を破って新たな世界へ踏み出していく楓さんは草原と青空という開けた場所との親和性が高く、この世に天降りた女神と見間違えても仕方ないだろう。また、このシチュエーションは新緑の淑女を連想させる。
 特訓後はステッキとシルクハットが初期Rを連想させ、デビューから成長して大舞台に立つまで至ったんだなと感慨深くなる。エピソードボイスでもその記憶が補完できる素晴らしい。また、台詞にもステッキが素敵である旨を離しており、私は感謝感激である。
 因みに私は1stライブに参加できていない。後に販売された円盤で楓さんのパフォーマンスは堪能した。その後のライブでも現地で楓さんのパフォーマンスを見れたことはない……(そもそも1st以降は4th最終日のゲストのみ……)

シンデレラガール

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 6代目シンデレラガールという栄冠を手にして新たに恒常に追加された楓さん。恒常の楓さんは初期R、神秘の女神に次ぐ3人目である。
 特技がシンデレラウィングというのは自分の殻を破ってアイドル界という大空へ羽ばたいてくイメージと重なる。初期Rの衣装であるライムグリーンフェザーや新緑の淑女からの流れを感じた。
 特訓前では楓さんの故郷である和歌山県にある熊野古道大門坂の中で佇んでる。雄大な自然の中にいる楓さんというのはそれだけで神秘的で素晴らしい。いつか行ってみたい。
 特訓後は時計塔にある巨大な長針に座っている楓さん。眼下には夜景が広がっており、時計の針は12時過ぎを示している。シンデレラの時間が終わった後である。魔法が解ける時間であっても衣装を身に纏っており、輝く羽根が舞っている。魔法がなくても自分の翼で羽ばたき、輝いていくイメージは正にシンデレラウィング。まぁ、魔法は我々Pがかけていかなければならないのだけど。

アニバーサリープリンセス

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 シンデレラガールに選ばれたということはアニバーサリーイベントのアイドルプロデュースで上位報酬になるということ。今現在、楓さんの唯一のイベント報酬はこのアニバアイプロだけである。これからもイベント報酬となることはないと思う……ガチャ産のアイドル……。
 担当が上位報酬のイベントを走るという経験は誰もがしてみたいことだろうが、その最初で最後かもしれないステージがアニバアイプロ。ボーダーが高い壁となって立ちはだかり厳しい戦いになることは必定だ。
 楓さんがシンデレラガールになったときからこのイベントが来ることは分かっていたことで、十分な準備期間が設けられているのだが、当初の私は走る気はなかった。無課金では無理があるのは見えていたし、じゃあ課金して走るかというとそんな資金はなかったから。しかし、楓さんの上位イベントという祭りを謳歌するために、スタ走りでそれなりに頑張った。7000位を目指してパーチケワンチャンお迎えを狙っていた。最終ラウンド直前までは。最終ラウンド開始直前の順位は、大量に確保したマイスタと無課金ながら揃えたパワー持ちと十分な時間を持ってイベントに参加していたためか、2000位~3000位間だった。瞬間ある閃きが脳裏をよぎる。これは頑張れば2000位行けるのでは? と。その後、編成とかポイント効率とかボーダーとか資金とかいろいろ検討した結果、デレステで天井まで課金するよりかは安いという予測を持って、最終ラウンドから本格的に走ることとなった。といっても既に2000位ボーダー近くにいるし、それなりにパワー持ちも揃っていたため、やったことはひたすらアイプロ用のアイテムを購入して消費するだけであったが。余裕を持って走っていたけれど、担当のイベントで課金してお迎えをするとあってイベントが終了するまで気が気ではなかった。で、肝心のイベント結果は以下のとおり。

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 2000位オーバーランである。事前準備とボーダー予測と余裕を持った結果無事成し遂げられた。幾らか課金することとなったが、1枚取りではあったが担当のアニバーサリーイベントを走れて良かった。エンドロールを迎えた気分になったのを覚えている。
 報酬のSRもね、エンディングで大団円を迎えたような特訓前と、エンディング後のエピローグの一幕のような特訓後が素晴らしい。本当にエンディングを迎えてしまった気分になる。
 因みに過去の私が残した日記によると以下の特訓後の衣装ではにかんだ笑顔が推しだったらしい。6年という月日を通して積み重ねてきた信頼を感じたようだ。

アニバアイプロ6th以降の今現在

 それは長い長いエピローグのような日々。
 走りたいイベントは頑張って他はそこそこ、無理に課金せずゆらゆらとモバマス生活している。最低限自分に課した目標は楓さんのアルバムをしっかり埋めること、それだけ。
 年を重ねたし他にやりたいこともあるし、気張りすぎてストレス溜めても仕方ないのでね。これに関していえば心身に負荷がかからないようにソシャゲ整理をしたりした。
 そして10周年の今日。

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 新しい楓さんがやってきた。大変めでたい節目に。
 メモリアルなパーティということで6thアニバーサリーを思い起こした一枚である。
 10周年を祝う盛大なパーティを抜け出して楓さんを独り占めしてしまっている状況は贅沢が過ぎる。奇跡と軌跡……。
 ヘアメイクが素晴らしすぎて、とても私の心に突き刺さってる。特訓後はどのようなシチュエーション、どのような装いとなるのかとても気になる。
 この楓さん、配布SRなのよ。ガチャでもイベントでもなくログインするだけでお迎えできる。ログインするだけで会える。非常にお手軽だ。
 これを機に楓さんの魅力に気づく人、モバマスに触れる人が一人でも多く出てくると嬉しいね。

終わりに

 モバマス10周年記念に私と楓さんの記録を綴った。
 と言っても、ドラマCDの楓さんやアニメの楓さん、デレステの楓さん、After20の楓さんなど、楓さんはまだいくつもの一面を持っていて、それについては触れていない。こいかぜもBlessingも他の楽曲もまだだ。
 更には、楓さんの他にも魅力的だと感じたアイドルとの思い出もある(ゲーム開始当初に出会い眼鏡の良さを布教してくれた上条春奈とか、担当に加わってSRまだかなと待っていたらフェスで恋愛シンドロームとしてやってきた佐久間まゆとか、Nの特訓前後で友人と良さみを共有した木場真奈美とか、2ndライブのお陰でミラクルテレパシーが大好きになった堀裕子とか、コールミーメイビーで心惹かれた長富蓮実とか他にもちらほら)。……それらは収拾がつかなくなるので止めておく。
 10周年経ってもモバマスは未だなんとか健在だしモバマス以外の様々な媒体でも広がりを見せていく。
 アイドルマスタースターリットシーズンのDLCで楓さんの登場が決定したし。いや、コンシューマー媒体で楓さんと触れ合えるの滅茶苦茶楽しみだ。
 そんなこんなで、楓さんとの後日談なプロデュースはまだまだ続いていく。
 何処までも行きましょう、自由な翼で。

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